○河村
委員 私はこういう違法な
闘争によって勤務が延びた、それを平然として超過勤務を払っておる、そういうところに私は、あなたは御存じないと言ったが、
国鉄全体としてきびしさが足りないと私は思うのです。お調べになってください。私はそれは形式的にいえば超勤勤務かもしれぬ。しかしそれは支払われるべきものじゃありませんよ。これは私は一例として申し上げたので、ほんの
一つの事例にすぎません。私は、
総裁がさっきこれからあらゆる
努力を続けて
交渉を通じて
解決をしたい、そして筋を通してあしたの破局的な
事態を避けたい、そういう
決意を述べられた。私はそれはそうあるべきことを期待しています。しかし私、この前あなたがおいでにならなかったので事務
当局に私の
意見を申したのでありますが、それはもしそういうふうにしても
事態が避けられない場合に、こういう違法
闘争が続いている
状態をそのままただ
交渉によってまとめるというだけでじんぜん日を暮らしているのは私は間違いだと思う。やはりこういう明らかに違法な
闘争であり、
国民にこれだけの迷惑をかけているものが行なわれているならば、処分すべきものはすみやかに処分をして、その上であらゆる
新聞に半面ぐらいを使ってそしてあなたの
考えなりあるいはこの本件のずっと由来から双方の事実関係を明らかにして、その上でどうしてもこういう処置に出なければならないというそういう事柄を——
新聞そのものはなかなか全事実を伝えるわけにはまいりません。そういうものを広告によって出して、それで
国民全体に周知をさせるという
努力をして、その上で
国民の審判をお受けなさい。もしそれだけのことを尽くして、なおかつ
国民世論というものがあなたを支持しないで逆にあなたを批判するようであれば、それはいままであなた方がとってきた労務
対策、
経営姿勢そのものに対する
国民の批判があるということなんですから、そのときにはすみやかに幹部総員総辞職するくらいのことで臨むべきである、そのくらいの
考えでもって臨まなければ本件の本質的な
解決はないという
意見を申し上げて御答弁を求めたが、事務
当局でありましたので答弁はありませんでした。きょうは
総裁がお見えになったから、私は
総裁に、本件に臨むあなたのそのくらいの
決意があるかどうか、その点についてお伺いしたいと思います。