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1974-05-10 第72回国会 衆議院 文教委員会 第26号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和四十九年五月十日(金曜日)     午前十一時四十六分開議  出席委員    委員長 稻葉  修君    理事 坂田 道太君 理事 塩崎  潤君    理事 西岡 武夫君 理事 松永  光君    理事 森  喜朗君 理事 木島喜兵衞君    理事 小林 信一君       片岡 清一君    河野 洋平君       三枝 三郎君    田中 正巳君       床次 徳二君    楢橋  進君       深谷 隆司君    箕輪  登君       保岡 興治君    山崎  拓君       渡辺 紘三君    嶋崎  譲君       長谷川正三君    山口 鶴男君       野間 友一君    有島 重武君       安里積千代君  出席国務大臣         文 部 大 臣 奥野 誠亮君  出席政府委員         文部大臣官房長 井内慶次郎君         文部省初等中等         教育局長    岩間英太郎君         文部省体育局長 澁谷 敬三君  委員外出席者         文教委員会調査         室長      石田 幸男君     ————————————— 委員の異動 五月十日  辞任         補欠選任   有田 喜一君     渡辺 紘三君   上田 茂行君     三枝 三郎君   羽生田 進君     片岡 清一君   林  大幹君     箕輪  登君   三塚  博君     保岡 興治君   栗田  翠君     野間 友一君 同日  辞任         補欠選任   片岡 清一君     羽生田 進君   三枝 三郎君     上田 茂行君   箕輪  登君     林  大幹君   保岡 興治君     三塚  博君   渡辺 紘三君     有田 喜一君   野間 友一君     栗田  翠君     ————————————— 本日の会議に付した案件  公立義務教育学校学級編制及び教職員定数  の標準に関する法律等の一部を改正する法律案  (内閣提出第四六号)  公立義務教育学校学級編制及び教職員定数  の標準に関する法律の一部を改正する法律案  (木島喜兵衞君外七名提出、第七十一回国会衆  法第九号)  公立高等学校設置適正配置及び教職員定数  の標準等に関する法律の一部を改正する法律案  (木島喜兵衞君外七名提出、第七十一回国会衆  法第一〇号)      ————◇—————
  2. 稻葉修

    稻葉委員長 これより会議を開きます。  内閣提出公立義務教育学校学級編制及び教職員定数標準に関する法律等の一部を改正する法律案並び木島喜兵衞君外七名提出公立義務教育学校学級編制及び教職員定数標準に関する法律の一部を改正する法律案及び木島喜兵衞君外七名提出公立高等学校設置適正配置及び教職員定数標準等に関する法律の一部を改正する法律案の各案を一括して議題といたします。  別に質疑申し出もありませんので、これにて内閣提出公立義務教育学校学級編制及び教職員定数標準に関する法律等の一部を改正する法律案に対する質疑は終了いたしました。     —————————————
  3. 稻葉修

    稻葉委員長 この際、本案に対し、松永光君外三名より、自由民主党日本共産党革新共同公明党及び民社党の四党共同提案による修正案提出されております。
  4. 稻葉修

    稻葉委員長 提出者より趣旨説明を求めます。松永光君。
  5. 松永光

    松永委員 私は、自由民主党日本共産党革新共同公明党及び民社党の四党を代表して、ただいま議題となっております公立義務教育学校学級編制及び教職員定数標準に関する法律等の一部を改正する法律案に対する修正案について御説明申し上げます。  案文につきましては、すでにお手元に配付されておりますので、朗読を省略させていただきます。  修正案の要旨は、本案施行期日はすでに経過しているので、この法律施行期日を「昭和四十九年四月一日」から「公布の日」に改めるとともに、これに伴い昭和四十九年度における義務教育費国庫負担法等の規定の適用及び学校栄養職員給与等負担について必要な経過措置を講じようとするものであります。  何とぞ委員各位の御賛成をお願いいたします。
  6. 稻葉修

    稻葉委員長 これにて趣旨説明は終わりました。     —————————————
  7. 稻葉修

    稻葉委員長 これより原案及び修正案を一括して討論に入ります。  討論申し出がありますので、これを許します。木島喜兵衞君。
  8. 木島喜兵衞

    木島委員 わが党は、前国会において、公立義務教育学校学級編制及び教職員定数標準に関する法律の一部を改正する法律案を出しておりました。これは、前国会において御質問等もいただいて、その趣旨は今回の政府提案の中に相当入れられたことは文部省の努力も評価するのでありますけれども、しかしながら、たとえば前に一学級四十五人を四十三人にするという答弁もあったように記憶しますけれども、それらも勘案し、かつわれわれの提案しておりますところの法律に比較するならば、ずいぶんとまだ十分ではないと思うのであります。したがって、このようなことではたして十分なる教育効果をあげ得るかどうかという点についてはたいへん疑問に思うものであります。したがって、われわれがより高きものを出しておりますわが党の立場からするならば、一定の評価をしながらも、その関係上、この政府提案には賛成はできませんし、同時に、いま松永さんからこの政府提案に対する修正案がありましたけれども、それもまたその関係から賛成できない。実はこの修正は、うちの党の湯山さんの質問に端を発して修正されたことなのでありますから、本来ならば、当然わが党も提案の中に入らなければならないし、賛成しなければならぬけれども、先ほど申しましたとおり、わが党が先により高き法律案を出しております関係からこれに賛成しかねるということを申し添えまして、簡単な討論といたします。
  9. 稻葉修

