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横山委員 まあようほんとうにしゃあしゃ
あとあなたはおっしゃる。大体あたかも野党が
破防法をつくったような話です。あきれはててものが言えぬ。しかし、あなたもそういうような答弁しかできないということで、私の
質問しておることにずばりの答えができないということは銘記しておいてもらいたい。あなたが
廖承志氏に
関連をしまして、
日本共産党は
わが国にとっては大切な
政党である云々と、その
共産党を
破壊活動のおそれありというわけで
破防法の
調査指定団体にしておることとは明らかに論理が矛盾しておるということを明白に申し上げておきたい。
それから何で社会党がその
共産党のちょうちんを持つかという答えも明白にしておかなければなりません。これは私がこの前ここでも何回も申し上げたのですが、
公安調査庁はいま二千人ぐらいですか、そして予算が四十億ぐらいですかな。べらぼうな金を使って、主力が
日本共産党と朝鮮総連、
あと右翼それから
暴力団体八
団体ですか、やっておるのですけれども、むだづかいだと私は
考えているからです。国民の税金のむだづかいである。これほどむだづかいはない。朝鮮総連にしたって、
日本共産党にしたって、いまあなた方お二人が——
小島委員も
あとで訂正はされたけれども、与党も
政府も
廖承志問題に
関連をしていみじくも言われておることが、不必要な
調査指定団体、税金のむだづかいであるから私ども社会党は申し上げる。この点はひとつ明白にしておきたい。
それからもう
一つ、たいへん
小島委員に申しわけないのですけれども、
西舞鶴事件であります。
西舞鶴事件のことを、あまり
小島委員の言ったことをあげ足取りみたいなことを言うのは避けたいと思いますから、問題を整理だけして
警察庁なりどこかで
議論される場合には
考えてもらいたい。
和歌山南局で、四月十七日
ストライキの際に、全逓の写真班の一人が当局側監視班に取り囲まれ、もみくちゃにされたが、その際右手に五日間の切り傷を受け、さらに八ミリカメラ一個を奪われた。
警察に被害届けを出したけれども、八ミリカメラは出てこない。
それから、松江局では、四月二十六日
ストライキの際、松江局の集配
課長は、すわっている全逓の動員者の肩を足でけって
警察に連行され、翌二十七日の朝帰宅をした。
課長がそういうことをやった。
それから、
西舞鶴局におきましては、
郵政局の某
課長が足が痛いと言っているらしいとのことであったので、二十六日正午ごろ、同局玄関で
スト責任者の京都地区副
委員長が古谷氏に向かってどこが痛いのかと聞いたら、どこも痛くないと答えた。
それから、二十六日の毎日の夕刊で報ぜられた
八鹿局の
課長受傷——二週間という話ですがについては、組合側では全然了知してないということであります。
それから、同じく宮津局の某
課長は、右第一肋骨骨折で三週間の安静加療の診断書が出されているが、同人が
局長に提出したてんまつ書では、組合側と省側との押し合いの中でのことである旨申し述べている。
こういうことでありますから、要するに、
小島委員の言われるように、
応援に行ったのが
公務で行ったということについては、
議論の余地はないと私も思います。思いますが、その
公務執行中に押し合いの中で自分でころんでやったのか、あるいはまず自分がなぐったからなぐり返されたのか、その辺のことは、正直なことをいうと、わからぬのであります。
労働問題というものについて、全く労働問題から刑事問題を切り離して、刑事問題だけで解決をするということは、私も多年労働問題をやっておったが、問題をかえって紛糾させるばかりである。よほどのことでない限りは、労使の問題については、
警察はそう軽々に介入すべきではない。しかも事がこういう押し合いの中で起こったことであり、それならば、当局側でそういう主張があるならば組合側でもこういう問題がある。それならばおれのほうも、おれのほうもということで、波及的に拡大するばかりであるから、この点については労使の自主的な交渉なり
判断にまかせるべきではないか、私はこう思うのであります。
小島委員が逓信委員会で取り上げるようなことを法務委員会でお取り上げになるというのは、何か個人的なお
考えがあると思うのであります。その気持ちはわからぬではありませんが、大局的に
考えてみまして、その辺はほどほどにひとつお
考えになることを私は要望したいのであります。
法務大臣、どうお
考えになりますか。