○畑
分科員 私は、本日、
運輸省当局と
国鉄と鉄建公団に、それぞれ埼玉県の交通の問題についてお尋ねいたします。
私は、実は毎日電車で浦和から通っておる。したがって、そういう
鉄道関係の混雑の
事情を身をもっていろいろ体験しておる一人といたしまして、埼玉県の交通
事情をもっともっと好転させたいという念願からきょうは質問するわけですが、この方面はさっぱりしろうとなんですけれ
ども、私の思いつきの点も含めて申し上げて、ひとつ御所見を承りたいと思います。
一番最初に
運輸省当局に質問いたしたいのですが、地下鉄線ですね。六号線と七号線、この二つの問題。六号線のほうは志村のほうから大和町のほうへ延ばして、大和町から東部東上に乗り入れて、相互乗り入れしようというような
考えのようであります。この前そういう機会がありましたので、私これを質問したのですが、結局われわれの
考えとしては、ぜひ六号線を志村あたりから川を渡って、いまの十七号国道がありますけれ
ども、それに沿ったような形の延伸ができないか、分岐をしてそういうことができないかということなんです。それで、いま志村の高島平ですか、その辺まではできておるのですが、それから先の大和町までの間の
工事がまださっぱり進捗しておらぬようでありまして、これを取りやめるわけにもいかぬでしょうが、これを志村のほうから分岐してもらって、十七号国道近辺の混雑の緩和をはかってもらいたいということが
一つであります。
それからもう
一つの
考えは、これはこの前質問する機会がございまして御答弁を得たことがございますが、七号線です。これはもちろん予定でありますけれ
ども、岩渕町まで行く予定になっております。それをさらに埼玉県のほうに延伸をしていただく、こういうことについては、この前も、もちろんそういう
考えで、単に東京都内とかなんとかという
考えではない、首都圏というのがだんだん大きくなってきておるんだから、したがって地下鉄のほうもそうした
立場で、東京都に限らず、近郊の県にも延ばす
考えである、そういう答弁を得たことがあります。ところが、その後まだまだその点がさっぱり進捗しておらぬようでありまして、それをさらに延ばすことを早くやってもらいたいということ。
それで、実は私のまことにしろうと
考えなんですけれ
ども、こういうことは
考えられないか。結局六号線の場合はそういうことで延ばしてもらって、高崎線の上尾あたりで
国鉄線と結んで、まあ始発は熊谷あたりにして、熊谷からずっと来て、上尾から
国鉄線からはずれて、そして十七号国道の付近に沿って志村までずっと来る、それから東京まで乗り入れ、こういうことにすればよろしいのじゃないか。というのは、結局大宮から以南は、御
承知のように朝の通勤が、高崎、
東北両線ともに八分間隔でありまして、それが一緒になりますから四分間隔であります。そこへ乗り入ればむずかしいですから、大宮から北であれば、おのおの八分おき、したがって八分おきに地下鉄の線を入れることは可能だというふうに
考えて、あえて上尾あたりで入れる、そして熊谷あたりを起点にするというような
考えはどうか。
それと、七号線の場合にも同じような
考え方でこれを
東北線に結ぶ。
東北線の久喜あたりでも入れる。そしてこれはまた宇都宮を始発にしてやはり都内に乗り入れる。こういうことであれば、八分間隔ですから、その間に優に入れられるということでございまして、しかも用地の
関係等につきましても、ここには建設省呼んでないけれ
ども、どうしてもなかなか取得がむずかしいということであれば、十七号よりも荒川寄りのほうにいま新大宮バイパスというのがある。それがまん中があいているわけです。あいて、将来は二階建てにして、その上を
高速道路を走らせるという構想で、建設省の先の構想はそういうことだそうだが、いつになるかさっぱりわからぬというようなこともあるので、そこのまん中のあき地を使えないかという思いつき。それと同時に、今度は
東北線のほうは、やはり同じように、県境から、鳩ケ谷あたりから少なくとも岩槻、大宮あたりまで、何という
道路か忘れましたが、これまた両方とも間があいている二つの往復の
道路があるわけです。その間に相当あき地がありますから、これもおそらくそういうふうにする
考えで建設省が
考えておるのかもしれないが、どうしても用地がなければそれを使うということは、用地の問題について相当解決にもなる、こういうように
考えているのです。
以上が、私のほんとうにしろうと
考えで
考えた
考え方なんですが、問題は、要するに六号線と七号線——七号線が入ることはこの前も答弁を得たのですが、六号線は大和町のほうへ行ってしまうのですから。ただ大和町のほうについては、何か八号線——この図面を私この間いただいたのですが、八号線が分岐して成増へ行くような図面になっておるのです。そうすると、東武東上に、成増へ八号線も行くし、それからいま言った六号線も行くということでございまして、乗り入れするとすれば二つとも乗り入れるということになる。したがって六号線を志村から分岐させる、あるいは大和町のほうを、これもひとしく埼玉県ですからやめるわけにもいかぬだろうが、これを分岐でもさしてやっていただくことができないかという
考えです。この
考えについてひとつ御批判願って、いろいろ専門的な御意見もあろうと思いますが、こういうことでなかなか解決困難なんだといったような問題等もありましたら指摘していただいて、ひとつ御意見を述べていただきたい、かように思います。