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鈴木強君 関連して。
大臣ね、これはもう四年ぐらいあなたがいま言った同じことをこの
委員会で聞いているのですよ。しかも前回も必ず出すんだという
大臣の御
所信だったのですよ。会期がかなり過ぎましてもうだめじゃないかと言っても、いやまだ出すと、そういう姿勢であったのは事実なんですね。
そこで、おっしゃるように、確かに
内容的に見ると、いろいろと臨時
放送関係法制
調査会の
答申の線に沿って四十一年に一応まとまったんですが、意見がわかれた。したがってその後の
情勢の変化に伴って若干の修正すべき点もあると思うんですよ。ですから、そういう点を詰めて、それぞれの各界各方面において検討しているんだということを
大臣も四回ぐらい言っているんです。
一体、どういうふうにその
問題点を各界各方面に相談をしてやったのか。ここでは、非常にむずかしい問題ですから相談をしてさらに検討しますというお答えでずっときているわけですが、そんな繰り返しをしておったってらちはあかないですよ。ですから、もっと具体的に、この一年間に
一体どういう
問題点について相談しましたか、それを聞きたいんです。その裏づけがあれば、われわれも
努力したことがわかる。ただ
国会ではそういう
所信を述べられて、われわれの質問に対してお答えをしている。その後、何らの動きもしてないじゃないですか——何らの動きと言うと語弊があるかもしれませんが、そこらにやはり行政の姿勢が問題だと思うんです。
一番問題だった免許を与える場合の
委員会設置というのが臨時
放送関係法制
調査会のぼくらはポイントだと思っていましたがね。大体UHFのテレビ局の許可というのは大どころは済みましたね。ですから、われわれが一番必要だというときにつくらないでおいて、そうして
大臣の権限でどんどん免許を与えて、いまや新しい第三の
電波はあるでしょう、これからね。ありますけれど、必要がなくなったころに
法律改正をしたって意味がない。たとえば12チャンネルの免許の問題だってたいへんなことがあるんですよ、私はまたあらためて質問しますけれ
ども、あれの免許をやるいきさつというのは相当紆余曲折を経ていますよね。そういうことを平気であなた方やっちゃうんですよね。
ですから、もう少し
国会に対して発言したことについては責任をもって裏づけを実行してもらいたいんです。あなた方は
大臣がかわっておりますから、初めておっしゃるのはわかりますよ、が、聞くほうからすれば四回も五回も同じことを聞かされる、これでは納得できませんよ。だから、ほんとうにやる気があるならば、積極的に
委員会をつくって各方面の意見を聞いたらどうですか。その後、
社会党なんかに対しても何らの意見聴取もないですよ。私は、与党だけでなくて、各野党に対しても十分に意見を聞いてくださいということを何回も申し上げてきているんですが、そういうこともない。だから、おそらくあまりやってないと思うんですが、どうなんですか、実際にこの一年間に具体的にだれとどういうふうに相談したか。