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山岡政府委員 最初の御
質問は受け付けの経緯でございます。おっしゃいますように、二十八日に募集をいたしまして、当日の発表では、三時現在で八万戸を超えたので締め切るという発表をいたしたわけでございます。例年でございますけれ
ども、貸し付けを受けます窓口が
全国で八千五百余ございます。全部を一々集計するのになかなか時間がかかりますので、例年そのうちでも大きい
シェアを占めるところ、大体過半を占めるようなところを選んでおきまして、その中から概数の報告を受けてその日のおおむねの
状況を見るというシステムで大体のことをにらんでおります。今度の場合には一月、二月、三月の受け付けの後でございましたけれ
ども、相当皆さんの御
要望も強かったので、多数の方が来られるだろうという予想も大方ありました。そこで午後三時現在ということで公庫はまずとったわけでございますが、そのときの五一%ぐらいの
シェアを占めるところの報告が四万戸をちょっと超えたわけでございます。したがいまして、全体としてはどうも八万戸を超えることは確実であろう、そういうことで締め切ったということでございます。それで締め切りを決めましたのは、二十九日、翌日ではなくて、二十八日に締め切っておるわけでございます。ただ、それぞれのところでは、三時以後も受け付けを続行いたしております。したがいまして、その分を集計してみたところが、例年は大体過半の
シェアであったはずのものが、全体ではもっと
シェアが下がっていて、
地方の方でも意外と多く、全体として十三万戸の申し込みとなったというのが受け付けの経緯でございます。
それからそういうことに当たりまして、これはいつかも先生からも御
指摘がございましたけれ
ども、前回のときのようにやはり若干何かあるのではないかという御
指摘もいただきましたので、私
どもといたしましては、速報ということでどの程度プレハブ業者が中へ含まれているかということをやはりとっております。これは申込書の中に一般
住宅、それからプレハブ
住宅といいますか
工場生産
住宅の分類がございます。したがいまして、その丸がつけてあるものを至急積み上げてみろということで積み上げてみますと、これもまだ精査の最終でございませんけれ
ども、一六・数%というようなことでございます。
なお、調査をいたしましたのは、今回のように年度当初七万四千戸と予定をいたしておりますのに十三万戸を超える
戸数が来たということでございますので、金が将来非常に不足の見込みでございます。したがいまして、そういうようなものが何月にどれぐらい出るだろうということの見きわめをつけませんと資金の
計画が非常にむずかしいということでございまして、これは抜き取りでございますけれ
ども、そういうようなものの傾向調査を一回いたしております。それからさらに、先ほど先生のお話もございましたような点も踏まえまして、八千五百店もありますといろいろと不心得もありはしないかということで、相当徹底した調査を現在続行させております。そのうちでも特に申し込み件数の多いところ、それから申しみ件数といいますか最終報告と三時現在の報告とが少し差が開き過ぎているところというようなところにつきましては、公庫の職員を直接に派遣をして検査をいたしております。それ以外のところにつきましては相当詳しい調査表の回付等によりまして自治省を通じて調査しております。現在のところまだ調査中でございまして最終の報告は受けておりませんけれ
ども、中間でどの程度だというような話を私、聞いてみますと、十三万四千戸という受け付けをいたしましたけれ
ども、そのうちで集計がミスでしたといってむしろ減になったものが千八百ぐらいあるようでございます。それから、当日正式に受け付けばいたしましたけれ
ども、その後その押しました印鑑が実印ではなかったとか、ささいなミスによる
手続不備が一万戸ぐらいあるようでございます。それから、やはり先生がおっしゃいましたような、若干、三十日になって徹底しなくて受け付けをしたというものも千五、六百あるようでございます。したがいまして、そういうものにつきましてはさらに調査を続行いたしておりますが、それ以外のものにつきましてはこれからどんどん貸し付けを始めたいと
考えておる次第でございます。調査の結果はまだ最終報告を受けておりませんので、おおむねの中間の丸い
数字でその程度だろうということを報告する次第でございます。