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1972-02-26 第68回国会 衆議院 本会議 第7号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和四十七年二月二十六日(土曜日)     —————————————  議事日程 第七号   昭和四十七年二月二十六日     午後一時開議  第一 昭和四十六年度の米生産調整奨励補助金   等についての所得税及び法人税臨時特例に   関する法律案大蔵委員長提出)     ————————————— ○本日の会議に付した案件  昭和四十七年度一般会計予算修正の件  社会保険審査会委員任命につき同意を求めるの 件  さきに設置した公害対策を樹立するための特 別委員会については、その目的公害対策並び環境保全の諸施策を樹立するためとするの件 (議長発議)  日程第一 昭和四十六年度の米生産調整奨励補金等についての所得税及び法人税臨時特例に 関する法律案大蔵委員長提出)  昭和四十六年度衆議院予備金支出の件(承諾を 求めるの件)     午後一時四分開議
  2. 船田中

    議長船田中君) これより会議を開きます。      ————◇—————  昭和四十七年度一般会計予算修正の件
  3. 船田中

    議長船田中君) 内閣から、昭和四十七年度一般会計予算修正したいので、国会法第五十九条によって承諾を得たいとの申し出があります。
  4. 船田中

    議長船田中君) 本件について大蔵大臣から発言を求められております。これを許します。大蔵大臣水田三喜男君。   〔国務大臣水田三喜男登壇
  5. 水田三喜男

    国務大臣水田三喜男君) 政府は、さき昭和四十七年度予算国会に提出し、御審議をお願いいたしているところでございますが、このたび、一般会計予算につき修正を行なうことといたしました。  ここに、その概要を御説明いたします。  第一は、歳出予算中、防衛庁の航空機購入費二十六億三千万円、装備品等整備諸費一億六千百万円、計二十七億九千百万円を減額したことであります。  なお、これらに関連する国庫債務負担行為につきましては、二月二十五日の衆議院議長のごあっせんの内容に沿って取り扱ってまいる所存であります。  第二は、歳入予算中国財産売払収入を二十七億九千百万円減額したことであります。  以上の結果、昭和四十七年度一般会計予算の規模は、歳入歳出とも十一兆四千六百七十六億円となります。  何とぞ御承諾あらんことをお願いいたします。(拍手)     —————————————
  6. 船田中

    議長船田中君) 採決いたします。  本件承諾するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 船田中

    議長船田中君) 御異議なしと認めます。よって、承諾するに決しました。      ————◇—————  社会保険審査会委員任命につき同意を求める   の件
  8. 船田中

    議長船田中君) おはかりいたします。  内閣から、社会保険審査会委員中村隆則君を任命したいので、本院の同意を得たいとの申し出があります。右申し出のとおり同意を与えるに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立
  9. 船田中

    議長船田中君) 起立多数。よって、同意を与えるに決しました。      ————◇—————  公害対策を樹立するための特別委員会の目   的を公害対策並び環境保全の諸施策を   樹立するためとするの件
  10. 船田中

    議長船田中君) おはかりいたします。  さきに設置いたしました公害対策を樹立するための特別委員会につきましては、その目的公害対策並び環境保全の諸施策を樹立するためといたしたいと存じます。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  11. 船田中

    議長船田中君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。      ————◇—————  日程第一 昭和四十六年度の米生産調整奨励   補助金等についての所得税及び法人税の臨   時特例に関する法律案大蔵委員長提出
  12. 船田中

    議長船田中君) 日程第一は、委員長提出の議案でありますから、委員会審査を省略するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 船田中

    議長船田中君) 御異議なしと認めます。  日程第一、昭和四十六年度の米生産調整奨励補助金等についての所得税及び法人税臨時特例に関する法律案議題といたします。     —————————————     —————————————
  14. 船田中

