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1975-07-04 第75回国会 参議院 外務委員会 第18号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和五十年七月四日(金曜日)    午後六時四十三分開会     —————————————   出席者は左のとおり。     委員長         二木 謙吾君     理 事                 稲嶺 一郎君                 寺本 広作君                 秦野  章君                 戸叶  武君     委 員                 伊藤 五郎君                 糸山英太郎君                 大鷹 淑子君                 増原 恵吉君                 亘  四郎君                 田中寿美子君                 田  英夫君                 塩出 啓典君                 田渕 哲也君   国務大臣       外 務 大 臣   宮澤 喜一君   政府委員       外務省欧亜局長   橘  正忠君       外務省経済協力       局長        鹿取 泰衛君       外務省条約局外       務参事官      伊達 宗起君       外務省国際連合       局長        鈴木 文彦君       厚生大臣官房長   石野 清治君       厚生省児童家庭       局長        上村  一君   事務局側       常任委員会専門       員         服部比左治君     —————————————   本日の会議に付した案件 ○社会保障最低基準に関する条約(第百二号)  の締結について承認を求めるの件(内閣提出、  衆議院送付) ○国際情勢等に関する調査婦人関係ILO条約  の批准促進に関する決議の件) ○海上航行船舶所有者責任制限に関する国  際条約締結について承認を求めるの件(内閣  提出衆議院送付) ○油による汚染損害についての民事責任に関する  国際条約締結について承認を求めるの件(内  閣提出衆議院送付) ○油による汚染損害補償のための国際基金の設  立に関する国際条約(千九百六十九年の油によ  る汚染損害についての民事責任に関する国際条  約の補足)の締結について承認を求めるの件  (内閣提出衆議院送付) ○漁業操業に関する日本国政府ソヴィエト社会  主義共和国連邦政府との間の協定締結につい  て承認を求めるの件(内閣提出衆議院送付) ○対外経済協力計画国会承認等に関する法律案  (田英夫君外一名発議) ○日中平和友好条約締結促進に関する請願(第  三〇八号) ○継続調査要求に関する件 ○委員派遣承認要求に関する件     —————————————
  2. 二木謙吾

    委員長二木謙吾君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  社会保障最低基準に関する条約(第百二号)の締結について承認を求めるの件(衆議院送付)を議題といたします。  本件につきましては、すでに質疑を終局しておりますので、これより討論に入ります。御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べを願います。——別に御発言もないようですから、これより直ちに採決に入ります。  社会保障最低基準に関する条約(第百二号)の締結について承認を求めるの件を問題に供します。本件賛成の方の挙手を願います。   〔賛成者挙手
  3. 二木謙吾

    委員長二木謙吾君) 全会一致と認めます。よって、本件全会一致をもって承認すべきものと決定いたしました。  なお、審査報告書作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  4. 二木謙吾

    委員長二木謙吾君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
  5. 二木謙吾

    委員長二木謙吾君) 国際情勢等に関する調査議題といたします。  田中君から発言を求められておりますので、これを許します。田中君。
  6. 田中寿美子

    田中寿美子君 私は、自由民主党、日本社会党、公明党、日本共産党、民社党、各派の共同提案に係る婦人関係ILO条約批准促進に関する決議案提出いたします。  案文を朗読いたします。     婦人関係ILO条約批准促進に関する決議(案)  一、国際婦人年の意義に照らして、政府は未批准婦人関係ILO条約をすみやかに批准するよう努力すべきである。  一、政府は、批准ずみ条約については、その趣旨添つて国内法律、制度の運用を一層改善するよう最大の努力をすべきである。  一、政府は、一〇二号条約に関し今回受諾しない部門、特に母性給付及び遺族給付については、本条約趣旨をふまえてその改善をはかり、もつて、可及的すみやかに条約第四条1の規定に基づく義務受諾の通告を行うよう努力すべきである。   右決議する。  以上でございます。  何とぞ御賛成くださいますようお願いいたします。
  7. 二木謙吾

    委員長二木謙吾君) ただいまの田中提出決議案賛成の方の挙手を願います。   〔賛成者挙手
  8. 二木謙吾

    委員長二木謙吾君) 全会一致と認めます。よって、本決議案全会一致をもって本委員会決議とすることに決定いたしました。  ただいまの決議に対し、宮澤外務大臣から発言を求められておりますので、これを許します。宮澤外務大臣
  9. 宮澤喜一

