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細谷委員 長官、立場の違いということばも出たが、あなた、こんなところで言うものじゃないですよ。大蔵省にやられちゃったから、
国会などは責任がないから、いいかげんなことを、強がり言ったっていいじゃないか。私が申し上げているのは、そんなものじゃないんですよ。
大臣にお聞きしましょう。自動車重量税、この新税の問題の
関係も
村田委員に対する答弁の中に出てきているんです。自動車新税も、まあ四百億ですから、十分な財源とはならなかったからと。ところが、大蔵省は、四十六年度にあえて自動車新税を設けなくても四十六年度は財源上の問題はなかったと、自動車新税を設ける際にぴしゃり言っているわけです。そうでしょう。こういう点からいきますと、いままでの予算編成の
経過からいって、自動車新税の額が大きかった、小さかったというのは、理屈にならないのですよ。
もう一つ私が申し上げたいのは、六次
計画は
道路をつくるほうはそのまま認めていって、それに対応するものといって
国家公安委員長が閣議でものを申して、
交通安全施設をつくらなければいかぬということで三千七百億の案をつくった。ところが、一方、
道路では、建設省のほうは十兆三千五百億というものが通っちゃった。経済社会発展
計画では十兆三千五百億よりももうちょっと大きくなっているんですよ。それが認められながら、今日、
道路をつくる場合に、これならば通せるという
道路にするには、安全施設はつけなければいかぬですよ。それだけはちぐはぐの半分以下に認められていて、財源上の問題はなかったというのが予算編成の
経過で大蔵省の言っていることです。
それから次に、第六次
計画の対のものとして出てきたといういきさつがある。それをあなたは、事情変更の原則がどうのということを言っておりますが、いままでの
道路計画だって、五年やって六年目から新しい二次
計画で進んだことはないのですよ。三年目か四年目くらいで新しい
計画に飛躍しているんです。ですから、それも理屈にならないですよ。いまの第六次
計画だって、五年も過ぎないうちにまた変わってきますよ。もっと大きな
計画になってまいります。そうなってまいりますと、あなたが言わぬでも、三年目か四年目に当然事情変更は出てくるわけですよ。財源も千六百億を変えますというのなら話はわかるのですけれ
ども、それでなければ、ここで事情変更の原則がどうのこうのと言っても、とてもじゃないが、
納得できませんよ。これもまた、おまえはいいかげんに立場の相違で言っているなんということで答弁するんなら別ですよ。
私は
経過からいって、いま三つ申し上げたのですが、大臣、いかがですか。これはきわめて問題だと思うのですよ。