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小笠原貞子君 私はほんとうに
大臣のその態度ね、ちょっと改めてくださいよ。まきに三十分の中で
大臣がしゃべられるのが多いんですから。
私がその問題を取り上げましたのは、いま
大臣がスケジュールどおりおっしゃいましたよ。しかし、そこで
一体何が起こっているかということなんですよ。やっぱり
大臣としていらっしゃったれば、いろいろのことをお聞きになるだろう。しかし
現地から電話が入りました。きょう私が
委員会のときに、十一時三十分に電話が入ったんです。そして
現地でいま大きな問題になっている。何が問題になっているか。
大臣、来ました。そうして先ほどから言われましたように真和志
中学校へいらっしゃいました。その時間表、スケジュールでお読みになっているけれ
ども、時間ずれているのですよ。実際いらっしゃったのは十一時四十五分から十二時十分ですよ。
学校にいらしている間は二十五分です。まあその次の与那原小
学校に行かれたのは十二時三十分から十三時十五分、その間昼食をしていられるわけでしょう。
学校の人たちはほんとうに
大臣とゆっくり話したい、いろいろ聞いてもらいたい、先生も聞いてもらいたいだろうし、父母も聞いてもらいたいだろう。しかし
学校、たった二つ、
視察なさった。しかも二十五分と四十五分、しかもそれに昼食を含めてだ。そしていろいろと言われたけれ
ども、PTAの連合会で講演なさった。その講演なさった
内容は
一体どういう
内容を講演なさっていらっしゃいますか。そこがまた一つの問題です。そしてまたわずか一日の
視察でしょう。一日の
視察で効果的に
視察しようと思ったら、当然
琉球政府の
文部大臣に当たる中山
文教局長にも御
連絡あっていらっしゃるのがしかるべきだと思うんです。しかもその琉球新報九月二十日号を見ますと、
大臣がこの
沖繩へいらっしゃることについては
文教局には事前に何ら
連絡もなく、情報を得て
文部省に問い合わせてやっと確認することができたと、こういうふうに言っていらっしゃいますよ。それから
本土政府、これは
本土政府が
沖繩事務局に
連絡してきたもので
文教局に直接いってない。
連絡していらっしゃらないわけですね。そうしてまたそこのところでいろいろ言われているその
内容を見ましても、たとえばこういうことを言われているわけでしょう。
沖繩の
教師は政治的な運動など問題の多い
教師があり、
教育の中立維持ということから問題である。反戦
教育などと称しているようだが、偏向
教育は好ましくない、こういうふうに言っていらっしゃいます。そうして車で一緒に行った中山
文教局長が車の中でこういうふうに
大臣に申し上げた。この
沖繩の中で二十五年にわたる
米軍支配下にあって
沖繩では当然ながら
本土にはなかったさまざまな問題をかかえながら、その中で
教育を守ってきたんだ。それを、
大臣の目にはそういうような苦労が映っていなかったのかと、非常に残念だと、こういうふうに
大臣が一日でわっと言われたことがいま
沖繩で非常に問題になって、あれは結局
視察ではなくて、PTAの連合会へ行って、そうして偏向
教育だという一まあ屋良さんが
教職員の出身だから、だからそれに対しての選挙のチェックをするためにいらしたのじゃないかと、こういうふうにいま非常に
沖繩現地ではこのことを問題にしています。だから、いま
文教委員会があるということを、私の、議員の秘書ですから、だからさっそくきょうの
文教委員会で
大臣のそういう態度、まきに
大臣という資格で
視察という名前で
沖繩の選挙に介入したという態度、この態度についてぜひ追及の
お話しをしてもらいたいと、こういうことだったわけです。だから私の言いたいことは、
大臣がいろいろ問題を起こしていらっしゃるのですよ。いまの
教育大問題にしたって、これから私が伺います北九州問題にしても、原因はどこから起こっているか。
大臣がいまこういうふうになさっているそういうような態度、そうしてそれは個人ではなくて
文部省の政策にあり、またその上の政策と、ここから原因が起きていると、そういうことからまずその
沖繩での行為について、私は
大臣に大いに反省を求めたいし、そういうような
大臣の地位を利用しての選挙活動に利用されるというようなことがあっては、幾ら公正だと言われても、決してそれは公正だと私たちは受け取られないということをまず最初に申し上げて、次に
質問に移りたいと思います。