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岡田(春)
委員 関連
質問ですから簡単に私伺いますが、先ほどから
島本君のお話しのとおり、このように
流血の惨事を招きましたことはきわめて遺憾であります。しかも私ここでどうしても申し上げたいことは、この事件が
流血の惨事になるのではないかということをわれわれ心配したのです。ですから、われわれとしては関係の議員とともに
三木環境庁長官並びに関係の大臣を歴訪いたしまして、具体的にいうと櫻内農林大臣、
二階堂官房長官に、明日もしこのような
事態が起こるならば、
流血の惨事を招くことはもう明らかである。だからやめてもらいたいということを
申し入れたのに対して、
三木環境庁長官は、そういうことは今後の立地問題としてはきわめて不適当だから
話し合いをさせるようにしましょう、こういう明快な
答弁があった。それにもかかわらず実はこのような事件が起こったのだが、先ほど
島本委員の言われた中でも私はきわめてふに落ちない点は
通産省の
態度です。
通産省は、
通産大臣にはわれわれ会いませんでしたけれども、ここに来ておられる公益
事業局長が、このような事件になることについて厳重に、これは
流血の惨事の起こらないようにしてもらわなければ困るということをわれわれ強く
申し入れたにもかかわらず、
態度はきわめてあいまいであった。前に
文書をもって重大な事件の起こらないようにするように
北電に
申し入れてありますから心配はないと思うけれども、再度通産局に話をしましょうという程度のあいまいな
答弁である。一番の当事者がこのようなあいまいな
態度というのは、
島本委員の言ったとおりに、むしろ
北電の
あと押しをすることによって、こういうような事件の起こったことを、そういうことにむしろ
あと押しをしたと見られてもしかたがないと思う。大体私はこの機会に
長官に伺っておきたいのは、あなたは副
総理の立場において、
閣内においてこういう不
統一であっては私はもうこれはきわめて遺憾であると思う。特に先ほどの事件の詳細をお聞きになっておわかりのように、そういう妨害をしている者を
排除するという中で、実際に暴行事件が起こった。この暴行事件については、
排除をして、その
あと約三百メートル向こうまで連れていくときにこれは全部起こっているのです。
現場から
排除をして、約三百メートルのところでいわゆる手錠をはめている。その手錠をはめている間に全部これは
けがをさせているわけです。
南部忠夫君の場合においても、連れていく途中で痛い痛いと言って騒いでいるのを盛んにねじ曲げたのです。ですからこれはまさに
警備上の
行為を越えている、暴行ですよ。徹底的に
長官調べていただきたい。はっきりここで申し上げますが、
南部忠夫君については三人の小樽
警察署の者だ。はっきり申し上げておきます。お調べになっていただきたい。小樽
警察の者三人が縛り上げて
骨折をさせて、しかも痛い痛いと言っているのをあえてやって、手錠をはめたのです。こういう事実は
政府として副
総理の立場において徹底してこれは調べてもらわなくちゃ困る。
千石君の場合においても三人の
警察官が、苦しんでいるのにそれをあえて手錠をはめてやっている。そういう暴行事件が起こった原因はだれなんだ。さっきあの
答弁を聞いていると私はきわめて心外にたえない。こういう事件が起こったのは被害者であるところの彼らが問題ではないのです。まさに加害者が
警察官ですよ。
警察官がこういうことをやっているという事実を見のがすわけにはいきません。これはやはり徹底的に副
総理の立場においてひとつお調べをいただきたいということが一点です。
それからもう一点は、
二階堂官房長官に、事件の起こったその日に
島本君とわれわれはかけつけたのです。こういう事件が起こっているのはたいへんだ、直ちに
警察官に対して、こういう事件が起こらないように押えてもらいたい、こういう
申し入れをしましたときに、
二階堂官房長官は何と答えたか。きのうあなた方から
申し入れがあったので、
警察官にはそのような暴行
行為をやらせないように厳重に警告を発してある。そこでわれわれはその問題については十分自分としては知っておったので、けさも情報をとりました、ところが現在
救急車で運ばれた者は二名だけであって、その二名もお医者さんに調べてもらったところが、そのような事実、特別な
けががないということでこれは帰っております、心配ありません。だからそういうあなた方の言っているのはから騒ぎだと言わんばかりの言い方です。ところがどうですか。このような事実になってきているじゃありませんか。
官房長官がなぜこういう答えをしたか。国警が
うそをついて
官房長官にそういうことを言っているからですよ。
官房長官が見に行ったわけじゃないから、国警からの
報告を聞いているに違いないからです。われわれから見れば
官房長官の言い方もでたらめだと思う。こういう無責任なことを言って、われわれ
現場と直接
連絡をとっているのだ。そういう事実に対していいかげんなことを言ってこういうようなことをやらしているということは、われわれ見のがすわけにはいかない。副
総理の立場においてこの
警察の暴挙というもの、あえて言います、暴挙、
警察の暴挙というものを徹底的に調べてください。小樽署の者だということもはっきり私は言いました。そういう点お調べになるかどうか、そこの点はっきりお答えをいただきたい。