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山中国務大臣 正確な数の点はもう少しお待ち願うことにしまして、医介補の
方々、医介補並びに歯科医介補と申し上げたほうが正確でしょう。それらの
方々の代表の方二十名ぐらいと、私、時間をつくってお会いをいたしました。
向こうのほうは、私たちの資格を暫定措置でもいいからもう少し認めてくれ、こういう
お話です。私としては、逆に現在国民健康保険の
沖繩への適用をどのような形態でできるか、離島も含めて非常な難問題である、
沖繩問題は、
財政力もさることながら、やはり医師の配置、あるいは診療所があっても医師がいないという無医島、無医地区というものの解決が、どうしても大きな阻害要因となって妨げておる、ですから、むしろ私
どものほうでは、何ら身分上の
心配はない、むしろ医介補が治療したために助かるべかりし者が死んでしまったという例も私としては聞いていない、その今日までの
貢献を感謝しつつ、今後もぜひ医療行政に
貢献をしてもらいたい、職務に精励してもらいたい、ただし注文がある、自分がこれから国会に法案を出して、医介補という介補制度を残すことの特例を御納得いただくにあたっては、どのように
沖繩の僻地、離島医療に
貢献しておられるか、だからこそ医介補というものは一ぺんに廃止できないのだという
説明が成り立つ状態に置かれてなければならぬ、ところが残念ながら、普通の開業医も大体潤沢におると思われる那覇あたりにまで医介補の
方々が開業しておられる、それさえもいじるなかれという気持ちではちょっと困ります。そこまで申し上げました。ですから、医介補の団体の
会議の中で私の提案を真剣に
検討していただいて、そうして、見ればまだ五十前後の方もおられるようだから、あなた方の中で相談をして、たとえば西表東部地区の診療所があって医師がないというところにおまえ三年間行ってこい、あるいはどの島にはおまえが行けということで、交代制でもいいから、医介補が無医地区なり何なり、
沖繩の健康保険を施行する際の大きなささえになってくれているという
実態を明確につくり上げてほしい。若干安易な点があることを私は配置図を示しまして皆さんに率直に訴えました。私たちも言われて痛いところがある、少なくとも大臣のそういうお気持ちであることを率直にぶつけられたことはたいへん幸いである、直ちに自分たちで相談をして、いやしくも診療所あって医師なしというようなところには、われわれ医介補が先頭に立って献身的に行くことを約束しますということを言ってもらいました。私も率直にものを言ってたいへんよかったと思っております。
数字が参りました。医介補が五十六名で、歯科医介補が十九名でございます。