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安宅委員 これは
予算のことも皆あるのですけれ
ども、あなたの方で言うペーパープランであってはだめなんですね。地方自治体、それでなくても、あっぷあっぷしているんですからね。国で総合的にやらなければどうにも
なりませんよ。そういうことにしておきます。時間がありませんから。
それで具体的に二、三問ずっと続けて建設省にお伺いいたしますが、
原形復旧と
改良復旧のことについて、基本的な問題で論争しようとは、きょうは思いませんが、真室川の
提防ですね。これは非常におかしいですよ。私
どもは素人考えですが、あそこを特殊提でやってみたらどうかという気分もあるのです、みんなそういうことを町の人言いますから。ただ特殊提だと地震に弱いとかなんか建設省言っておるようですけれ
ども、どうですか、これがあたりまえだ、これは異常だという、あなたの方の常識で言う、それを乗り越えたのでしょう、このたび。旧
提防が少しあったから、あれで何とか助かったみたいなもので、逆にそのために
災害が大きくなったという点もありますが、とにかくいろんな作用をしていますね、あの
提防は。そうしたならば、あの
提防を特殊提にして、ぐっと
——たとえば河口地帯でなくとも
山形県の古口の周辺なんかは特殊提でやっていますね。ああいうことの方が有利なのではないかという私は考えを持っている。この点。
それからもう一つ。いろいろ住民に対するところの
対策なんかは
田澤君からいろいろ盛んに出ておりましたから、私、四十分で基本的な問題から皆やろうと思ってきたんで時間がなくなってしまいましたが、
災害復興住宅
資金の問題だとか、いろいろ基準なんかいっぱいあるのですよ。こんなごちゃごちゃした問題やら、本当に何をやっておるのかと思うほど、つきたいことはたくさんあるのですが、建設省にだけ聞くとすれば、それから第二番目は、新橋という橋ありますね。あの橋は緊急にどういう
措置をとるつもりなのか。
私
どもは要求としては、あそこは安楽城
地区から来るそういう人々やたくさんの通勤者なんかも含めて交流の多いところですから、少なくともバスが通れるような仮橋を大至急つくってもらいたいというのが地元の要望なんですが、そういうことが可能なのかどうか。大至急といったら、
査定が終わってからなんてやっていたらかなわない。これが二番目。
三番目は、これも
査定が終わってからというのでは間に合わないことは水ですね。あそこ、ほとんど簡易水道、全部やられています、厚生省。水源地があそこの川の中で取っておったり、いろいろな条件がありますが、その取り方の問題もあるでしょうが、とにかく緊急に、いま子供さん夏休みだからいいけれ
ども、夏休みが終わったら全部学校に出ますし、水のない学校、たくさんの学校がありますけれ
ども、全部そういうようになる。これは大変なことだ。これは防疫の
関係からいっても大変なことだと思うのです。変な病気なんか出たら大変だと思います。そういう意味で早急に、これは
査定もへったくれもない、直ちにやらなければならない問題ではないかと私は思っておりますが、これは厚生省からで結構です。
それから
災害の防止に関する法律ですか、その地崩れのところで急傾斜
指定基準というのがありますね。これは世帯が二十戸以上、二十世帯以上でなければ適用しないとかいろいろあるんですが、こういうものは小又だったら小又という部落を例にとれば適用しない。これはおかしいじゃないかとみんな言っておりますので、こういう点はひとつあなたの方でもう少し
検討してもらえないだろうか。こういうことを適用するようにしてもらいたい、こういうのが私の要求です。そういうことがあなたの方で具体的に
答弁できるのだろうか。
それからもう一つは、先ほ
ども田澤さんから出ましたけれ
ども、
農地が全部河原になってしまった。これは大変なことですね。そしてそれしか生産手段を持っていないところですからね。こういうところに、
農林省にお伺いいたしますが、これも
査定なんてやっていたら結局来年の植えつけに間に合わないというように私は分析しているのです。そういう意味で、最大の努力をしますと、さっき言っていましたが、そうではない。これは直ちに
復旧できる方策というものは法制上あるかどうかは別ですよ。あなたの方でそれをやるのが任務だと私は思いますが、こういうことをきちっとやってもらわなければ、とにかくこの人
たちは先ほど言ったように、亡くなった人はもちろん、いま何にもない。うちもない、田畑もない、何にもないのですから……。
こういう人々が、仮設住宅なんて言ったって、鶏が入るみたいなものをつくられたって、あなた、それも基準としては、
災害を受けた戸数の一割ぐらいしかいかないことになっているのじゃないでしょうか、基準としては。そういうことでは、おかしいのではないかということを含めて、そういうものを、基準もこのたびは上げるような一つの突破口として
対策を立てるのが本当ではないかというふうに私は思います。
時間が過ぎているようですから、大変しり切れトンボになったようですが、全部
答弁を願って、私の
質問を終わります。