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1971-07-24 第66回国会 衆議院 議院運営委員会 第4号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和四十六年七月二十四日(土曜日)     午後八時四十二分開議  出席委員    委員長 田澤 吉郎君    理事 亀岡 高夫君 理事 海部 俊樹君    理事 中川 一郎君 理事 小渕 恵三君    理事 加藤 六月君 理事 勝澤 芳雄君    理事 中嶋 英夫君 理事 広沢 直樹君    理事 塚本 三郎君       内海 英男君   小此木彦三郎君       中山 正暉君    西岡 武夫君       羽田  孜君    浜田 幸一君       藤波 孝生君    森  喜朗君       山村治郎君    斉藤 正男君       山口 鶴男君    鶴岡  洋君       和田 春生君    松本 善明君  委員外出席者         議     長 船田  中君         副  議  長 荒舩清十郎君         事 務 総 長 知野 虎雄君     ————————————— 委員の異動 七月二十一日  辞任         補欠選任   山村治郎君     小平 久雄君   鶴岡  洋君     矢野 絢也君   和田 春生君     佐々木良作君 同日  辞任         補欠選任   矢野 絢也君     鶴岡  洋君   佐々木良作君     和田 春生君 同月二十四日  辞任         補欠選任   小平 久雄君     山村治郎君 同日  辞任         補欠選任   山村治郎君     小平 久雄君     ————————————— 本日の会議に付した案件  各種委員等選挙  各委員会からの閉会審査申し出の件  本日の本会議議事等に関する件      ————◇—————
  2. 田澤吉郎

    田澤委員長 これより会議を開きます。  まず、本日の議事日程第二ないし第十七の各種委員等選挙は、その手続を省略して、議長において指名することになりますから、御了承願います。  なお、後任候補者として自由民主党からお手元印刷物にあります諸君を届け出てまいっております。
  3. 田澤吉郎

    田澤委員長 次に、本日、せき髄損傷者に対する労働者災害補償保険給付改善に関する請願外四十二件が、各委員会において採択すべきものと決定しております。  右各請願は、本日の本会議緊急上程するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  4. 田澤吉郎

    田澤委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  5. 田澤吉郎

    田澤委員長 次に、各委員会からの閉会審査申し出の件についてでありますが、お手元印刷物にありますとおり、各委員会から、閉会審査申し出が参っております。     —————————————
  6. 田澤吉郎

    田澤委員長 本件は、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 田澤吉郎

    田澤委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  8. 田澤吉郎

    田澤委員長 次に、今国会閉会になりましても、本委員会に設置いたしました各小委員会は、いずれも引き続き存置することとするに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  9. 田澤吉郎

    田澤委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、閉会中の小委員、小委員長及び理事辞任並びに補欠選任につきましては、委員長に御一任願っておきたいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  10. 田澤吉郎

    田澤委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  11. 田澤吉郎

    田澤委員長 次に、本日の本会議議事の順序について、事務総長の説明を求めます。
  12. 知野虎雄

    知野事務総長 まず最初に、日程第一、裁判官訴追委員辞職の件についておはかりをいたします。  次に、日程第二ないし第十七の各種委員等選挙につきましては、選挙手続を省略して、議長から指名をすることになります。  次に、請願日程とともに、ただいま緊急上程を決定いたしました請願を一括して議題といたしまして、委員長の報告を省略して、採決をいたします。  次に、閉会審査の件でございますが、閉会審査申し出の中で、逓信委員会から申し出のあります有線テレビジョン放送法案については日本共産党反対でございますので、起立採決をいたしまして、その他の審査案件につきましては全会一致でございますから、それを別に採決をいたすことになります。  次いで、議長から会期終了のあいさつがございまして、散会をいたします。  以上でございます。
  13. 田澤吉郎

    田澤委員長 それでは、本日の本会議は、午後九時予鈴、午後九時十分から開会することといたします。     —————————————
  14. 田澤吉郎

    田澤委員長 なお、来たる八月九日月曜日午後一時から理事会を開会いたします。
  15. 田澤吉郎

  16. 中嶋英夫

    中嶋(英)委員 今度の国会各党あるいは有志の皆さんから、日中国交回復に関する決議案を上程し、これを全会一致で可決すべきだという要望が強く出たわけであります。決議案の従来の取り扱いについての慣例があることは、私もよく承知しておりまして、その慣例は尊重すべきものと考えますが、これは自由民主党においてもし賛成をしていただきますならば、全会一致慣例を尊重しながら、この要望というものは生かされただろうと思うわけであります。  この提案は、単に国会内の問題ではなく、国民的な課題として、最近の変化する国際情勢の中から、あるいはアジアにおける平和あるいは貿易促進文化交流、そういうことの展望を大きく切り開く意味において、非常に重要なものだという認識を私どもはいたしております。残念ながら、自由民主党皆さんの同意を得ないために、今国会決議が成立に至らなかったことは、まことに残念であります。たまたま理事会の席上でもお話がありましたが、いま少しく時間でもあればというようなお話もありました。十月国会を予想されていますが、これではおそきに失する感もありますが、しかしおそかろうが、早かろうが、国民要望、適切な決議というのは、必ず生かしていかなければならぬと思いますので、今後ぜひ自由民主党においても、こういう問題については、ひとつできるだけみんなで一致をして進めていくことに御協力を願いたいと思います。  なお、との問題についての日本社会党としての見解は、別な機会に発表することになろうと思いますが、時間の関係もありますので、簡略に遺憾の意を表して発言を終わります。
  17. 田澤吉郎

