運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login

1973-12-08 第72回国会 衆議院 商工委員会 第2号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和四十八年十二月八日(土曜日)    午前九時三十五分開議  出席委員    委員長 濱野 清吾君    理事 左藤  恵君 理事 塩川正十郎君    理事 田中 六助君 理事 武藤 嘉文君    理事 板川 正吾君 理事 中村 重光君    理事 神崎 敏雄君       稲村 利幸君    浦野 幸男君       越智 伊平君    越智 通雄君       木部 佳昭君    小泉純一郎君       小山 省二君    塩崎  潤君       島村 一郎君    田中 榮一君       中村 弘海君    萩原 幸雄君       橋口  隆君    八田 貞義君       松永  光君    宮崎 茂一君       加藤 清二君    佐野  進君       藤田 高敏君    渡辺 三郎君       米原  昶君    松尾 信人君       玉置 一徳君  出席国務大臣         通商産業大臣  中曽根康弘君         国 務 大 臣         (経済企画庁長         官)      内田 常雄君  出席政府委員         経済企画政務次         官       竹内 黎一君         通商産業政務次         官       森下 元晴君         資源エネルギー         庁長官     山形 栄治君  委員外出席者         商工委員会調査         室長      藤沼 六郎君     ————————————— 委員の異動 十二月七日  辞任         補欠選任   野間 友一君     木下 元二君 同月八日  辞任         補欠選任   小川 平二君     小泉純一郎君   粕谷  茂君     萩原 幸雄君   近藤 鉄雄君     宮崎 茂一君   保岡 興治君     中村 弘海君   藤田 高敏君     山崎 始男君 同日   小泉純一郎君     小川 平二君   中村 弘海君     保岡 興治君   萩原 幸雄君     粕谷  茂君   宮崎 茂一君     近藤 鉄雄君     ————————————— 十二月七日  石油需給適正化法案内閣提出第四号) は本委員会に付託された。     ————————————— 本日の会議に付した案件  参考人出頭要求に関する件  石油需給適正化法案内閣提出第四号)      ————◇—————
  2. 濱野清吾

    濱野委員長 これより会議を開きます。  この際、通商産業大臣及び経済企画庁長官から発言を求められておりますので、これを許します。中曽根通商産業大臣
  3. 中曽根康弘

    中曽根国務大臣 今回、田中内閣に再び留任することになりまして、誠心誠意努力をいたしたいと思います。委員各位の御指導を切にお願い申し上げる次第でございます。(拍手
  4. 濱野清吾

  5. 内田常雄

    内田国務大臣 私は、長らく当委員会の一委員として席をけがしておりましたが、このたびはからずも経済企画庁長官に任命をされました。就任後初めてのごあいさつを申し上げる次第でございます。  現在わが国経済は、物価の問題、石油供給削減の問題などに直面いたし、まことに大きな難関に遭遇をいたしておると考えております。このような重大な時期にむずかしい任務をお受けいたしまして、その責任の重さを痛感いたしているところでございます。私は、経済企画庁長官といたしまして物価の安定を至上命題とし、委員各位の御協力をいただきまして、これらの課題に取り組んでまいる所存でございます。  政府は、現在の緊急事態に対処いたしまして、国民の不安を静め、物価及び国民生活の安定を確保するために、当委員会に付託をされます石油需給適正化法案と並んで国民生活安定緊急措置法案をこの国会提出をいたしましたが、この法律案につきましても、いろいろと当委員会のお世話になることが多いと存じますので、何とぞよろしくお願いを申し上げます。  以上、簡単でございますが、皆さま方の御支援と御鞭撻をお願いいたしまして、私のごあいさつにさせていただきます。  ありがとうございました。(拍手)      ————◇—————
  6. 濱野清吾

