○安宅
分科員 絶対に納得できません。そして、こういう会社はいま何をやっておるかというと、花をつくっておるのです。いいですか。花だということで、ツツジだとかいろいろなグラジオラスだとか、キキョウだということで、売っているのだということになっています。これは第一、第二とワクは二つ、山形県の中にあります。調べてみたら、高山植物らしい植物をたくさんずらっと植えております。きょうはらしいということばを使いましょう。あなたがどこまでもそういうことを突っぱねるのだったら、
現地へ行って見てきてください。特に
林野庁長官、あななはみんな山から高山植物を盗まれているのですよ。ずらっと並んでいる。私はえらいことだと思いました。あなたのほうでまさか払い下げをしたはずはない。それを売っ払っているのですよ、この会社は。それでもなかなか売れないもので、この会社では賃金もろくに払えない。ブーすか、ブーすか鳴っているそうだという話から、私は
調査に入った。らしいということだけ言っておきます。
それは
農業生産については何ら関連のないものになるでしょう。花や、高山植物やあるいは高山植物と言わないいろいろなケヤキだとか、そんなものの細工だとか、植木鉢だとか。広大な
土地です。標準二町歩ですからね。こういうことがあるのです。それでも
農業の将来を見通したビジョンをいろいろたくさん立てられておるけれ
ども、こういうことが、氷山の一角として
一つ二つ私は例をあげたが、全国的にたくさんある。こういうやり方でこういうことを合法的に――しかも昔は植民地主義の国は強引に軍隊を向けて国土を奪ったり領土を奪ったりしたけれ
ども、いまはなかなかやらない。経済的に入っていって、依然として、新植民地主義なんと言うのですが、そういうことをやる。つまり近代的な非常に合法的なやり方で
土地を奪い上げている。
こういうことが
現実の問題としてあるときに、あなた方はきれいな絵そらごとだけ立案したって机上の空論にすぎないのではないか。こういう
農地法のもとで、あなた方の
計画は進まないはずであるから、進むか進まないかという質問に対しては絶対あなたは答えない。そういうことは
農地法上あり得る。あなたは私に
答弁しているのですよ。絶対納得できません。一応保留しておきますから。いいでしょう、
主査。
それでまたさらに
農林大臣に、別な問題とからんで、これは徹底的に
農林省のやり方を追及しなければならないと思っている。(「
委員会でやれ」と呼ぶ者あり)
委員会でやれるものですか、ここで
答弁できないものを。
農林大臣、次に聞きます。あなたは二月六日の
予算委員会で私の質問に答えて――私はそのときに朝鮮問題やあるいは二月十日のストライキの問題や、木材の値上がりの問題や、いろいろあったために、あなたに対してはあまり突っ込まなかったです。ところが
最後に、私は、朝鮮の、つまり南朝鮮の韓国に対する米の援助、これがでたらめだということを追及し、しかもその
あと木材の値上がりなどあるいは大豆の値上がりなどに関連して、食糧自給対策をどういうようにするのか、一国の民族的な基盤に立った
農業というものをどういうふうにして持っていくのかという質問の
あとで、「あなたのほうにこういう情報が入ってないでしょうか。」ということで、いま米が不足になりがちだ、減反政策はまだ続く、そうした場合にはこれが恒常化してくる、そういうときに、この際、木材みたいに値上がりするだろうというので、北陸地方やその他の例をあげて、そうして米をぴしゃっと押えてしまう、こういう買い占めが全国各地にあらわれている。これは
農林大臣、そういう情報が入ってませんかと言ったら、あなたは、「ただいまのところ、そういう情報を得ておりません。」しかも御丁寧に、「御
承知のとおり、食糧は
政府において管理をしておりまするので、所要のものの確保については万遺漏なきを期しております」、こう言うのだな。万遺漏ないかあるかはいまやわかってきたじゃないですか。それから何日たつのです。一カ月しかたっていませんよ。あなたはそのときほんとうに情報が入ってなかったのですか、どうですか。再度質問します。