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田英夫君 これは私、外務大臣として無
関係ではないはずだと思うんですけれ
ども、防衛庁の幹部の
方々にはこの三人とも相次いで会っておられる事実があります。
韓国との外交、あるいは
アジアの外交ということをになっておられる外務大臣としてこれを御存じないという——実際に御存じないとすれば非常に問題だと思うんですが、なぜあの朴政権のとあえて申し上げますが、その三軍の参謀総長が
日本に相次いで二カ月ぐらいのうちにやってきて、少なくとも一週間以上滞在をして
日本の防衛庁の幹部と話し合いをしておる。こういうことになってくると、さっきから申し上げておるように、民主主義の常識から考えて非常に問題があると、世界の民主主義の国々が考えておるそういう
韓国と軍事的なそういうつき合いをしておる。これは何も私はつき合いをしちゃいかぬとは言いませんけれ
ども、どう考えてもこの辺は問題があるのじゃないか。あるいは経済的な問題についても
韓国政府と具体的にいろいろ話し合っておられることは、この間の金鍾泌首相の訪日の際のことで御質問したときも、具体的には詳しくは言われませんでしたけれ
ども、具体的な話し合いがあったというふうに認めておられるわけで、非常に密接である。こういうことはいなめないと思う。ですから何もそうけんかを、右から左へいままでの態度を豹変して
韓国政府とけんか状態になるということを求めているわけじゃありませんけれ
ども、ことさらに、非常に世界からそういうふうに見られている
韓国政府となぜそれほど密接にならなけりゃならないのか、ここのところが非常に理解に苦しむわけですよ。ですから、きょうは詳しく、しかもしつこく
韓国政府に対する
大平外務大臣のお考えを伺っているわけですけれ
ども、これからもそういう状態をお変えになるつもりはないのかどうか、この点はいかがですか。