○山口(鶴)委員 学校給食は文部省がお始めになったのですから、
自治省よりは文部省のほうが実態に詳しいということでないと実は困るのじゃないかと思うのですが、それはいいです。それはその当該
町村によって実はいろいろな形態もあっただろうと思うのです。通算になじむような形態もあっただろうし、なじますことが無理のような雇用形態もあったかもしれません。ですから、これはひとつ実態を御調査をいただきまして、そうして、常勤的職員としての
勤務をやっておったが、ただ、雇用
関係がPTA雇用であったという者については、ひとつこの
年金通算の
措置を講ずるように御
検討いただきたい。
同じような
趣旨で、学校に学校図書館の
関係の職員がおられますね。これも学校教育法がちゃんとしておればいいのだが、そうでもない。ただ司書教諭を置くことができるというかっこうになっている。そうすると、県や
市町村で
給与を支弁しない。やむなく、高等学校のPTAだとか、あるいは中学校のPTAで雇用をして、そうして常勤的に学校図書館の仕事に携わっておったというような
方々もおられたと思うのですね。そういう方についても、ひとつ
実情を調べて前向きに御
検討いただくように強く要請しておきたいと思います。
時間の
関係もありますからその次に進もうと思いますが、次は短期
給付の問題であります。これも山中総務長官がおるところで
議論をすればよかったと思うのですが、沖繩の問題であります。
沖繩におきましては、医療施設が非常に貧弱である。現に沖繩特別
措置法におきまして、本土にはない介輔というような
制度も
実施をしなければならぬという状況であります。それから、沖繩におきましては、短期
給付の場合は、現物
給付ではなくて、一たんお金を払って、あとから払った分に対してそのお金が戻ってくるというような、本土でもかつてそういう時代がありましたが、そういう
方式を現在も
実施をしておったという二つの
関係がございまして、この短期
給付の
掛け金が非常に安いわけですね。千分の二三十。ただし、これは、ボーナスその他も全部ひっくるめておりますから、総報酬制でありますので、本土の短期
給付とは若干
方式が違います。政府管掌の国民健康保険につきましては、従来千分の七十、今度の衆議院を通った
法案では千分の七十三ということになっておりますが、これは標準報酬制である。ところが、
共済組合の短期
給付については、これは本俸に対する割合であります。そういうことで
ルールが違っておるから一がいに比較はできませんけれども、たとえば千分の三十。総報酬制。これを政府管掌の国民健康保険の標準報酬制に直せばたしか千分の四十
程度ではないかと思います。それから、これを短期
給付に直しますと、これは本俸ですから、さらにこれが千分の四十五ぐらいになるのですか、五十ぐらいになるのですか、そういう形になるでしょう。で、これを本土の
制度をそのまま適用することになれば、民間の諸君はこの千分の三十、標準報酬で千分の四十
程度のものが千分の七十三ということになれば、非常に
掛け金が上がるというかっこうになります。また、
公務員の諸君に例をとりましても、まあ、公立学校
共済は先生方の
給与が高いということもあるかもしれませんが、たしか、短期
給付の場合、
財源率が千分の六十あるいは六十四ですか、ということでありましても、従来の率から見れば高いわけですね。ですから、そういうことを考えますと、少なくとも沖繩の公立学校の先生方、沖繩の
市町村の職員の
方々あるいは沖繩県庁の職員の
方々、こういう
方々の短期
給付については、当然特例を設けて低くしなければ
実情に合わないし、また、自民党さんが
方々にポスターを張られましたような、沖繩をあたたかく迎えようという公約にも相反する結果になるのじゃないだろうかと、私はこういうふうに思うのです。したがいまして、結局、沖繩をあたたかく迎えようというようなポスターをお張りになった自由民主党の政府のもとにある
自治省、厚生省、文部省でありますから、当然、特例を設けてこれは下げるのではないかと私は推察をするのですが、これはいかがでございましょうか。