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上田哲君 一問にします。この
報告を伺っておりまして、いろいろ
不満がありますけれ
ども、
飛行訓練を一時停止させました。その
あと何をやるかといえば、今度は主として海上でやるのだ。海上でできるなら初めから危険なところに入ってくる
理由はもちろんない。何のためにあそこに入ったのかということは、まさか
自衛隊がかってに入ったなんということはないでしょう。神のみぞ知る。スクランブルやったのかもしれぬ。何のためにあんな時間にあんな航空路に入ったかということをはっきりしてもらわなければ、あなたのほうでお隠しになるのか、あるいは、あなたのほうでお隠しになるんでなければ、かってに上で、やっていることを放任してしまうということになる。何でそこに入ったかということをひとつはっきりしていただきたいということと、海上でやればいいのですよ。明らかにそれに入る
理由があったのだ。そういう事実に対しては何ら問題にしないで、海上でやりましょう。
レーダー部隊と連携し、他の
航空機の
所在の把握につとめる。いままで把握してなかったのですか。データ一ぱいあるけれ
ども、きょうは時間がないから
連合審査のときにじっくり出すけれ
ども、そういうことも全部ありません、ありませんということをあちらで言っているのじゃありませんか。そんなことをいまごろ言っているということはたいへんおかしいことになる。そういう問題にもお答えいただくが、そういうものの一つの
結論として、この機会に、こんないいかげんな一項、二項なんというものを役人の
答弁のような形で出される事態ではない。百六十二人もの人が死んでいて、そういうこの機会に、日本の
防衛体制の
基本、ここから
訓練計画も出ている。どう言ったって
国民はそう思っている。
自衛隊に殺されたと言っている。そういう声に対してどう答えるかという立場からするならば、精神論としても、少くとも
防衛体制の
基本に戻って検討しようということでなければ、何が愛される
自衛隊でありますか。そういう立場で、この機会に運輸省あるいは米軍、航空会社その他とすみやかに話し合いをもとに戻して、これからの
防衛体制の再検討、
基本的な再検討、四次防の再
編成、こういう問題に立ち入られる決意があるかどうか、このことを、いま二つ三つ続けて申し上げたことと合わせて、
政府委員でもけっこうだが、最後には
防衛庁長官から、これは技術論ではありませんから、しっかりお答えをいただきたいと思います。