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久保(等)
委員 だから、一般論であろうと、具体的に私は申し上げているのですから具体的なことについて、私の言っていることが舌足らずで足りない面があるのだったら、これは私は訂正してもいいと思うけれ
ども、私のお聞きしている範囲内においての判断が少なくともつくと思うのですよ。
頸肩腕症候群の問題でとにかく会いたいと言ったのだが、会わなかった。しかもそれは一回にあらず、八回までもだ。そういうことになれば、これはもう非常に不行き届きだ、はなはだどうも適当でない。だから、そういう指導をしているから、下部へ指導が徹底しないのだと私は思うのですよ、いま言ったように。これは労務管理の問題にすぐからませてこういう頸肩腕症候群の問題についてもやられる、そこに根本的な問題があると私は思うのです。だから、こういう取り組み方をしていると、おそらくすなおにこの問題について解決はしないと思うのですよ。医者の診断書まで出ているならば、診断書が出ているという客観的な事実があるのですから、それに基づいてその病気をなおすということに全力をあげるべきですよ。本人がかりに、あのやろう虫の好かない男だと思ったって、そんなことは全く別の問題ですよ。そういう取り組み方自体に問題があると私は思う。
お聞きしたいことがたくさんありますが、時間の関係があるのですが、さらに申し上げておきたいと思うのだけれ
ども、診療した病院に行って、何とかもう少しつとめてもいいようにしてもらえぬかとかなんとかいうような話を、たとえば西条の真鍋病院のあたりに、高松の診療所長、それから松山の保健課長、これが出かけていって話をしている。こういったことをお聞きになっていますか。と同時に、時間がないからまとめて
お尋ねしますが、病院に行って、診断書の
中身についてもう少し仕事をしてもいいようなことにしてもらえぬかとかなんとかというような話をしたりなんかしているようなことも、きわめて不見識だと思うのですね。医者が良心に従って診断したことについて、何とかひとつ勤務に差しつかえないような診断にしてもらえないかというようなこともやっておるようです。これは、それこそ事実を調べてもらいたいと思うのですが、これが間違いなら間違いで、あと私に連絡をとってもらいたいと思うのですが、西条の真鍋病院に、保健課長それから高松の診療所長が出かけていって話をしている。しかし、真鍋病院の院長、これは拒否しているようですけれ
ども、そういったようなことをやると、今度は
郵政内部における診療機関そのものを職場の人
たちは信用しなくなるのですよ。職場の人
たちが、とにかく
郵政関係の医者というものは、また何か労務関係とからませたような関係で、二カ月と診断書を書くところを一カ月にする、そういう懸念があるというようなことで、だんだんととんでもない連鎖反応を起こしてまいると思う。私はこういうことを考えると、こういう問題はあくまでも病気は病気という問題として切り離して、それこそ命と健康を守るという立場で、積極的に取り組んで解決をしてもらいたいと思っているし、おそらくそのことについて、答弁の上では異存ないと思うのです。ただし、結局労務関係とからませたような形でこれを扱っていこうとする、それから従業員の言うことに対しても、私は従業員を信頼するという立場で取り組むべきだと思うのです。ところが、医者の
出した診断書さえ何か疑いの目をもって見る、あるいは何とかひとつまけてもらうというようなやり方は、いかにも前
時代的な扱い方だと私は思うのです。一体この真鍋病院へ保健課長と診療所長が行った事実があるかないか。それで、行ったとすれば一体どういうことのために行ったのか、これを、わかっておればお聞きしたいし、わからなければまた後日調べて報告してもらいたいと思うのです。
先ほど来申し上げますように、
郵政のこういう問題がたまたま香川で発生をして、これから私はこの問題自体を早急に解決をしてもらわなければならぬと思うのです。それから要員の問題、台数の問題。吉野の
郵便局の問題についても、かりに二台はふやせないにしても、せめて一台とか、四人ふやせないにしても、二人か三人かということだって考えられると思うのです。しかし、
局長がとにかく自分の職をかけてまで組合に約束したことが全然問題にされないというようなことになってくると、職場の人
たちはほんとうに腹の底から、不信感だけではなく、憤りを感ずるような結果になってくると思うのです。そういう結果がどういう結果になってくるか、そうでなくても全逓と
郵政当局の間における労使関係は非常に好ましからざる
状態にあることは、もうこの
委員会でも何年来、十年以上になりますか、私
どもも
指摘をしてきておるのですが、一向によくならない。こういう問題が出たときにこそ、病気になったのか、それならとにかくできるだけ君
たちには便宜をはかりましょうというあたたかいことがなぜやってやれないのか、そういうところに根本的な欠陥が労使関係においてあると私は思うのです。特に不信感をつくってきている原因があると思うのです。どう
思いますか。人事
局長、それから
郵政大臣にも、私具体的な個々についても
お尋ねしたいのですが、さっきから
委員長もだいぶ私に催促をしているのでやめますけれ
ども、今後この問題については、ぜひ一つ一つ具体的に今後の処置の模様をお聞きもしたいと
思いますし、また私
どもにできることがあるならできるだけ私も力をかすことにやぶさかでありませんが、ぜひひとつ……。
それと同時に全国的なやつを少しお聞きしようと思っておったのです。頸肩腕症候群の問題についても、もうすでに貯金、保険等では業務上の災害として認めているのも六十数件あるようですし、それから腰痛症、これについても五十数件すでに認定したものさえあるような実態にあるようです。こういったような問題も私実はぜひお聞きしたいと思ったのですが、時間がありませんから、全国的な立場に立って、この頸肩腕症候群とそれから腰痛症の問題について、一体どういう状況にあるのか、全国的に
調査をしてもらいたい。ちょうどいまはもう年度末ですから、本年の三月三十一日現在で全国的な腰痛症と頸肩腕症候群で医者が――本人がちょっと訴えたという程度の
調査というのはできないですから、やはり診断書の出ている者が一体何人おられるのか、この状況をひとつ調べてお知らせを願いたい。これは全国的な問題です。それに対する全国的な立場での取り組み方、これはさっき
局長の言われたように、プロジェクトチームをつくるなり何なりして、ぜひ取り組んでもらいたいと思っておるのですが、しかし、私がきょう主としてお聞きしたいと思ったのは、いま言う具体的な問題で、吉野の
郵便局と香川の各局、これも数局ぐらいになると思うのです。高松の
郵便局を
中心として、そのほか特定
郵便局にも出ておるわけですが、こういう問題に対して緊急に手を打つことは打ってください。いま言ったように二分の一の勤務にしたほうがいいですよという医者の診断が出たならば、二分の一の勤務にするというようなことは、規則、規程を改めなければできないのだとかなんだとかいっているうちに、病気は進行しますよ。そういうことはそういうことでやはり対応すべきだと思うのです。
いろいろあれこれ
お尋ねやらいたしましたが、きょうは時間がありませんからこれで打ち切りますから、ぜひひとつ緊急措置と全般的な問題等について、積極的に取り組んでいただきたいと
思います。人事
局長、それから
郵政大臣からも御答弁願いたいと
思います。