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1971-03-02 第65回国会 衆議院 議院運営委員会 第12号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和四十六年三月二日(火曜日)     午後零時二分開議  出席委員    委員長 渡海元三郎君    理事 田澤 吉郎君 理事 亀岡 高夫君    理事 海部 俊樹君 理事 三原 朝雄君    理事 佐藤 孝行君 理事 勝澤 芳雄君    理事 広沢 直樹君 理事 塚本 三郎君       内海 英男君   小此木彦三郎君       加藤 六月君    中山 正暉君       羽田  孜君    浜田 幸一君       藤波 孝生君    森  喜朗君       井野 正揮君    山口 鶴男君       和田 春生君    松本 善明君  委員外出席者         議     長 船田  中君         副  議  長 荒舩清十郎君         事 務 総 長 知野 虎雄君     ————————————— 本日の会議に付した案件  議員稻田柳右エ門君、村上勇君、西村榮一君、  水田三喜男君、原健三郎君、戸叶里子君、井出  一太郎君、小坂善太郎君、坂田道太君、山口シ  ヅエ君及び池田正之輔君永年在職表彰の件  本日の本会議議事等に関する件      ————◇—————
  2. 渡海元三郎

    渡海委員長 これより会議を開きます。  永年在職議員表彰の件についてでありますが、議員稻田柳右エ門君、村上勇君、西村榮一君、水田三喜男君、原健三郎君、戸叶里子君、井出一太郎君、小坂善太郎君、坂田道太君、山口シヅエ君の諸君は今月で、また、池田正之輔君は去年三月で、それぞれ在職二十五年になられましたので、慣例により、院議をもって表彰することになります。  松本善明君。
  3. 松本善明

    松本(善)委員 私は、日本共産党を代表して、この点について意見を述べます。  私は、表彰の対象となっている議員のうち、池田正之輔君表彰はいま行なうべきでないと考えます。  その理由は、同君が、議員職務に関する収賄事件で公訴を提起されており、一審判決さえなされていない段階だからであります。これは、他の刑事事件と異なり、国会議員職務遂行について疑惑が持たれているということであって、国会議員表彰にまことにふさわしくない状態であります。このような状態にもかかわらず院が表彰することは、国会の権威をそこない、国会に対する国民の信頼を裏切るものであると考えます。同君が、その後の総選挙で当選したから解決済みだという議論もありますが、当選によって無実になったというわけではないので、この議論には賛成することができません。  私は、池田君の問題は、国民疑惑の晴れた、しかるべき時期にあらためて考えるべき問題であると思うので、現在、池田君の表彰を行なうのは反対であります。そうして、このことが明確になるような議事運営がなされるべきであると思います。
  4. 渡海元三郎

  5. 勝澤芳雄

    ○勝澤委員 永年在職表彰ということは、従来、人格を表彰することよりも、二十五年国会議員として在職されたという功績表彰するものとされてまいりました。したがって、ただいまの御意見もありますが、できるならば、御本人においてしばらく御辞退くださるというような善処の方法がないものか、一応委員長において、いま一度御本人にお伝え願い、御努力を願いたいと存じます。
  6. 渡海元三郎

  7. 広沢直樹

    広沢委員 ただいま種々御意見がありましたように、表彰は永年在職功労を多として表彰されるものであります。別に法令規則には定めがありませんが、先例によれば、おのおのお祝いごととして一致して表彰すべき本来の姿だと思います。したがって、池田正之輔君についてはいろいろ意見もありますので、従来から申し上げておりますとおり、御本人において、この際、表彰を辞退されるべきではないか、このように考えます。委員長において善処せられるように御配慮願いたい。
  8. 渡海元三郎

    渡海委員長 ただいまの共産党池田君の表彰反対意見はよくわかりました。また、社会、公明両党の御発言の趣旨は、一応私から本人にお伝えすることにいたします。  それでは、表彰文は、前例に従って作成したお手元に配付の案文のとおりとし、表彰決議は、本日の本会議において行なうこととするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  9. 渡海元三郎