    議長船田中君) 委員長趣旨弁明を許します。大蔵委員長齋藤邦吉君。   〔齋藤邦吉登壇
  15. 齋藤邦吉

    齋藤邦吉君 ただいま議題となりました昭和四十六年度の米生産調整奨励補助金等についての所得税及び法人税臨時特例に関する法律案につきまして、提案趣旨及びその概要を御説明申し上げます。  この法律案は、去る二月三日大蔵委員会において全会一致をもって起草、提出いたしたものであります。  御承知のとおり、政府は、昭和四十六年度におきまして米の生産調整奨励のために、稲作の転換または休耕を行なう者に対し、補助金または特別交付金交付することといたしておりますが、本案は、これらの補助金等にかかる所得税及び法人税について、その負担の軽減をはかるため、おおむね次のような特例措置を講じようとするものであります。  すなわち、同補助金等のうち、個人交付を受けるものについては、これを一時所得として取り扱うとともに、農業生産法人交付を受けるものについては、交付を受けた後二年以内に固定資産取得または改良に充てた場合には、圧縮記帳特例を認めることといたしております。  したがいまして、個人の場合は、その所得の計算にあたり、四十万円までの特別控除が認められ、これをこえる部分の金額につきましても、その半額が課税対象から除かれることになります。また、法人の場合には、取得した固定資産帳簿価額から、その取得に充てた補助金等の額を減額することにより、その減額分が損金と認められ、補助金等を受けたことに伴い直ちに課税関係が発生しないことになるのであります。  なお、本案による国税の減収額は、昭和四十六年度において約五億円と見積もられるのでありまして、大蔵委員会におきましては、本案提案を決定するに際しまして、政府意見を求めましたところ、水田大蔵大臣より米の生産調整対策必要性に顧み、あえて反対しない皆の意見が開陳されました。  以上が、この法律案提案趣旨とその概要であります。  何とぞすみやかに御賛成あらんことをお願い申し上げます。(拍手)     —————————————
  16. 船田中

    議長船田中君) 採決いたします。  本案を可決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  17. 船田中

    議長船田中君) 御異議なしと認めます。よって、本案は可決いたしました。      ————◇—————  昭和四十六年度衆議院予備金支出の件(承諾   を求めるの件)
  18. 藤波孝生

    藤波孝生君 議事日程追加緊急動議を提出いたします。  すなわち、この際、昭和四十六年度衆議院予備金支出の件を議題となし、議院運営委員長報告を求め、その審議を進められんことを望みます。
  19. 船田中

    議長船田中君) 藤波孝生君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  20. 船田中

    議長船田中君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。
  21. 船田中

  22. 中川一郎

    中川一郎君 ただいま議題となりました昭和四十六年度衆議院予備金支出の件について御報告申し上げます。  今回承諾をお願いいたしますのは、昭和四十五年十二月二十六日から昭和四十六年十二月二十八日までの間に、本院で支出した予備金七百万円であります。その所属年度全額昭和四十六年度分でありまして、使途は、すべて在職中なくなられました議員の遺族に贈った弔慰金であります。  これらの支出については、そのつど議院運営委員会の承認を経たものでありますから、御承諾をお願いいたします。(拍手)     —————————————
  23. 船田中

    議長船田中君) 採決いたします。  本件承諾を与えるに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  24. 船田中

    議長船田中君) 御異議なしと認めます。よって、本件承諾を与えるに決しました。      ————◇—————
  25. 船田中

    議長船田中君) 本日は、これにて散会いたします。    午後一時十二分散会      ————◇—————  出席国務大臣         内閣総理大臣  佐藤 榮作君         法 務 大 臣 前尾繁三郎君         外 務 大 臣 福田 赳夫君         大 蔵 大 臣 水田三喜男君         文 部 大 臣 高見 三郎君         厚 生 大 臣 斎藤  昇君         農 林 大 臣 赤城 宗徳君         通商産業大臣  田中 角榮君         運 輸 大 臣 丹羽喬四郎君         郵 政 大 臣 廣瀬 正雄君         労 働 大 臣 塚原 俊郎君         建 設 大 臣 西村 英一君         自 治 大 臣 渡海元三郎君         国 務 大 臣 江崎 真澄君         国 務 大 臣 大石 武一君         国 務 大 臣 木内 四郎君         国 務 大 臣 木村 俊夫君         国 務 大 臣 竹下  登君         国 務 大 臣 中村 寅太君         国 務 大 臣 山中 貞則君      ————◇—————