○林(義)
委員 この辺は少し
調査をしていただきたい。これは
厚生省にお願いする
調査でないかもしれませんけれ
ども、どこにお願いしたらいいか知りませんけれ
ども、少し
厚生省のほうで
調査をしていただきたい。何かやはりこういった点の疑惑を
一つ一つ晴らしていくことが、この問題の
解決のためには非常に大切なことだと私は思うのです。十一月二十四日に
申請が出て、直ちに
許可された。それが何か一月十四日まで二カ月間も全然ブランクにされておったというようなことは、
法律的には確かに手落ちはないかもしれません。しかしながら、われわれ
常識から考えると、直ちにそういった
許可が出るようなものであれば、わざわざ二カ月も前に
許可申請をすることもないだろうという気が私はいたしますので、その
辺一体——しかも、もう
一つ非常にひねくった言い方をしますと、十一月二十四日に
許可が出ております。そうすると、いつでも
発掘ができるということでございますから、その間に別の
発掘があったのではないかというようなことさえ考えられるわけでございまして、そういったことは私はないと思いますけれ
ども、そういった点についても十分
調べていただきたい、こう思っております。
次に、これは先般の
小林参考人から
お話を聞いたところでは、
小林参考人の手に送られてきた
じん臓のサンプルは
ピンク色をした新鮮なものであった、こういう
お話でございました。ところが、こちらの
久保田医師、これは
解剖をされた方でございますが、その方の中には、そういうことは書いてない。「
右腎臓はやや萎縮し、
表面は
青色を帯びた
黄褐色で、ほぼ
原形をとどめていた、この
右腎を約七糎×四糎×二・五糎位切除した。
割面は僅かに
赤味を帯びた淡
青紫色であった。」こう書いてあるんです。この前もお尋ねしたのですけれ
ども、薄い青で、しかも
紫色である。わずかに赤みを帯びた色というのは、これは私はどう考えても、
ピンク色であるし、新鮮だということは言えないと思うのです。人の目の違いということもあるでしょうけれ
ども、ちょっと色盲か何かでないと、その辺は出てこないのじゃないかという気がいたすのです。
それで私、はっとしましたのは、
ドライアイスの入った容器に入れて岡山に持ち帰られたということですが、
ドライアイスといえば
炭酸ガスだと思うのですが、
小林先生が言われていたように、
炭酸ガスの中に入れておくと、非常に新
鮮度を保つということだと思うのです。
一般的に申しますと、人体の問題でありますから、新鮮な色であり、かつ
ピンク色であるということが新しいので、古くなったものが薄
青紫色だろうと思うのです。若干赤みがかっている。赤みがかっているのがだんだん黒くなってくるというのが私は
常識だろうと思うのです。したがって、もしも考えられることとして言えるならば、
ドライアイスの中に入れておったから、
ドライアイスの作用によって、色が新
鮮度を増してくる、こういうことは考えられるのかどうか、
厚生省のほうからお答えできるかどうかわかりませんが、ひとつお願いいたしたいのでございます。