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政府委員(
小松勇五郎君) いまの五十三品目でございますが、先ほど申し上げましたように、主要
企業ごとに全部個別にいたしておるわけでございまして、各
企業の
販売価格はほとんど全部違うわけでございます。それで、その違いを認めたままでいまより上げてはいけませんよということを言っておるわけでございますから。それで、品物によりまして
企業の数も違いますし、
販売価格も全部違う。それを上げませんと言ってうそついて上げますと、これはお客がございますから必ずわかるわけでございます。それで、各
企業納得づくで上げませんとまあ言ってるわけでございますから、もし上げてわかったら、それは社会的な制裁も受けるわけでございまして……。で、その五十三品目につきましては、ほとんどが大
企業製品でございますから、お客にとっても値段はわかると思います。
問題は、むしろ百貨店、小売り店などの生活
物資のほうだと思いますが、これも各百貨店、スーパーによりまして
販売価格がまちまちでございます。また、生活用品でございますから非常に数多くございまして、まあ百五十
幾つという大分類はしてございますけれ
ども、さらにこまかい
販売価格になりますと、何千という数になるわけでございます。ただしそのほうは、
国民生活に、マスに直結しておるわけでございますから、とりあえずは各スーパー、デパートごとに、わが店ではこれだけの品物について値段を凍結しておりますとか、値段を下げましたとかいうことを店頭掲示させることにいたしております。で、現にそれが続々行なわれておりますし、新聞広告などいたしておりますが、私
どももなるべく早い機会にそれを取りまとめまして、主婦の皆さまなどにわかりやすいような表をつくりたい。そして、それをもちろん発表もいたしますし、御関心の向きにはお配りできるような態勢を早くつくりたいというふうに考えております。
一つ補足をさせていただきますが、五十三品目につきましては、
通産大臣から各
企業に出しましたこの
価格引き上げ抑制の例の
協力の文書の末尾におきまして、なお、この
措置に関連いたしまして、本年三月十五日現在の
販売価格について報告されるようにということを依頼いたしております。実は私
ども、二月末とか一月末とかの三月十九日より以前の値段も大体つかんでおりますので、その三月十五日現在の値段を報告してくれという
意味は、その間に値上がりがあったかなかったかということもチェックするというつもりでおります。
で、先ほど申し上げましたように、全部違いますので、この平均
価格を出すのはあまり
意味がございませんし、それから、個別のを全部出すということがいかがでございましょうか、その……。