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高橋参考人 ただいま
お話ございましたように、豊中インターチェンジ、三月上旬あたり
相当渋滞をいたしまして、たいへん御迷惑をおかけいたしたわけでございます。現在は円滑な流れのほうにだんだんなってまいりまして、安定いたしております。このときのことを、私も現地に参りまして見たのでございますが、あそこの豊中の
料金徴収所の施設でございますが、阪神の空港線と接続いたします関係で、従来
道路公団の
名神の建設当時の
料金所と、それから阪神
公団のほうが新しくできたわけでございますが、そちらの
料金徴収の場所と二カ所で徴収を別々にやっておったわけでございます。その間隔が三百メートル何がししか離れていないというようなところで、御利用になる方々が二回車をとめ、二回お金を出したり入れたりされなければいけないというふうなことで、いろいろ世論の御批判もございまして、私ども
公団といたしましても、阪神
公団のほうといろいろ御相談をいたしまして、これは一回停車していただいて、一回で
料金をいただいて走っていただくというふうにすべきであるというふうなことから、その中間のところに、最もいいような場所に一カ所
料金所を設置いたしまして、そうして合併徴収ということでやったわけでございます。これに対しては、機械の新しい
開発が必要でございました。一回だけの場合よりも機械そのものに時間がよけいにかかるというふうなこともございます。また、いままで私どもだ
けがやっておりましたところよりも、阪神のほうに寄ったほうへ出てまいったわけでございますが、一般
道路のほうへ出てしまわれる方は、従来でございますとずっと手前のところで私どものほうの
ゲートで
料金をお払いになれば、そのままもう出られるわけでございましたが、今度ずっと先まで行ってから初めてそこで
——一般
道路に出られる方も阪神のほうへ接続される方も、ずっと前へ進んで、そこで初めて分かれるというふうなことになりまして、上りと申しますか、
西宮、尼崎方面から入って出られる方、それから吹田方面から下っていって出られる方、これが
二つのランプウェーから出られまして、
西宮のほうから来られた方が一般
道路に出られますときに、一番左側のほうへ寄っていかなければなりません。それから吹田のほうから来られた方で阪神のほうへ行かれる方は、今度は逆に右のほうへ行く、そういったあやをなすような
状態がずっと先まで行きますもので、よけいにそういったことも初期のときにございました。これらに対しまして、これの誘導標識とかいうふうなことも、私も現地に参りましたのですが、十分でなかった点いろいろございまして、私も現地でいろいろ指揮をし、そういったものをそういう地点にはっきり立てて、よく御利用になる方がわかるようにしなきゃいけないというふうなことをそのときも現地でも言ったのでございますが、そういうふうなこともいろいろその後やりまして、現在は円滑な流れの方向に変ってまいってございます。
なお、豊中を必ずしも御利用にならなくてもいいような方々でも、万博の開会に合わせて大阪周辺のいろいろな
道路が突貫工事的に工事を進めておられまして、こういうふうなこともございまして、その関係の渋滞も一時あるいはあったんじゃなかろうかというふうに私には考えられます。その後十三へ四日以降、これらの
道路が非常にりっぱにそれぞれ供用を開始されまして、豊中をほんとうに御利用になる車が正規の方向へだんだん返ってきたというふうなこともございまして、現在は順調な流れの方向になって、私どもたいへん喜んでおるわけでございます。