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岡田(春)
委員 正確なデータでやるべきだ、そのとおりなんです。なぜならば、これはもう少し申し上げておきますが、時間がないから言うが、この
調査報告は、金は全部北電が出しているのですよ。北電が出してこれをつくらしたのです。表面は
伊達市になっているけれ
ども、全部そうなんです。しかもこれごらんなさい。先ほどいろいろなこと言うけれ
ども、報告書の大部分は北電提出
資料と書いてある。
漁民のほうでこれに対して、大学の
先生を
調査員に入れてくれと希望した。これは全部断わった。まさに北電のための
資料です。こんなものが科学的な
調査だなんていえますか、あなた。こんなでたらめなもので、これは初めから意図を持ってつくられた文書です。これによって承認を与えたなんというのは、これは電調審の
態度きわめて重大です。私は時間がないので続いて申しますが、これは科学的な根拠が必要だと
大臣おっしゃったのを私は了解して進めますが、それだけではないのです。これは
伊達の問題についてはあなた御存じだろうと思うが、電調審で承認を与えたが、まだ今日まで発電所の用地の中に二万六千平方メートルの私有地が北電に移っていない、係争中の土地がある。しかもこれはたとえばその敷地のすみっこにあるというならまた別ですね。これは本館を建てるなくてはならない取水口、水を取り入れる部分がまだ北電のものになっていない、買収が済んでないということ、係争中である。しかも四月の十六日ですから月曜日、札幌地裁の仮処分に基づいて二万六千平方メートルは立ち入り禁止の執行が行なわれる、こういうことなんですよ。土地はまだきまっていない。そして係争中の相手が仮処分の申請をして、十六日には立ち入り禁止の執行が行なわれることになった。北電、これは自分の土地でないのですから、そこに建てるわけにはいかないのですよ。それだけじゃありません。その
地先に、取水口の設置の
地先のところの埋め立て
予定地、そこには小さな島がある。その島も北電のものになっていない。それは当然埋め立ての中に入ってしまう。これは
局長知らないはずだから、これは申し上げておきます。土地所有者は
伊達市向
有珠、志麻留太郎、地番は
伊達市若生二、こういう島もある。これも全部北電のものになっていない。それじゃあなた、電調審で
建設の許可を与える、承認を与える前に北電の発電所の場所もまだ確定できないということで承認を与えたなんというのは、これは間違いじゃありませんか。どうですか、これは。北電の発電所をつくるのに土地がまだきまっていないなんというのは、承認を与えたなんというのは、これは一体どうなんですか。これは
局長の答弁なんかではわれわれ了解できません。電調審の会長は総理
大臣なんだから、副総理
大臣として
三木さんどうお
考えになるか、
意見を伺いたい。