  18. 広沢直樹

    広沢委員 今回、日中国交回復決議案が出されたわけでありますけれども、これは現情勢——国際情勢社会情勢、そういったものを踏まえて、当然今国会会期中に、日中国交回復とそれから中国の国連の地位の回復、こういう基本的な問題、こういったものは当然院の決議としてきめておくべきである。昨今のニクソンの訪中ということを一つの例にとらえても、アメリカの中国政策が大きく転換してこようとしている。今日までのわが国の外交政策は、そういったことでは非常におくれをとってしまっている。この際、基本的に国際情勢を踏まえて、こういった基本的な原則は決議すべきであるということで、当然これが出され、全会一致で本会議において議決すべきであるという主張を私たちはやってまいったわけであります。しかし、その提出の段階にあって受理するかしないかということで問題になり、前例にないということで自由民主党において採択しようとしない。非常に遺憾だと思うわけであります。  したがって、これが超党派での議員で出されてきたということは、その背景がいかに重要であるかということを意味しているものであり、国会には、従来の慣例もある——政党本位運営をやっている以上は、その慣例はあります。それを破れというのではない、むしろ尊重していかなければならない。しかしながら、これが採択されないということは、やはり衆議院規則あるいは国会法をもってしても、成規手続をもってなされた、こういうような一つ運営上の問題と規則の問題ということになりますので、こういう超党派で出てきた問題については、新しい例として、これは取り上げていかなければならない。五党の有力議員によって提出されたということは全く新しい例であり、そういったことは、国際あるいは国内世論を大きくあらわしているものと判断すべきである。その点で、新例としてこれを受理し、そうして審議すべきであるということを主張したわけでありますけれども、現実は採択に至らなかった。こういった新しい例は今後も起きようかと思います。十分今後こういった例については、取り上げていく前向きの姿勢を委員長においてはかられたいことを強く要望いたしておきます。
  19. 田澤吉郎

  20. 塚本三郎

    塚本委員 ただいま御発言がありましたように、日中国交回復決議案が採択されなかったことは、きわめて残念であります。  民社党は、従来の慣例を破ろうとは思っておりませんけれど、理事会でも申し上げましたように、決議案中身につきましては、反対されました自由民主党さんも、実は方向においては同じ方向だと考えております。ただ違うといたしまするならば、その程度の差があるのみであると思っております。それを反対されたことは、きわめて遺憾であることを申し添えておきます。
  21. 田澤吉郎

  22. 松本善明

    松本(善)委員 現在、国際的に日本外交を転換し、日中友好を促進すべき重大な時期であり、日本国会としても、この意思表示を明確にすべき時期だと考えます。  この日中国交回復決議案について私たちは、中華人民共和国を唯一の代表とし、日華条約を破棄すべきであるということを決議案に明記すべきであると考えておりましたが、日中議連背景として、党派を越えて共同でやることの意義から、本決議案に対して一定の評価をして賛成してきたものであります。  ところが、自由民主党が本決議案を本会議に上程することに反対をするということになりました。これは国際情勢に逆行するものだし、それから国民の期待する自主外交の道に反するものだと思います。全く遺憾だと、遺憾の意を表したいと思います。
  23. 田澤吉郎

  24. 海部俊樹

    海部委員 各党のいろいろな御意見を承りましたが、わが党といたしましても、基本的に国交正常化を阻害しようというつもりは毛頭ありませんし、中国国際社会への参加を拒否するつもりもありませんが、野党の皆さんと国対副委員長会談等で話が合意に達しなかったのは、踏まえるべき前提において、私どもの主張した点がいれられなかったということだと私は思っております。議運の段階というものは、中身の議論ではなく、一体これを前例に従ってどう扱うかということでいろいろ協議したわけでありますが、自由民主党の考え方を申し上げますと、確立されておる慣例というものは、われわれの先輩が長い間の議会運営の英知によってつくり出してきたものでありますから、これを前例にしないとか、あるいはこれはいい場合だから特に認めるということで安易に破っていきますと、これはややもするともろ刃のやいばになるような危険もあるわけでありますし、各党の御理解によって守られ、確立された慣例は、やはり安易に破るべきではない。これは単に自由民主党が与党としてやる議会運営をもって言っていることではないわけでありまして、世代がかわり、与野党立場を異にしても、日本議会制民主主義が続く限り、変わらざるものであるはずだと思います。  以上のような観点で、自由民主党党内コンセンサスが今回の決議案について得られなかったという以上、やはり自由民主党として、これを院の議決に持ち込むわけにはまいりませんでしたので、あえて立場を明確にしておきたいと思います。(拍手)
  25. 田澤吉郎

    田澤委員長 本日は、これにて散会いたします。    午後八時五十四分散会