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田中(恒)
委員 これは当然その際にすべき措置がされなかったということでありますから、
政府も、これの通算措置について——本来なら
政府のほうから出してもいいはずでしょう。いろいろ検討せられておるようでありますが、同じ農業
関係の
団体に働いておる人でありますから、これが差別をされるということはおかしいことでありますから、なお問題として、当
委員会で各党の御意見を持ち寄って検討していただきたいと思います。
大臣がお見えになっておりませんので、私は政務次官に、私の
質問を通して重ねて
政府に確認をしていただきたいことを申し上げて終わりたいと思いますが、
一つは、前段申し上げました
任意継続組合員制度の
廃止の問題については、私
どもはこれは非常に問題がある、こういう
理解をせざるを得ないわけであります。
内容的にも、今後この
制度なり日本の公的
制度全体の前進のためにはたしてこういう措置がよかったのかどうか、問題を
感じておるわけでありますので、政務次官のほうからも重ねてこの点についてお考えをお聞きいたしたいと思いますし、さらにこの
国庫補助の問題については、今度の問題を通して、これから五年間
掛け金の上昇というものはない、こういう意味の御答弁がありましたし、私
どももそういうふうに思っておりますので、この際、政務次官のほうからも、この
掛け金の問題について明快なお答えをいただきたい。
さらに、
補助事項につきましては、
あとでまだほかの
委員の方もいろいろ御要望があると思いますが、特に私は、
財源調整費の問題について、これが今度、比率で言えば二・七二%ということですが、われわれは従来から定率化をしてほしい、こう要望しておったわけですが、われわれの定率に比べてたいへん少ないのですけれ
ども、しかし、この二・七二%がゆらぎますと、設計全体がたいへん狂いますから、これは今後、次の再
計算期まで、上乗せはするけれ
ども下へ下がることは絶対あり得ない、大蔵、農林当局のお答えを聞いて私もこういうふうに思いましたのですが、この点も政務次官のほうから最終的に御答弁をいただきたいと思います。
さらに、将来、
農林年金につきまして、問題にいたしました
私学共済との
関係等から見て、
農林年金にさらに
仕組みの上でつけ加えられるべき新しい方策が考えられてしかるべきではないか、
私学共済と私学振興財団の
関係を一、二御
質問いたしましたけれ
ども、それに類するような形のものを、この際、
農林省当局が積極的に検討を開始して、何らかの結論を見出していただきたいと思いますが、この問題について御見解をお聞きいたしたい。
そうして御
指摘をいたしました最低保障費の問題、遺族保障の問題、こういう問題につきましては、
内容的にきわめて問題として理論的に詰めていない面もありますので、これは早急に
農林年金の立場でも詰めていただくし、同時に、先ほど御所信を伺いました
政府全体の、
年金全体のたてまえからもやはり明確な、合理的な
根拠を明らかにしていただくような措置を、ぜひ次の審議までには明確にしていただきたい。この点を申し上げまして、最後に政務次官のほうからまとめて御答弁をいただいて、私の
質問を終わりたいと思います。