  7. 濱野清吾

    濱野委員長 提案理由の説明を聴取いたします。中曽根通商産業大臣
  8. 中曽根康弘

    中曽根国務大臣 石油需給適正化法案につきまして、その提案理由の御趣旨を御説明申し上げます。  去る十月中旬第四次中東戦争を契機として始まったアラブ産油国における石油生産制限措置と、これに伴うわが国への石油供給削減は、このまま推移すれば、今後国民生活及びわが国経済全般に次第に大きな影響を与えてくるものと憂慮されております。  政府におきましては、今回の緊急事態に対処するためには、官公庁、企業、個人など国をあげての協力と国による効果的な施策が不可欠であるとの認識のもとに、去る十一月十六日の閣議におきまして、石油電力等エネルギーに関する全国民的な節約運動の展開、石油及び電力使用節減のための強力な行政指導実施石油の大幅な不足が生ずる場合における国民生活の安定、国民経済の円滑な運営をはかるため必要な緊急立法提案、総需要抑制策及び物価対策の強化、 エネルギー供給確保のための努力等を中心といたしました石油緊急対策を決定し、現在鋭意これら施策実施につとめているところであります。  本法律案は、この緊急対策の一環として、またあわせて将来の同様な不測の事態に対処するため、わが国への石油の大幅な供給不足が生ずる場合において、国民生活の安定と国民経済の円滑な運営をはかるため、石油の適正な供給確保し、及び石油使用節減するための措置を講ずることにより、石油需給を適正化することを目的として立案されたものでありますが、その要旨は次のとおりであります。  まず、本法律案に規定する措置を講ずるにあたっては、その事の重要性にかんがみ、内閣総理大臣対策実施告示を前提としております。すなわち、内閣総理大臣は、わが国への石油が大幅に不足し、または不足するおそれがあるため、国民生活の安定及び国民経済の円滑な運営に著しい支障を生じ、または生ずるおそれがある場合において、その事態に対処するためこの法律案に規定する措置を講ずる必要があると認めるときは、閣議の決定を経て、その旨を告示することとしております。本法案は、この告示がなされてからこのような事態が消滅した旨の内閣総理大臣告示が行なわれる日までの間に限って適用されるものとしております。  対策実施告示がなされた場合において、本法律案に基づき具体的に講ずる措置は、次のとおりであります。  第一は、石油の適正な供給確保するための措置であります。  通商産業大臣は、石油の適正な供給確保するため、石油輸入動向等を勘案して石油供給目標を策定するとともに、石油精製業者生産計画大手石油販売業者販売計画等については、届け出制にかかわらしめ、石油供給目標達成のため必要があると認めるときは、当該計画の変更の指示を行なう等の措置を講ずることとしております。  また、通商産業大臣は、国民の生命、身体もしくは財産の保護または公共の利益の確保のために不可欠な事業等に対する石油供給確保するため、大手石油販売業者に対し、石油の保有の指示とその売り渡しの指示を行なうとともに、一般消費者中小企業者農林漁業者その他の公益性の強い事業者等に対する石油の円滑な供給確保するため、石油販売業者の団体に対し、供給のあっせんその他必要な措置を講ずるよう指導することとしております。  第二は、石油使用節減のための措置であります。  石油使用節減するため、一定量以上の石油使用する者は、主務大臣が指定する数量または政令で定める数量をこえて石油使用してはならないものとし、その他の者についても通商産業大臣が定める石油使用節減目標に従って石油使用節減につとめなければならないこととしております。  また、民生安定の観点から、灯油その他の特定の石油については、一定量以上の使用者に対し、別途その使用限度量を設定することができるものとしております。  また、ガソリンスタンドにおける揮発油販売方法等についても必要な指示を行ない得ることとしております。  さらに第三には、以上第一または第二の措置をもってしては、事態を克服することが著しく困難であると認められる場合には、これに迅速かつ適切に対処し得るよう、必要最小限度の範囲内におきまして、政令石油の割り当てもしくは配給または使用制限もしくは禁止等に関し必要な事項を定めることができることとしております。  以上がこの法律案提案理由及び要旨でありますが、最近における世界の石油需給動向をめぐる緊迫した状況とそのわが国に及ぼす影響等にかんがみ、以上申し上げました本法律案に基づく施策は、緊急にその実施を迫られているものでありますので、政府におきましてもその緊急性を考慮し、本国会にこの法律案提出いたした次第であります。  何とぞ慎重御審議の上、すみやかに御賛同くださいますようよろしくお願い申し上げます。(拍手)      ————◇—————
  9. 濱野清吾

    濱野委員長 この際、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。  本案審査中、必要に応じ、随時参考人出席を求め、意見を聴取することとし、参考人の人選及び出頭日時等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  10. 濱野清吾

    濱野委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  次回は、明後十日午後零時三十分理事会、午後一時から委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午前九時四十五分散会