○村田秀三君 関連。
私は資料持っているわけじゃありません。いま、
中村委員と
長官のやりとりを聞きまして、いろいろ考えてみるのでありますが、聞いておりまして、そのつど、そのつど腹立たしくて、これはがまんできなくて、関連をやるつもりで求めたわけでありますが、いま、
中村委員がまとめようとしております。しかし、それはきょうのところをまとめるということでありまして、問題は継続されるわけでありますから、いずれかの機会にまた、そちらの
調査を待って追及する、こういうことであろうかと思います。しかし、ここのところだけは明確にしておいてもらいたいと思います。
つまり、第一点は、
工藤委員も先回主体的に触れた問題でありますが、つまり、
伐採、造林、その
調査をやってこられて、その答えがきょう発表されたわけでありますが、聞いておりますると、
契約の中では、つまり造林、
植林の部分でありますが、まあ、いろいろな条件、状態としての条件というのがあるかもしれませんが、
契約には、筋を立てて
植林をするということだけであって、
あとは
監督、つまり、
営林署所定の
監督を受けてやりなさい、こういう
契約であるものだから、いろいろな気象、環境の中で条件が変わるのでありますと、こういうような言い方をしております。しかしながら、よくよく聞いてみますると、
長官の発言の中にも、これは不十分なものであるというような言い方をしておる。不十分なもの、不十分であるというような言い方をしている。どうも聞いておりますると、つまり、請負業者を何か
しらかばっておるという、そういう印象きり実は受けないのですね。だから、ここで問題は、はっきりすると思うのです。たとえば、前回、
工藤委員の
指摘をした場合には、一万何本かの仮植がある。ところが、
長官の答えでは二百九十何本とか、まことにべらぼうな数字であります。しかし、
中村委員が、目で見て
調査をしてきた、その
時点、わずかに四、五日前の話でございましょうけれども、二、三千本ぐらいは現認をしてきていると、こういうことなんですね。話がいろいろに食い違っております。そして
長官は、自発的に業者が補植をしておるのだと、こういうような言い方をしております。その補植というのは、かりに善意に解釈したといたしましても、ではいつの
時点からいわゆる補植か始まっているのか、こちらから
現地調査に行くといううわさを聞いて、それをとめたんじゃないかというような憶測も出てきている。いままで補植したじゃあ
本数というのは、一体何本なんです。三月三十一日に
完了検査をやって、そしてそれでよろしいということになって以降、では何本ぐらい補植したのかという問題も出てくる。この補植した
本数と一万本の
本数というものが、ほぼ一致しなければこれはおかしな問題になる、こういうことにもなるわけですね。こういうことをいろいろと考えてみますと、これはあなた方が業者をかばうのはけっこうでございましょうけれども、かばうとするならば、いわゆる
監督不十分であったという責任だけは、あなた方の話をいま聞いただけでもまぬがれることはできない。あるいはまた
監督が十分であったということであるならば、その業者が
契約に
違反をしたというそういう責任追及はあなた方がしなくてはならぬという問題が出てくる、こういうことになります。
二点目の問題でありますが、いまの盗木事件の問題であります。あえて盗木とこう言いますけれども、あなた方の緊急な
調査の中でもいわゆる誤伐か盗伐か、そういうおそれも感じられるということを言っておるわけですね。それで、いろいろ聞いてみますと、誤伐というのはあります、こういうような言い方をされている。誤伐があったということを認めながら、いわゆる施業
完了したときに
検査をして、その
報告は十全であったということになっているわけでしょう。もしも
検査を終了した
時点で誤伐があったと、かりにそれを善意に解釈して誤伐だったとしても、その
時点でこれはいろいろあなた方は、手を打っていなくちゃならないはずであります。いろいろ聞いてみますと、その誤伐というものが、かりに誤伐だといたしましても、それが十本や二十本じゃないということになる。しかも、その大きさもまた違う。こういうことが明らかになったとするならば、一体
完了検査をした
時点における正当な施業であったという立証をしたあなた方は、一体どうなるのかという問題が出てくる。そうしますと、これは明らかに共謀して誤伐らしく見せかけて実際は盗伐しておったという、そういう問題がこれは確定的にならざるを得ないと私は思うんですね。まあ言ってみれば共同正犯です。こういうことでありますから、詳細に
調査をすると、こう言いますけれども、これはあなた方が黙ってやらしたか、承知をしてやらしたか、それきり出てこない。そうすると、あなた方の責任もあるし、同時にまた、業者の刑事責任も出てくると、このことだけはまぬがれない問題だろうと私は思います。と同時に、詳細な資料ということでありますけれども、この際つけ加えておきますけれども、とにかくこれは立木全部記してあるわけでありますから、伐根を見て大体の量というものは積算できるわけであります。その積算された量、現実に販売をした場合に
幾らになるのか、同時にまた、あなた方が
払い下げたその金額というものは
幾らなのか、こういう点についてもこれはやはり明らかに資料を出してもらいたいということと同時に、
調査をします
調査をしますと言うけれども、聞いてみますると、ずいぶん前の話であります。うわさはあったけれども、何か今回動きがあるから
調査に行きました、五月の十二日、十何日ですなどというようなとぼけたことを言っているようでは、これは実際あなた方に国有林の経営をまかせておけませんよ、大体。こういうことにもなりますが、しかし、
調査、
調査というけれども、その
調査をいつまでやるのか、それは少なくとも早い機会に、人をかけてやればこれは一週間なんてかかりっこないんですよ、こんなのは。少なくとも一週間か十日の間に私はきちんとしたものを出してもらいたい、こういうことを要望しておきます。約束をしてもらいたい。