    稻葉委員長 これにて討論は終局いたしました。  これより採決いたします。  まず、松永光君外三名提出修正案について採決いたします。  本修正案賛成諸君起立を求めます。   〔賛成者起立
  10. 稻葉修

    稻葉委員長 起立多数。よって、本修正案は可決いたしました。  次に、ただいまの修正部分を除いて、原案について採決いたします。  これに賛成諸君起立を求めます。   〔賛成者起立
  11. 稻葉修

    稻葉委員長 起立多数。よって、修正部分を除いた原案は可決いたしました。  これにて、本案修正議決いたしました。     —————————————
  12. 稻葉修

    稻葉委員長 次に、ただいま修正議決いたしました本案に対し、塩崎潤君外四名より、自由民主党日本社会党日本共産党革新共同公明党及び民社党の五党共同提案による附帯決議を付すべしとの動議提出されております。  この際、提出者より趣旨説明を求めます。塩崎潤君。
  13. 塩崎潤

    塩崎委員 私は、自由民主党日本社会党日本共産党革新共同公明党及び民社党の五党を代表して、ただいまの法律案に対し附帯決議を付すべしとの動議提出いたします。  まず、案文朗読いたします。     公立義務教育学校学級編制及び教職員定数標準に関する法律等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   学校教育における教育内容の理解と教育水準の向上が一層期待されていること等にかえりみ、政府は、左記の事項について検討し、すみやかにその実現に努力すべきである。  一 一学級定数四十五人の学級編制標準を、例えば四十人以下に引下げるとともに、複式学級を解消すること。  二 現在、四十五人をこえる学級を直ちに解消する措置をとること。  三 養護教諭及び事務職員全校配置と二人以上配置のための学校教育法改正を図るとともに現行法の下においても学校数の四分の三という機械的な数字にかえて、例えば、きわめて小規模な学校だけを例外とするような措置に改めること。  四 勧奨退職年限延長措置を講ずる都道府県については、過疎県に限らず教職員定数を特別に増加する法的措置を新設すること。  五 過疎県教職員定数急減防止の特例についてもその内容を法的に明確化すること。  六 高等学校設置基準甲号実施のために必要な法改正を行うこと。  七 特殊学級及び特殊教育学校教職員配置についてはさらに増加のための法改正を行うこと。  八 小規模学校のみならず中学校高等学校及び特殊教育学校中学部高等部免許外教科担当教員の解消のため、待遇改善を含めて抜本的改正を図ること。  九 学校栄養士の各校一名以上の配置に努めるとともに、県費負担職員への移行にあたつては、給与及び労働条件既得権を保障し、職員の間に混乱を生じないように市町村教育委員会の意見を尊重する等慎重に配慮すること。  十 学校給食調理従事員労働条件改善を図るための措置を講ずること。    なお、共同調理場方式の拡大については、慎重に取扱うこと。  十一 以上、各項目措置を早急に実現するため、これまでのように標準法を五年計画に即して五年ごとに改正する慣行を改め、本法案に基づく五年計画実施中に以上の各項目措置実現のための法律改正を行うこと。   右決議する。以上でございます。  その趣旨につきましては、本案の審査に際し十分御承知のことと存じますので、案文朗読をもって趣旨説明にかえさせていただきたいと存じます。  何とぞ御賛同くださいますようお願い申し上げます。
  14. 稻葉修

    稻葉委員長 これにて趣旨説明は終わりました。  これより採決いたします。  本動議賛成諸君起立を求めます。   〔賛成者起立
  15. 稻葉修

    稻葉委員長 起立総員。よって、本案に対し附帯決議を付することに決しました。  この際、本附帯決議に対し政府の所見を求めます。奥野文部大臣
  16. 奥野誠亮

    奥野国務大臣 ただいまの御決議につきましては、御趣旨を体して十分検討いたします。     —————————————
  17. 稻葉修

    稻葉委員長 なお、ただいま修正議決いたしました法律案に対する委員会報告書作成等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  18. 稻葉修

    稻葉委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  次回は、来たる十五日開会することとし、本日は、これにて散会いたします。    午前十一時五十八分散会