○藤井恒男君 その態度でひとつ、午前中申し上げましたように、しっかりやっていただきたいと思います。なお、午前中の議事録の面で、もし
あとで読み返してみて、そういったものが錯綜する面があったら、いまのような形で訂正していただきたいと思います。
委員長、その点お含みおき願いたいと思います。
その次の問題で、多くの
委員からもうすでに述べられたことでありますが、やはり確認の
意味で触れておかなければならないと思いますのは、無籍
織機の問題でございます。決算
委員会のおりにも私、取り上げて申し上げたわけでございますが、いずれにいたしましても、現有
織機が六十四万五千台あるわけでございますが、それに対応して八万台に及ぶ無籍
織機が現存する。しかも、これが十数年にわたって、減るどころか、漸増の傾向にあるということ、しかも、昨年の八月二十五日に無籍
設備取締り要項という、かなり通達としてはシビアな通達を策定いたしまして、全国にこの無籍
織機というものを取り締まる体制を整えたわけでございます。これには、明らかに無籍
織機であるということは法違反を犯すことになるわけでございますから、罰則規定として告発などの措置もとれるようになっておるわけです。何といいましても、この無籍
織機というのは、きつい言い方をすれば、これはやはり無法者でありまして、法違反、そうして
通産省においても、やはり取り締まりの所管としてその責めが問われなければならない問題でございます。しかし、しばしば
大臣も答えておられるように、あくまでもやみなんだと、やみだからやみだと、わからないというのも、繊維の実情というものをよく調べれば、やむを得ぬと言ったら語弊がありますけれども、そうかなという面もあるわけなんです。ただ、この際、構革を二年
延長するということになりますれば、やはりこのやみ
織機というものが非常に問題になる。先ほど
中尾先生もおっしゃったように、
一つには二千億からの金をつぎ込んで構革によって
設備を
近代化し、適正な競争力をつけていこうとしておる中で、なおやみ
織機が現存するということは、やはり何といってもこれは国民の血税を使うわけですから、他の団体に対しても申し開きができない、私はそう思うわけです。そういう
意味で、やみ
織機問題をただ単に、いまやみだから明るくするんだと、とにかく、それが先じゃないかというだけでは私は済まされないと思う。やはり今後のこともあるわけですから、過去にそういう例が現にあるわけですからね。だから、そういう
延長をたどるということは想像されるわけですが、やはりペナルティーを科すべきだと、私はそう思います。科してもらいたい。やはり行政というものは公平でなければならない。だから、いままでまじめにやっておった人たちに負担をかけておることは事実なんです。そういう
意味から、私はペナルティーを科してもらいたい。そのことがえりを正す
方向であると思うのです。そういう
意味で、どういう方策を現在とっておられるか、お答えをいただきたいと思います。