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岡田委員 大臣、どうもありがとうございました。日中問題、また新しく展開しようとする
日ソ問題、いずれも国際的には相互に両者は連関性もあると思うのです。そういう
意味で、わが党としては、いずれの問題についても
政府を十分バックアップして協力をする用意がありますので、せっかくの努力をこの機会に心から期待をして、
外務大臣に対する
質問を終わりたいと思います。
話が飛び飛びになってまことに恐縮ですが、もう一度
総務長官にお尋ねしたいのは、
先ほど人件費の問題についていろいろ取り上げて
見解を承ったわけですけれ
ども、私は貸し付け内容をずっと検討してまいりますと、確かに預金の場合には七分二厘何毛ですか、非常に高率になっている。そういう
意味で原資を生み出しているということは同感でありますけれ
ども、貸し付け金利については、もちろん生活資金等は三分、あるいは大学生の場合は奨学資金は無利子、こういうのがございますけれ
ども、全部金利が安いわけではないわけです。大体据え置き期間は二年以内、高いのはやはり七分以上の金利もあるわけでありますから、その点で問題の
解決が非常に長くなっている。
北方関係の漁業従事者及び居住者に対する措置として、大体当初は、十年たったならば何らかの目安がつくのではないかという期待も、私は十年間という国債の交付をきめたときにはあったと思います。その基礎は、
先ほど大臣が言われているように、
昭和二十五年の漁業補償に基づくあの海域のその当時の計算の基礎は大体七億五千万、それ以外の要素を含めて十億という額が算定されたという面、こういう点、しかも十年間経過して依然として安全操業すらも
解決できていないという
現実等から
考えますと、この機会にやはり一段と漁業従事者及び旧居住者に対する援護の面で強化をすべきではなかろうか。私は、どうも国債がせっかく交付になったけれ
ども、結局は従来の償還以前の路線をずっと継承して、何ら今日の十年後の
情勢を踏んまえて離陸する
姿勢が
感じられないというのは非常な不満なわけです。そういう
意味で、私はたとえば金利の補給について、あるいはまた人件費の補助について、もし人件費でないとすればそれ以外の事務費等の補助について、あるいはまた追加国債の発行について、いずれにしても従来の過去十年間の延長線上から離陸をするという
姿勢が、特に
沖繩が五月の十五日に返ってくるという
情勢の中でも最後に残されている問題でありますので、そういう路線の延長線から離陸をした政策、そういう政策を確立した
姿勢が望ましいと思うわけです。ですからいま例をあげしまたけれ
ども、いずれについても、いずれをとるかという問題は別ですけれ
ども、そういう
姿勢を今日
政府が示すということが非常に大事ではないか。そうしてまた、そういう
姿勢が
わが国の
北方領土に対する
考え方というものについても、国内的にも明確に示すものになるでしょうし、また国際的にも対外的にもそういうことを示すことになると思うわけです。そういう
意味で、私は
総務長官に期待をいたすわけでありますけれ
ども、この点の私の意見について所見を承っておきたいと思います。