○華山委員 ぜひそういうふうにしていただきたいのでございますけれ
ども、私はそういう広い意味での
公害、
公害基本法をつくった理由としてあげてあるところの過密の状態、そういうふうなものからこうむるところの一般市民の人としての生活を解放する、こういうことに重点が置かれるべきであって、
道路交通法はまたそうでなければいけないのじゃないか。この次には
改正案を出されるということでございますから、ひとつ出していただきたい。第七条だけによってやっておりますと、私はそんなことは言いませんけれ
ども、おかしいじゃないかというふうなことで訴訟でも起きたらたいへんですよ、これは。そういうふうに思うのでございますが、いまああいうふうなことで、何といいますか、いわゆる歩行者天国とかなんとかいいますけれ
ども、ああいうふうなことはいままででも
警察でやっていたわけです。たとえばいまではだんだん少なくなってきましたけれ
ども、
東京の盛り場で市が立つ、そういうふうなときには、その区域に限って
交通の
規制をしていらした。しかし、これは当然人が出てくるからそれを
規制していた。やはりこれは第七条で私はできると思うのですけれ
ども、いわゆる新宿や銀座のような場合は、とても出られなければ人が出ていかないというだけのことであって、私は意味が違うと思いますし、ひとつそういう点で過密地帯の人々にもっと自由な天地といいますか、そういうことを与える意味の法の
改正を私はお願いしておきたいと思うのです。私はこれは広い意味での
公害だと思いますので、お願いしておきたいと思うのでございます。
それから、そういたしますと、私はここでお願いしておきたいのですが、法を
改正されるようでございますから、その際に考慮していただきたいのでございますが、この
法律にも全般的にいえるわけですけれ
ども、
警察の必要によって市町村長なり知事なりの
意見を聞く、あるいは状況についての報告を求めるということがありますけれ
ども、市民をしあわせにしてやる。そういうふうになりますと、
警察ももちろんそうですけれ
ども、知事なり市町村長のものの
考え方というものが大きな力を持ってくるわけです。あそこの道はひとつ小学校の生徒に日曜日だけでも開放してやったらいいじゃないか、あの
道路はひとつ一般市民に日曜日だけでも開放してやったらいいじゃないかというふうな
意見は、これは市民あるいはその地区の人々の
意見が出てくるわけですから、これは
警察のほうも当然そういうようなことは察知しなければいけないと思いますけれ
ども、知事なり市町村長なりの
考え方が、市民を代表する意味からも、市民の希望をまとめる意味からも、私は強いと思うのです。そういうふうなことで、その面につきましてはひとつ知事なり市町村長なりの
意見が
道路交通法に積極的に反映のできるようなものの
考え方をしていただきたい、そういう法の
改正をしていただきたい、こう思うわけでありますが、これにつきまして長官からひとつ。