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芳賀小
委員 最近は、
関係の農協においてもあるいは
農業団体にしても、さらに
生産者も相当苦労していますからね。
ただ基準歩どまりを上げましたと言うだけで、それじゃ中身をどういう経過で出したかということが明確にされぬと、なかなか、
政府の役人の皆さんだけの独断的な判断で
告示を出したり押しつけても、これは納得しないと思うのですよ、そこから不信が起きてくるわけですから。だから、どうしても適正な
歩どまり水準を新しく設定するということであれば、私が昨日来指摘したような点については、その点を十分配慮して、そうして間違いのない方法でこれは処理してもらいたいと思います。どうも
局長や
小島課長なんかは、
原料イモだけを
基準歩どまりの引き上げという形で名目は引き上げる、しかし、実質は去年と同じということにして、そうなれば、
でん粉価格というものは、
原料代の面では据え置きでいいということになるのですよ。加工賃や何か当然
加算すべきものも据え置くということになれば、
でん粉は据え置き、
原料については、
基準を上げたことによって名目だけ上がって実質は据え置きということになるのですからね。まさかそういうインチキはやらぬと思いますけれども、最近の
政府のやり方というのは一〇〇%信用できませんからね。これは念のためにあらかじめそういうことではいかないということで、私からも指摘しておきますからして、間違いのないようにしてもらいたいと思います。
あとは、昨日の質疑を通じて若干整理すべき点がありますので、その点だけを明確にしてもらってきょうの質問を終わらしたいと思います。
これは
小島課長でもいいですが、昨日の
附録第一の算定によると、
パリティ指数が一〇三・九四ということになるので、したがって馬でん、甘でんについては、それぞれ昨年よりも甘でんについては三十七・五キロで十五円の値上がり、
カンショですね。
バレイショについては三十七・五キロで十一円の値上がわということは承知したわけですが、この際
数字的に、この
分母として採用した四十四年九月から四十五年三月までの平均。
パリティ指数、それから四十五年八月のいわゆる分子となった指数、これを念のために示してもらいたいと思います。
それからあと
附録第二の
関係ですが、政令に、
附録第二の各算定の費目については明らかにされておるので、このそれぞれの費目についてどうなっておるかという点について一通り
数字あるいは指数をあげて
説明してもらって、結果的に
附録第二によれば昨年の
価格に対してどの
程度の上昇になるかという、この点を明確にしておいてもらいたいと思います。
それから統計
調査部長にお尋ねしますが、
価格決定にあたって農林大臣が行なう
生産費の
調査等については、これは統計
調査部が担当しておるわけでありますので、指定に基づいて過去三年の
生産費
調査を基礎にした場合の四十五年の推定
生産費というのはどうなっておるかというような点。
それからあと物価、賃金の問題についても、これは
生産費の中にも四十四年から四十五年度における上昇係数というものが当然出てくるわけでありますし、また
附録第二の費目の中においてもこの点は明らかにされるわけでありますが、
附録第二以外の点については、これは統計
調査部長から内容の
説明をお願いいたします。