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和田静夫君 私は、たいへんことばは悪いかもしれませんが、実は
大蔵省のあなたのほうも、ことばの使い方ですが、共犯ではないかと思うほどです。なぜかと言いますと、ここに私は天下りの一覧表を全部持っているんです、
大蔵省の天下り。
信用金庫の重要なポストはみんな
大蔵省の天下りです。読み上げてもいい。読み上げればこれだけで三、四十分かかるぐらいですから、上げませんが、全信協地区
協会あるいは都道府県の
協会の常務や
理事や
事務局長はみんなそうなんですね。そこで全部言うのはやめますが、問題の起こったところだけ言いましょうか、表に出ているやつを。武蔵野
信用金庫、これは横浜財務部長からの天下り。問題が起こったところです。昨日出た協和
信用金庫、これは浦和財務部理財課長からの天下り。それから塩釜の
信用金庫専務
理事小野清
一郎さん、東北
財務局理財部金融課長補佐からの天下り。郡山、これも問題が起こった
信用金庫、専務
理事、松田敬一さん、これは東北
財務局の管財部長からの天下り。水戸
信用金庫常務
理事川又忠洋さん、これは銀行局の
審査課長補佐からの天下り。甲府
信用金庫、これも問題が起こった。
理事長斎藤勤さん、
大蔵大臣官房付からの天下り。福知山
信用金庫専務
理事、近畿
財務局の神戸財務部長からの天下り。大阪第一
信用金庫、これはすでにもう警察につかまっているから御存じのとおり、これも近畿
財務局の京都証券取引所監理官からの天下り。それから尼崎信金、これも中国
財務局理財部金融課金融
検査官からの天下り。和歌山
信用金庫専務
理事、北陸
財務局の総務部長からの天下り。かくのごとく問題の起こっておる
信用金庫の専務、常務というところは全部おたくの天下りですよ。そうしたら、
大蔵省本省とこれらとの癒着
関係は一体どうなっているんだろうかと思う。けさから質問してきたとおり、あなたのほうでは
昭和三十三年から起きておる
事件というものは、四十五年になって、しかも
職員組合の有志代表の
上申書によって
調べて初めてわかる状態というのは、これに象徴されるように、おたくにいたところのえらい人がそこに行っているので間違いないだろう、したがって所有権の
先ほどの移転登記もとらずに出てきた文書だけでもってぽんと通過をする、こういう状態というのは、やっぱりこういうところから生まれるんじゃないですか。天下りの弊害は明確ですね。こういうことが、やっぱり
一つは、あなたはここに意識的に触れられなかったんですが、けさから一番最初にここにメスを入れなかったならば、こういう不正問題の芽はなくなりませんよ。そのことを約束されますか。