    渡海委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————  議員稻田柳右エ門君は衆議院議員に当選すること十一回在職二十五年に及び常に憲政のために尽くし民意伸張に努められた  よつて衆議院は君が永年の功績を多とし特に院議をもつてこれを表彰する     …………………………………  議員村上勇君は衆議院議員に当選すること十一回在職二十五年に及び常に憲政のために尽くし民意の伸長に努められた  よつて衆議院は君が永年の功労を多とし特に院議をもつてこれを表彰する     …………………………………  議員西村榮一君は衆議院議員に当選すること十一回在職二十五年に及び常に憲政のために尽くし民意伸張に努められた  よつて衆議院は君が永年の功労を多とし特に院議をもつてこれを表彰する     …………………………………  議員水田三喜男君は衆議院議員に当選すること十一回在職二十五年に及び常に憲政のために尽くし民意伸張に努められた  よつて衆議院は君が永年の功労を多とし特に院議をもつてこれを表彰する     …………………………………  議員原健三郎君は衆議院議員に当選すること十一回在職二十五年に及び常に憲政のために尽くし民意伸張に努められた  よつて衆議院は君が永年の功労を多とし特に院議をもつてこれを表彰する     …………………………………  議員戸叶里子君は衆議院議員に当選すること十一回在職二十五年に及び常に憲政のために尽くし民意伸張に努められた  よつて衆議院は君が永年の功労を多とし特に院議をもつてこれを表彰する     …………………………………  議員井出一太郎君は衆議院議員に当選すること十一回在職二十五年に及び常に憲政のために尽くし民意伸張に努められた  よつて衆議院は君が永年の功労を多とし特に院議をもつてこれを表彰する     …………………………………  議員小坂善太郎君は衆議院議員に当選すること十一回在職二十五年に及び常に憲政のために尽くし民意伸張に努められた  よつて衆議院は君が永年の功労を多とし特に院議をもつてこれを表彰する     …………………………………  議員坂田道太君は衆議院議員に当選すること十一回在職二十五年に及び常に憲政のために尽くし民意伸張に努められた  よつて衆議院は君が永年の功労を多とし特に院議をもつてこれを表彰する     …………………………………  議員山口シヅエ君は衆議院議員に当選すること十一回在職二十五年に及び常に憲政のために尽くし民意伸張に努められた  よつて衆議院は君が永年の功労を多とし特に院議をもつてこれを表彰する     …………………………………  議員池田正之輔君衆議院議員に当選すること十回在職二十五年に及び常に憲政のために尽くし民意伸張に努められた  よつて衆議院は君が永年の功労を多とし特に院議をもつてこれを表彰する     —————————————
  10. 渡海元三郎

    渡海委員長 なお、表彰決議は、議長発議をもって行ない、表彰決議の後、早稻田柳右エ門君から、代表して謝辞が述べられることになっております。  なお、他の諸君謝辞につきましては、これを会議録に掲載することといたします。  また、記念といたしまして、院内に肖像画を掲げるとともに、別に小型の肖像画を贈呈することになっております。     —————————————
  11. 渡海元三郎

    渡海委員長 次に、本日の本会議議事の順序について、事務総長の説明を求めます。
  12. 知野虎雄

    知野事務総長 まず最初に、表彰決議がございまして、謝辞が述べられます。  次に、日程第一は、高橋法務委員長の御報告がございまして、全会一致でございます。  日程第二は、毛利大蔵委員長の御報告がございまして、日本共産党反対でございます。  日程第三は、金丸建設委員長の御報告がございまして、全会一致でございます。  以上であります。
  13. 渡海元三郎

    渡海委員長 それでは、本日の本会議は、午後零時五十分予鈴、午後一時から開会することといたします。     —————————————
  14. 渡海元三郎

    渡海委員長 次回の本会議及び委員会は、追って公報をもってお知らせいたします。  本日は、これにて散会いたします。     午後零時七分散会