○内海(清)
委員 この問題は本論でございませんからこの程度でおきますけれ
ども、いずれにいたしましても、早急に出入り口の整備ということと、さらに、こういった一般利用者の、高速
道路が延びますことは
希望もあるわけで、こういう料金値上げ等につきましても利用者にもできるだけ理解さすように啓蒙していただいて、早急に出入り口等の改良整備をやっていただいて、スムーズにまいりますように強く要望申し上げておきたいと思います。
いま
地方道路公社法案、
本州四国連絡橋公団法案、
道路整備緊急措置法等の一部改正がかかっておりますが、私に与えられました時間は大体一時間でございまするけれ
ども、きょうは本
会議もございまして時間もないようでございますので、私は主として本・四国の架橋公団問題について、いままでもいろいろ御
質問がありましたので、あるいは多少重複する点があるかもしれませんけれ
ども、私の疑問とするところをお伺い申し上げたいと思うのであります。
この中・四国の架橋問題につきましては、すでに御
承知のように、
建設省では
昭和三十四年からこの調査に入っており、さらに、国鉄は三十年ごろからこの調査に入っておるわけであります。そしていままで十
年間というような長い間、この問題に国としても取り組んでおる。ましてや地元の
関係地方公共団体等におきましては、真剣な態度で、非常にいわば今日政治問題化するまでに誘致運動が行なわれておったということであります。さらに、それに加えまして一昨年でございますか、いわゆる新
全国総合開発計画が設定されまして、これによりますると、
昭和六十年までには中・四国連絡
道路は三本必要である、こういうことが決定されておるのであります。これはもちろん、最新の技術を要しまするきわめて大きな
事業でございますから容易なことではないと思うのでありますが、今日まで十年以上それぞれの
立場でこれまで調査してまいりましたこの調査費のみでも、かなりの額になっておるようであります。おそらく
建設省関係あるいは国鉄
関係その他を入れますると六十億くらいになっておるのじゃなかろうか、さらに、地方自治体がいまの調査あるいは宣伝その他に使いましたものを入れますならば、優に七十億をこすのじゃないかといわれておるようでございます。これはまことに大きな金額でございまして、御
承知のように、若戸大橋が東洋一といわれたけれ
ども、これはわずかに五十一億程度でございます。私の地元に尾道大橋ができましたが、これなら四つ以上できるわけでございます。でありますから、私は、今日の段階で、これが直ちに架橋という段階にまだなかなかいかぬようでありますけれ
ども、できるだけ早く
建設省といたしましてはこれが建設に着手するということが、国家的
立場から見ましても、ましてや地方公共団体の今日の
立場から申しましても、きわめて緊要なことじゃないかと思うのであります。そういう
意味合いで考えてみますと、昨年末におきましても前
建設大臣の坪川さん、この時代にも秋にはすでにきまる、あるいは総選挙以前には決定されるというふうな段階であって、これまたそれぞれ
関係方面は
相当大騒ぎをした。しかし、それがきまらないで、今日この公団法というものが提出されたわけであります。
この公団法によりますると、目的としましては中・四国のいわゆる有料
道路の建設、それから鉄道の建設、さらにこの管理を総合的かつ効率的に行なう、これが目的になっておる。しかもその
業務としては有料
道路の新設であり、あるいは改築、
維持、修繕、その他の管理、鉄道の建設、管理というようなことが
業務になっておるのであります。ところが、いろいろ予算
委員会以来
質問がございまして、私それを承ってみますと、
大臣の御
答弁によりますと、この公団に対して技術開発公団的な性格を含めておるのじゃないか、こういうふうな気持ちがいたすのであります。その点はいかがでございますか。