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國場委員 もしその
協議会ができましたら、ひとつ
政府のほうでもこの
機関というものを尊重されまして――と申し上げますのは、これが正しいということは私は申し上げません。
調査の結果によっての内容を知るためには、ここにおいて知るよりもそのほうが、やはり
調査漏れもあるでしょうし、いろいろな問題が多岐にわたってございますので、そのほうに対してでも
意見をよく開陳しまして、よりよい結果がもたらされるように希望するわけでございます。
それから、御案内のとおり、開放地に対しての
補償問題でございますが、次から次に整理縮小ということで、これは
沖繩返還協定の本
会議においてでもできるだけ努力して、不要不急ということは言えないかしれませんが、
沖繩の基地の過剰密度、そういうものに対しては解消すべく、
県民の意思にこたえて整理縮小していくのだというようなことで、その線に沿って
政府も努力され、防衛庁としましても御協力されておるということは理解するといえ
ども、しかし、開放されて、御案内のとおり、
米軍の使用中においてはほとんど地形も変化しておる、境界線ははっきりしない。
調査と申しましても、これが一年かかるか二年かかるかというような目鼻もつかない。開放されると同時に賃貸料は打ち切られ、それに対して生活の根拠をなすところの方たちがずいぶん困っておるということになりますと、何のために開放されたのであるかということが
意味をなさない。たとえ測量はしましても、これがまた復元
補償というのがきまらないうちは、変形されたところの構造物の、今日までコンクリート、アスファルトあるいはまた砂利、バラストというようなことで敷き詰められておるところをすぐ利用しろということにしましても、直ちにそれが利用価値ができるわけでもありませんし、私はそれに対して、いま放置されておるところのたとえば本部の飛行場
あと、あるいはまた伊江島の飛行場
あと、読谷の飛行場
あと、最近に開放されたところの
那覇の与儀のタンク
あと、あるいはまた石川に放置されたところの、いわゆる開放されたところの
土地、かなり問題が、返したからいいんじゃないかというようなかっこうのことであるかしれませんが、いまだにそれに対する解決策を見ておらない。いまさっきも承りますと努力しておるといえ
ども、しかし努力が一年かかるか、二年かかるか、三年かかるかと、こういうような時期をいつまでも待って、それではそのきまるときにというわけにはいかないのがやはり地主の
立場でございますので、私は、
政府そのものがその
立場をよく理解しまして、これに対する何とかの形において、たとえ開放されたといに
ども、開放以前においての使用中の賃貸料に対しては、その額というのが必ずしも、全額ということは理想であるかはしれませんが、しかしその
損害に対しての賃貸料に見合うところの
補償、それをひとつお考えになっておるかどうか、これに対してのお
考え方をお聞かせしていただきたいと思います。