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松永忠二君 そうすると、まあきょうの話は、建設省としては二百五十回券を出す。それから
バイパスについては
富士川を特に早急に完成をする。それから
警察庁のほうは一応標識を出して誘導する
措置をやるけれ
ども、その効果いかんによっては一定の期間の
交通規制を今後考えていきたい。その場合においてはやはり有料であることから考えてみて、建設省にいわゆる料金の何らかの善処を望みたいところである。
環境庁は、この
騒音の
規制法に基づいて法的な
措置を順次とっていくことはすべきところであるし、また
騒音の
規制は効果をあげるような方法として、そういう
規制のしかたというものは、非常に
考え方として賛成であるし、そうしてほしいという、そういうことが明らかになったわけです。そこで、私はひとつやることをやってみてもらうということはけっこうなことで、それぞれひとつやってもらいたい。そうしてそういうふうな中で一番積極的な
法律を持っているのは
道交法なりあるいは
騒音規制法を持っている
環境庁なり
警察庁であるから、ここは、状態いかんによっては、そういうふうなことについて、積極的なひとつ施策を講じて、建設省側との間に協議を行なって目的を達成するようにしてほしいということを私はお願いをしておきます。同時に建設省側には、そういう協議があったならば、十分に検討をしてもらわなければいかぬ、ほんとうの
意味の
バイパスの経済効果をあげる、そういうことの観点からひとつ……。私は非常に長い期間そういうことをやっているという必要はない、ある程度すれば自然乗ってくる。事実私
自身知っているんで、むしろ一号
国道を入っていくのは不思議なくらい、いわゆる
バイパスのほうは入り口が、特に西側からの入り口なんというのは実にりっぱにできている、自然そっちに入って行くのがあたりまえで、わざわざ橋を越えて曲って
国道を入って行くということのほうが不自然。また東側の
富士川のほうについても、
富士川のいわゆる
バイパス入り口というのは特にしっかりできている。これは標識は非常に不明確だけれ
ども、とにかくできている。少し曲っているというところに問題があるけれ
ども、一応とにかく普通のものならそっちに入って行かなければいかぬ筋合いのものが入って行かないということになると、やはり、いま言ったような程度の
対策では、これで効果をおさめると私たちは考えることはできないので、ひとつこの点については特に積極的にいま
規制課長が言ったことを積極的に実施してもらいたいし、また、そういうたてまえの
法律の
規制をやっている
環境庁も、そういうことによってひとつこの
地域の人たちの
環境を保全してもらいたい。せっかく
バイパスができたのにかかわらず、ちっとも
道路へ車が乗っていかない。非常に期待を持って私
自身もこの間落成式にも行った、非常に期待を持ってやったいまの
バイパスなり新
富士川橋というものが、全く期待と違う。あなた方ここにこういうことを書いてあるでしょう、新
富士川橋というものが「市内への流人
交通量が減少するので市内
交通の円滑化にも寄与することと思われます。」と。新
富士川橋のほうにあなた方は書いていることが何もできちゃいない。「このような
環境の中でこの地方を通過する
一般国道一号の通過
交通量は非常に多く、もはや
交通地獄の様相を呈しておりました。」と。そこでこういうものをつくったので、「この
交通問題を解決するために」と、ここに説明してあるもので何も解決できない、何も効果をおさめちゃいない。これについては、これなりに、つくったことに間違いあるわけではないですよ、また将来これに乗るであろうということは間違いないけれ
ども、
現状ともかく期待をしたものが数カ月にわたって実用できない。しかも
交通量が少しふえているならばまだいいですよ。むしろ
交通量が後退ぎみじゃないですか。そういうことになってくれば、いま言ったような建設省側の消極的な態度では、とてもじゃないが一われわれは満足できませんよ。また地元側の人だって、
住民としたってそれじゃ困るということになると思う。しかもこの問題はわれわれが取り上げなければ推進しないというのもおかしいじゃないですか。三つの省ともちっとも推進してないじゃないですか。こんなことは地元が二カ月か三カ月前に知事や
関係方面に
要請したところじゃないですか。それがちっとも手が打たれてないじゃないですか。われわれがこの問題を取り上げなければちっとも推進しないというところに、県を含めて国もその責務を完全に果たしていると言うことは私はできないと思う。そういう
意味からいってももっと積極的な施策を講じていく、そのために
法律もできた、ちゃんと。
道交法も改まった。
法律が改まって何が一体積極的にやれたのですか、できたのですか、できるのですか。こういうことをやはり早くやってもらわなきゃ——国会は
法律をこしらえるだけが能じゃないのです。つくった
法律は完全に実施するのが行政府の
責任なんです。そういう
責任を完全に果たしてもらうように……。まあ積極的な
お話もあったが、まことにどうも消極的な
お話もあったので、ぜひ今後これをひとつ処理をしてもらいたい。われわれもこの問題については推移をよく見ておりますので、早急にわれわれの言うことをどんどんやってもらって、この
地域の人たちのこうした問題の解決に当たっていただきたいということを私もお願いをしておきます。
実は、ほかにもう
一つ東名高速道路の休憩所の問題がある。私はかつて建設
委員をやっておりましたので、その
関係で
東名高速道路の休憩所を路線の横につくるべきである、料金を取っておきながら雨の日も暑い日にも休むところ、腰をおろすところもつくらずにおくなんということはけしからぬ。蒲原−
由比に上り下り線に
一つつくってあるけれ
ども、ほかのところは
一つもない。この前、総裁が
出席をして、このことについてはいま相談をしていると、
法律的にも少し問題があると私は思うのですが、このことについて、きょう実は積極的にやりたいと思ったが、時間がありません。しかし、これはもう私たちは、
東名高速道路は料金を取り、しかもバスは予定した以上にたくさんのお客が来て非常な利益をあげているにもかかわらず、
東名高速道路の乗るところは、ふぶきの日もかさをさし、炎天にも何にも入るところもない、そうして何時間も待たしておいて平気でバスを運行している。こんなばかなことがあるわけはない。もっとこの点について善処していただきたい。最後にこの点についてだけ公団側の高橋理事に、これはどうなっておるのだか話を聞かしていただいて、きょうの質問を終わって、またあとでこの問題についてはお聞きをしたいと思います。