○
政府委員(
小幡琢也君) 昭和四十三
年度から昭和四十七
年度までの間に、不動産業者に対しまして売り払いました大口の事案でございますが、調査いたしましたら、全部で七件ございますが、そのほかに運輸業とか建設業、実質的には不動産
関係というのが三件ございまして、合わせますと十件になるわけでございます。四十三
年度が一件、四十四
年度が一件、四十六
年度が五件、四十七
年度が三件、こうなっているわけでございます。
それで御質問の相手方名、それから売り払い
数量、それから
契約金額、それから
用途指定等の問題でございます。順次申し上げますと、四十三
年度は相手方西武鉄道株式会社、これは鎌倉市腰越でございますが、売り払い
数量一万二千五百七十五平方メートル、
契約金額一億三十四万九千円、
用途指定、これは畦畔でございましたので、特につけておりませんが、
利用計画としてはこれは分譲
住宅ということでございます。
それから二番目は、昭和四十四
年度の件で、
日本山林開発株式会社、これは横浜市金沢区六浦町所在でございまして、三万八千六百八十一平方メートル、売り払い
価格一億八百十一万五千円、それから、これは
用途指定につきましては、分譲宅地として十年間の
用途指定がつけてございます。これは畦畔ではございませんで、傾斜状の岩石地として宅造地に隣接していたところでございます。
それから第三番目、昭和四十六
年度の件でございますが、相手方東映不動産株式会社及びもう一件昭和興成株式会社、これは同じところでございますが、横須賀市馬堀町二丁目に所在しております財産、これが東映不動産が三万八千三百九十二平方メートル。昭和興成が一万八千五十三平方メートル。前者のほうは売り払い
価格一億九千三百九十三万円、後者が一億六千八百十七万四千円でございまして、これも
用途指定は宅造の分譲地ということで、これは指定期日から二年以内に分譲に充てるようにと、こういう
用途指定をつけております。なおこれは、横須賀市でございますから、旧軍港市の審議会に付議しておりますが、地形はこれは傾斜状の山林地で、宅造地に隣接しているところでございます。
それからもう
一つ、昭和四十六
年度に、相手方西大和開発株式会社、場所は
奈良県の北葛城郡河合町にございます二万九千二十二平方メートル、これはため池でございまして、池が
二つございまして、この池の底地、これが
国有地である。これは西大和開発という会社は、これは
土地区画整理事業の施行者でございまして、そのかんがい、ため池は
国有地でございますが、それを含めまして西大和ニュータウン、こういったものを造成したい。全部で二百三十四ヘクタールという非常に広大なところでございますが、その中にいま言いました二万九千平方メートルのため池が
二つ介在しておりまして、これはため池の機能はそのままにしまして、そのまわりを公園として造成する、乙ういう
土地区画整理事業でございまして、造成した
あとは、ため池は公園として町に寄付するという
条件がついておりますので、そういう
条件で
用途指定を五年間つけたわけでございますが、それで
処理したわけでございます。
価格は一億一千二十三万六千円でございます。
それからもう
一つ、四十六
年度に、野村不動産というのがございますが、これは横浜市戸塚区小菅ケ谷町に所在しておりまして、
数量は二万二千八百二十三平方メートル、
価格は一億九千九百四十八万円でございます。これも宅造地内にたくさん介在しております畦畔でございますので、これは
用途指定を特につけておりませんが、
利用計画は、
先ほどの西武鉄道と同じように分譲宅地となっております。
それから、同じく昭和四十七
年度に、野村不動産、横浜市港南区野庭町に所在しておりますが、
数量が一万七千六百四十二平方メートル、
価格は一億五千四百五十五万一千円でございます。これも畦畔でございまして、同じように特に
用途指定はつけてございません。
以上が、不動産業に対しまする七件でございます。
あと三件申しましたのは、これは京浜急行電鉄、これは横浜市港南区下永谷町に所在しております一万六千五百三十五平方メートル、
価格は一億五十三万五千円、これも畦畔でございます。
それから同じく京浜急行電鉄、横浜市港南区上永谷町にございます六万三十六平方メートル、
価格は四億三千五百八十万六千円、これも畦畔でございまして、特に
用途指定はつけておりません。
それから、四十七
年度、大成建設、横須賀市長沢に所在しております四万八千四百四十七平方メートル、二億四千九百四十八万七千円、これも畦畔でございまして、特に
用途指定はつけておりません。いずれも宅造地内に介在しておりますまあこまかい畦畔の
処理でございます。
以上が、十件の
内容でございます。