○峯山
昭範君
総務長官ね、まあ
総務長官、当時は
総務長官じゃございませんでしたからという理屈は通らぬわけですよ、ほんま言うたら、これね。続いておるわけですからね、
総務長官切れるわけじゃない。人間的にはかわりましたけれ
ども中身は変わっちゃ困る。前の私たち
内閣委員会でこの問題のときには相当言いました。あの
臨時国会のときに二週間ありました。当然あのときに、前のなくなりました
人事院総裁は、夜を昼を徹してあの
勧告の内容をつくった、当然今度の
臨時国会で
審議されるであろう、法案として提出されるであろうと思って、私はもう一生懸命やりましたと。しかしながら、法案も出て来なかった、何にもなかったというのが実情なんです。ですから、こういうふなことがあっては困るから、やっぱり
総務長官として
公務員の
生活を守るという立場からいえば、実質上
勧告が出ているわけですから、それにあわせて
財源措置をし、そして
早期支給の具体的なことを
考えなくちゃいけないんじゃないか。これは当然、私はこの点についてはもう一度
あとで答弁をいただきたいと思います。
そこで、さらにいろいろとお伺いしたいことがあるんですけれ
ども、先ほどの
物価の問題も、これは
人事院ですね、先ほど
人事院はこういう答弁をされていましたですね。消費者
物価が上がったから直ちに、要するに
給与を
改善するということにはならない、こういうふうな
意味の答弁をされました。しかし、私は現在のいわゆる
給与の
勧告の内容等を調べてみますと、やっぱり消費者
物価というのは相当な影響があります。消費者
物価指数がこれだけ上がるということは、それに見合ったやっぱり給料の
上昇というものはなければいけないわけでしょう。そういう点から
考えてみますと、ことしの四月からすでに十一月までの
物価の
上昇というものは、それは
勧告のいわゆる五%という
時点から
考えてみますと、八%以上一〇%近くもう上がっているわけです。こういう点からいくというと、私は前の委員会のときにも言いましたけれ
ども、一回の
勧告じゃなくて、二回の
勧告というのもこういう時代には
考えるべきじゃないか、これは当然私は必要なことだと思うんです。私は、
民間の
給与というものも、いろんな
時点、いろんな
考え方があると思いますけれ
ども、当然そういう点は考慮していかなくちゃいけない問題だと私は思うんです。この点も
あとで御答弁いただきたいと思います。
それから、これは
給与の内容について、これは
総務長官並びに
人事院総裁にまとめて
質問をいたしておきますが、今回の
勧告の内容の中で
一つだけお伺いしておきたいんですが、これは
初任給の問題です。この問題については先般も同僚議員からも
質問ございましたけれ
ども、たとえば、各省の事務次官の給料が現在まで五十五万円でした。今回は、これは八万円引き上げになりまして六十三万円に上がったわけです。ところが、高校卒の
公務員の
初任給、いわゆる初級
公務員試験に合格したあの高校卒の
初任給の
上昇が一万円にならない。したがって、九千八百円の引き上げなんですね。確かに、先ほ
ども長官はちょっとパーセントの話をいたしましたが、このパーセントでわれわれ生きているわけじゃないんですよね、これ。パーセントというのでは
生活できないですわ、これでは。そういう点から
考えてみますと、片っ方は八万円上がる、片っ方は一万円しか上がらないというのじゃ、これは差があり過ぎる、実際問題としてですね。そういう点から
考えてみましても、これはぜひともこの格差というものは、これは是正をしてもらいたいと思うし、
初任給の是正というのは先ほ
ども問題になりましたけれ
ども、
人事院のほうで、この点相談をし、
検討をしてもらいたいというのが私の念願であります。
それから、住宅手当の問題も、非常にこれも納得できないですね、
人事院。住宅手当、これは今回の引き上げで初めて千円ですか、自宅から通っている人たちに対する手当が千円、そして住宅を新築または購入した
職員については、五年間は千五百円を加算した二千五百円、これは一体どういう根拠からこういう金額が出てきたのですか、これね。やっぱり、現在の住宅手当というものは
民間を調査されていますか、そして、どういうところからこういう金額が出てきたのか、これはほんとうに私たち住宅という問題は重要な問題でありますし、あまりにも少な過ぎるという感じがするわけです。こういう点についても、これからぜひとも
検討していただきたいと思います。
さらに、もう一点
質問をして私の
質問を終わりたいと思います。それは週休二日制の問題です。これは週休二日制という問題については、先般の委員会等でも五十年の十月を
一つのめどとするとかいう話が一ぺん出たことがございますのですけれ
ども、これは、一体週休二日制という問題についてはどういうふうにお
考えなのか、この点お伺いをしておきたいと思います。