○瀬崎
委員 あまり私これに時間をとりたくなかったけれども、そういうように、あまりにも山本
所長に同情されるからあえて申し上げますが、まず未公開の理由として「評価が十分でないとかいうインターナルレポートの
状態のときには、特に未公開的な扱いを」するのだ、こう言い切ったわけです。そこで私は、これはおかしいと思ったから、幾つかその
内容も明らかにしながら、しかもわれわれがJAERIメモを資料としてほしいと要求したときに、原研側がどういう扱いをしたかということを説明したわけですね。JAERIメモを出し渋ったのですよ。その使いに来た総務
課長工藤氏ですね、これが企業秘密だからということを言っているわけなんです。その問題を私は詰めて、初めて山本
所長はこういうふうに言いかえたわけです。決して自発的にやったのじゃないのです。だから、私の質問が進んでいる間に気がついておれば、それ以前に自分のほうから言い出す
機会は何回もあった。一ぺん読んでみてください。区切りは幾らでもある。ですから、決して、言う
機会がなくて、幸い私が質問したから答えたというふうなのじゃなくて、もしもこちらが質問を続けなければ、おそらくあのままうやむやで済んだだろう、こういうふうな問題なんです。ですから、私が言うのは、私自身が何も
所長を処分してくれという
意味で言っているのじゃないんで、むしろ中島さんに対する処分の問題が学問、思想の自由とか、あるいは
原子力三原則の立場から見てどうかという意見が長谷川
先生からあったわけですから、そういうものを有効にお聞きいただくならば、中島さんに対する
処置のほうを考えられるべきではないか、こう思っておるので申し上げているのです。もう一度
長官の御答弁をいただきたい。