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山田(芳)
委員 審議をし、
質問をしておって、いま私はこれでもう何項目かあげましたよ。その点でも改善されてしかるべきものが相当あると思うのですよ。さっき私が言った、最低保障
制度の中からもまだ調整
措置の金額を引っぱるなんということはおかしい、こんなものは努力してもらって当然のことであると私は思うけれ
ども、まあ
審議を進める
意味において途中で、これは努力をされ、これから
検討されるということを前提としてそれ以上追及していないのですよ。
だけれ
ども、
ことばの端々をとらえるわけではないけれ
ども、
答弁の姿勢が非常に消極的だという
感じを受ける。これは
政務次官も横におっておそらくそういう
感じを受けられると思うので、その点もうちょっとしっかりしてくれということを私は注文しているのであって、それは
政府できめて出したものを、そのワクを越えていいと言えないということもわかっているから、
冒頭に、こういう
審議の方式では
自治省が気の毒であるということさえ言っているのだから、そんなことは百もわかっておるのだから、もうちょっと積極的な姿勢を持ってもらいたい。
地方行政委員会というのは、与党、野党あるけれ
ども、ひとしく
地方団体のために努力しようという、そういう
意味では非常な対決というような場面のない
委員会であるということを先輩各位からわれわれは聞いているし、また現実にここ一年半、われわれも参加をしている
委員会の中でそれは非常に印象づけられ、
審議にも協力をしていくという態勢をとっているんだから、もう少し内輪の腹を割った積極的な
答弁を期待してやまないわけで、残念だというふうに思います。
いまの
掛け金、
負担金の問題は政令ですから、その
負担が非常に過重なので、その点について政令施行の際にはひとつわれわれの
意見に十分沿うような努力をしてもらうということを注文をつけて次に移ります。
次に、いわゆる「平準的」という
規定があったのを削除いたしましたね。長期給付の費用
負担の取り扱いの改正、
新法第百十三条
関係ですね。これは保険数理からいうと、五年ごとに見直して
掛け金、料率というものをきめていくというたてまえに従来はなっている。これぐらいインフレが進んでくると五年というものが適当であるのかどうか、いろいろ疑問があるわけでありますが、その「平準的」という
規定を削除したわけで、その
理由としては、他の同様の
年金、厚生
年金関係、農業者
年金関係あるいは石炭鉱業
年金関係等についてその
規定がないから削除したというふうにいわれているわけであります。その趣旨とするところと、いま言った五年ごとの計算の見通しについて、一体これをどういうふうに
考えているかという点について
お答えをいただきたいと思います。