    国務大臣宮澤喜一君) ただいま採択されました御決議に関し、政府といたしましても婦人関係ILO条約の履行に必要な国内法の整備を行った上これを批准することは、国内における勤労婦人地位向上につながるのみならず、労働問題の分野におけるわが国の国際信用を高めることにもなり、きわめて有意義と考えておりますので、今後とも十分検討してまいりたいと考えます。  また、このような観点から、先ほど御採決いただきましたILO第百二号条約につきましても、今回義務を受諾しない部分につき、今後とも引き続き関係各省間で緊密な連絡を保ちつつ、政府として最善の努力をいたす所存であります。  なお、批准済み条約について国内法運用を改善すべしとの点につきましては、政府部内において十分に検討してまいりたいと考えております。     —————————————
  10. 二木謙吾

    委員長二木謙吾君) 海上航行船舶所有者責任制限に関する国際条約締結について承認を求めるの件  油による汚染損害についての民事責任に関する国際条約締結について承認を求めるの件  油による汚染損害補償のための国際基金設立に関する国際条約(千九百六十九年の油にまる汚染損害についての民事責任に関する国際条約補足)の締結について承認を求めるの件  漁業操業に関する日本国政府ソヴィエト社会主義共和国連邦政府との間の協定締結について承認を求めるの件(いずれも衆議院送付)  以上四件を便宜上一括して議題といたします。  四件について、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  11. 二木謙吾

    委員長二木謙吾君) 御異議ないと認めます。  それでは、これより討論に入ります。御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べを願います。——別に御発言もないようですから、これより直ちに採決に入ります。  まず、海上航行船舶所有者責任制限に関する国際条約締結について承認を求めるの件を問題に供します。本件賛成の方の挙手を願います。   〔賛成者挙手
  12. 二木謙吾

    委員長二木謙吾君) 全会一致と認めます。よって、本件全会一致をもって承認すべきものと決定いたしました。  次に、油による汚染損害についての民事責任に関する国際条約締結について承認を求めるの件及び油による汚染損害補償のための国際基金設立に関する国際条約(千九百六十九年の油による汚染損害についての民事責任に関する国際条約補足)の締結について承認を求めるの件を一括して議題に供します。両件に賛成の方の挙手を願います。   〔賛成者挙手
  13. 二木謙吾

    委員長二木謙吾君) 全会一致と認めます。よって、両件は全会一致をもって承認すべきものと決定いたしました。  次に、漁業操業に関する日本政府ソヴィエト社会主義共和国連邦政府との間の協定締結について承認を求めるの件を問題に供します。本件賛成の方の挙手を願います。   〔賛成者挙手
  14. 二木謙吾

    委員長二木謙吾君) 全会一致と認めます。よって、本件全会一致をもって承認すべきものと決定いたしました。  なお、四件の審査報告書作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  15. 二木謙吾

    委員長二木謙吾君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
  16. 二木謙吾

    委員長二木謙吾君) 対外経済協力計画国会承認等に関する法律案議題といたします。  本件についての質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  17. 二木謙吾

    委員長二木謙吾君) 御異議ないと認めます。  それでは、これより討論に入ります。御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べを願います。——別に御発言もないようですから、これより対外経済協力計画国会承認等に関する法律案について採決に入ります。本案賛成の方の挙手を願います。   〔賛成者挙手
  18. 二木謙吾

    委員長二木謙吾君) 少数と認めます。よって、本案賛成少数により否決すべきものと決定いたしました。  なお、審査報告書作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  19. 二木謙吾

    委員長二木謙吾君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
  20. 二木謙吾

    委員長二木謙吾君) 請願審査を行います。  第三〇八号、日中平和条約締結促進に関する請願議題といたします。まず、専門員から説明を聴取いたします。服部専門員
  21. 服部比左治

    専門員服部比左治君) 今国会中、外務委員会に付託されました請願は、お手元の表のとおり一件でございまして、その内容は、すでに日中共同声明に約束された貿易、海運、航空等協定締結され、両国間の関係は一層発展し、人的往来も拡大しているので、共同声明にのっとり、日中平和友好条約を早急に締結されたいというものであります。  以上でございます。
  22. 二木謙吾

    委員長二木謙吾君) 速記をとめて。   〔速記中止
  23. 二木謙吾

    委員長二木謙吾君) 速記を始めて。  本請願は議院の会議に付することを要するものにして、内閣に送付することを要するものと決定することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  24. 二木謙吾

    委員長二木謙吾君) 異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、審査報告書作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  25. 二木謙吾

    委員長二木謙吾君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
  26. 二木謙吾

    委員長二木謙吾君) 継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  国際情勢等に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を続行することとし、本件継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  27. 二木謙吾

    委員長二木謙吾君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  28. 二木謙吾

    委員長二木謙吾君) 異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
  29. 二木謙吾

    委員長二木謙吾君) 委員派遣承認要求に関する件につきましてお諮りいたします。  閉会中の委員派遣につきましては、その取り扱いを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  30. 二木謙吾

    委員長二木謙吾君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後六時五十七分散会