○高山恒雄君 ぜひこの
被害者に対する免税の処置の問題については、私は努力をして実現をしてもらいたいと思うんです。かなり大蔵省もいろんな問題もありましょうけれ
ども、これはやっぱり
関係者がその気で努力してやるべきだと、こう思うんですよ。副
長官ね、人間は
災害に一回あうとなかなか背は伸び切れないんです、実際問題として。人間一生のうちに、火災にあうとか、あるいは
災害にあうとなかなか腰は伸びないものですよ、特にこの過疎地域におりますと。そういうことをお考え願って、私は真剣にやっぱり取り組んでもらいたいと申し上げたいんです。
なお、次にお願いしたいのは、これは河川
局長ですか、ちょっとお聞きしたいんですが、先ほど古賀さんからも御
質問がありましたから、しつこく申し上げません。この間、私は資料も整ったら出してくださいと申し上げておいたんですが、いずれそうしていただけるだろうと思いますけれ
ども、きょうのお話を聞いておりますと、
局長は全国に一ぺん行きたいんだけれ
どもと言っておられた、この間もそう言っておられたんですよ。大いに行ってもらったらどうですかね。せめて私は一級河川だけでも見てもらう必要があると思うのですよ。川内川という問題も古賀先生から御
質問がございましたから、私はあえて聞きませんけれ
ども、一級河川で、球磨川、緑川、白川、菊池川、これも一向に遅々として進んでないようです。したがって、ちょっとお聞きしたいのは、
地方における
建設省の考え方が、
意見が統一されてそうして中央に上がってくる、
報告をされる、その期間は
一体どのくらいかかるのかですね。それは二カ月やそこらでは私はできないと思うのですよ。先ほどの
答弁にもございましたように、長期
対策あるいは暫定
対策いろいろあると思うのですね。したがって、長期
対策じゃなしに暫定
対策はかくかくかような
状態で、どの一級河川とどの一級河川はこういう処置をとった。こういう河川は改革に、二年かかる。したがって、いま青写真製作中だとかいろいろあろうと思うのですね。そういう点が、やはりわれわれもその現地を見てきた
立場から考えますと、やはり具体的に、ほんとうに原形復旧じゃなくて長期計画をやるのかやらないのかという問題がいつも問題になるのですよ。きょうでもそうですよ。副
長官の
報告はこれは全く私はおざなりだ。そんなことはみな
委員は知っていますよ。おざなりですよ。あるいは厚生部門はこうだ、あるいは建設部門はこうだ、そういう
報告があってしかるべきですよ。それもない。したがって、現地に行ったわれわれ
調査団として、今後その
具体性が、やはり確立をほんとうにやっていただくのか、やらなければどういう促進をしたらいいのかというのが国
会議員の役目だと私は考えております。河川
局長、具体的にはどういうお考えなのか。先ほど私申しましたように、現地を見てもらうところは早く見てもらいたい。それだけ人が足らなければ代理でもいいからやる、というようなことでやるべきじゃないかという感じが私はするのでありますが、ひとつ
局長のほうからお聞きしたいと思います。
最後に、重ねてこれも自治省ですか、お聞きしておきたいと思うのですが、栗野町のこの水害、川内川の出水のたびに、全くこの八百戸、
被害者は約二千五百名、これも前回
質問したんですよ。その川内川の出水のたびに水害にあう、場合によって一年に二回あう。したがって、暫定処置でもいいから排水ポンプなりをやってくれと、こういう決議と要望があるわけです。この前も私はこの問題で御
質問申し上げておいたのですが、
一体きまったのかきまらぬのか。やるということになっておるのか。これは自治省と思いますが、
建設省ですか——そうですか、
建設省でもけっこうですが、ひとつ御
答弁願いたい。