○細谷
委員 銀行局が悪いのだ。大体、公営企業金融公庫といってあれだけの
措置もしようとしているのに、資本金がたった四十数億円。商工中金の資本金は二千五、六百億円でしょう。公庫の定員は七十九名、これでやれますか。どうもあなたのほうは主計官でいいけれ
ども、これは銀行局だろう。それはそのときまたやります。
大臣、私もあえて、ギャンブル反対という基本的な態度に立ちながら、今日の
地方財政の実態がありますから先ほどのような具体的な提案をいたしたわけでありまして、基本的な点については、私は基本的な問題として提案しているのじゃなくて、現実にこういうふうに解決するしかないだろう、こういうことを申し上げているわけですから、誤解のないようにお願いいたします。
この問題に関連いたしまして、ギャンブルの問題でやはり現実に問題が出てきております。競輪をやるために一部事務組合というのが設けられております。私は、福岡県の競輪の一部事務組合の四十七
年度の決算と、それから競輪場を持っておる市議会の議決による
特別会計として
運営しておるところの
予算と比較してみました。ちょっとかいつまんで申し上げてみます。
一部事務組合も、単独で市でやっている、
特別会計でやっているところも、いずれも歳入が六十億から六十五億であります。そして
歳出も大体六十億前後であります。それから繰り越し金もほぼ同じであります。ところが、一部事務組合と、単独でやっている市の
歳出事項を見ました。驚きました。ちょっと申し上げておきます。
一部事務組合の議会費というのがあります。十五名の議員で構成されている。その議会費の報酬は三百七十一万八千円。議員だけにですよ。内訳を申し上げますと、月手当は九千円でありますけれ
ども、九千円の十八カ月分の期末手当が出るのですよ。一年間に七万円の打ち切り旅費が三回出るのです。その三回も、議会があって出張できないようなときにちゃんと支出されているのです、三月議会があるときに。それから、よく売れたというのでもち代とキャンデー代というのが夏と冬渡される。それがどのくらいかというと、五万円から九万円の間。その上の大入り袋というのがある。月日もわかっておりますけれ
ども、大入り袋が大体十五人の議員に四十五万から五十万ずつ、十五人についていえば三万くらいずつ配られているのです。最近問題になりまして、この大入り袋だけはやめたようであります。
そこでさらに言いますと、その議会費の交際費が、たった十五名の議員でありますけれ
ども、一年間に四百三十九万五千円。
予算がそうでありますけれ
ども、支出済みは一文残らず使っております。きわめて簡単です。
予算も支出も同額。それから総務費というのがあります。総務交際費が四百六十三万六千九百四十三円、
歳出も全く円まで同じ、全部出ております。それから需用費というのが、食糧費なんかも含めて百六十万円あります。開催総務費というのが、交際費が四百四十五万円あります。ですから、交際費とつくものが四百五十万円かける三倍だ。全部の款項のところに交際費がある。そこへまた需用費という食糧費などがはまっておるのです。そしてどうやったかというと、六億二千五百万円の繰り入れをしております。五つの組合でありますから、
一つの市は一億二千五百万円の配当を受けております。ところが
一つの市でやっているところはどうかといいますと、やや
予算の規模は小さいのでありますけれ
ども、八億円の繰り入れをしております。交際費は驚くなかれ、一年間五十六万円であります。五市競輪の場合は——五市と言っちゃって失礼しましたが、とにかく事務組合の場合は、四百五十万円の三倍ぐらいの千数百万円の交際費を使っておる。単独でやっていれば六十五万円の交際費で済んでいるのですよ。問題がありますね。
こういうことについて、競輪のほうの
運営に当たっておる通産省は、ここまで経理の内容あるいは
予算の内容、決算の内容には立ち入らないかもしれませんけれ
ども、どういうふうにお
考えなのか。これは
自治大臣も通産
大臣と協議するわけですけれ
ども、どういうふうにお
考えなのか。こういう事実を御存じなのかどうか。
私がこの問題を
国会のどこかの
委員会で質問をするかもしれないということがわかったようであります。ところが私のところへどう言ってきたかというと、あなたが質問をされると、通産省から競輪開催権を取り上げると言ってきておりますから……。そういう圧力をあなたのほうでかけたのかかけないのか。私に圧力がかかってきたのですよ。言語道断です。その辺についてお答えをいただきたい。