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説明員(
谷口昇君)
実態調査の結果でございますが、先ほど次長が
説明いたしましたように、そのような
方法でもって
調査をいたします。で、まず、もう少し詳しく申し上げますと、
日当、
宿泊と
移転料に分けまして、
日当、
宿泊につきましては昨年の五月ですね、五月中に
財務局あるいは
財務部を通じまして、
甲地方、
乙地方にそれぞれ
旅館がございますが、その
旅館の
公務員の
利用状況を調べまして、そのように
調査いたしました。それから
移転料でございますが、これは御
承知と思いますけれ
ども、
赴任に伴う家財の
移転料でございます。これにつきましては、各省各庁に協力を得まして、そしてそれをその
個票を渡しまして、その
転職者に対しまして
——これは昨年の三月から六月までの間に
移転をされた人について
調査をいたします。
簡単にその結果を申し述べますと、まず
宿泊料でございますが、これは
甲地方でたとえば六
等級以下の人が利用する
旅館でございます。御
承知のとおりに、現在
宿泊料と申しますのは、大体一泊二食というのが通常の常識になっております。それからそれサービスに
料金及び
料理飲食税、その他
小物費、こういうものがついて
合計がこう出るということになるわけですが、細部は省略いたしまして、簡単に答えだけ申し上げますと、六
等級以下の者が利用する
旅館で、
甲地方の場合に
合計二千六百七十六円、
乙地方で二千二百二十六円、こういうふうになります。それを
改定額として二千七百円あるいは二千三百円という形で
改定させていただいております。ちなみに主ないし五
等級の者が利用する
旅館、これは
甲地方で三千三百七十五円、
乙地方で二千七百六十三円、それ
合計でございますが、
改定額を三千四百円あるいは二千九百円という形で出させていただいております。実はこのようにして大体
調査した結果でございますが
——いまのは
日当、
宿泊でございます。
次に、
移転費用の
実態調査について先ほどのような
調査をした結果を簡単に申し上げますと、まず御
承知のとおりに、現在の
移転費用につきましては
等級区分がございます。それと同じように
距離区分がございますが、たとえば七
等級以下、現在のものはそうなっております。それを今度は七
等級を落としまして、六
等級以下になりましたが、その辺のところの
実績を簡単に申し述べますと、鉄道で五十キロ
未満で七
等級以下の
実績では二万円ちょうどと出ております。六
等級以下が二万九千百八十八円、これを
もとにいたしまして、御
承知のとおり二月一日に
通運料金の
改定がございまして、約二割の
改正がございました。その二割の
通運料金の全
移転費のうちで占めますシェアをかけ合わせまして、先ほどの
実績を
もとにしてここに
改定額として二万八千三百円という形を出しております。大体このような形で
等級区分をずっと整理をいたしております。
以上が大体のところでございます。