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衆議院議員(
谷垣專一君)
小野さんから実はたいへん御親切な
質問をいただきまして、(「皮肉を言うな」と呼ぶ者あり)皮肉じゃありません。御親切な
質問を受けまして、私はいい機会を与えていただいたと思っております。私たちがここでいろいろ申し上げておりますことは、おまえが黙っておれば、世間には何かやましいことがあったり、あるいは不法なことがあったりしておるから、口をぬぐうて、そうして黙っておるのだろう、そういうことではたいへんおまえたちのほうも都合が悪かろうからしやべったらどうだ、こういう
お話でございますので、私はたいへん御親切な場を与えていただいたと実は思っておるのです。決して私たちはあの採決なりなんなりが不法であったとかなんとかということは毛頭考えておりません。それであればこそ、ああして
衆議院で可決をして、そうしてこちらのほうに御送付をいただいておるのである、私はかように考えております。できれば、私がきのう、おとといといろいろ申し上げましたように、一切
お話を申し上げ、そうしてやるのが一番いい方法であろうかと思いますが、昨日来のだんだん
お話を承っておりまして、これは両方の議院のそれぞれの独立性という問題に
関係の非常に深い、そういう問題についての御
質問にだんだんとその問題が触れてきております。したがいまして、私もいささかおしゃべりで、少し余分なことをしゃべったなあという気にだんだんとなったわけでございます。これはやはり
両院のそれぞれの
審議を尊重していくという立場で議論をしていかなきゃならぬと、こういうふうに思いましたので、それで私は、
資料であそこに
出席した人員の氏名を出せという
お話に対しまして、ひとつ出しましょうと言っておりましたのを、これはごかんべんを願いたいと言って申し上げたわけであります。私は、確かに
修正案を提案いたしました者としてここに呼ばれております。したがって
修正部分に関して以外のことをあまりしゃべるということは、いささか冗舌に過ぎたと考えておるわけであります。決して私は、昨日、私が提案理由の
説明という形で参っておるから、それで私のほうの
委員長を呼び出してくれという言い方は私はしておらぬはずであります。決してそういうところまで触れて私は申し上げておったわけではございません。これは調べていただければわかることでございますけれ
ども、ただ私の立場として、私は提案理由
説明者として参ったのでございまするから、したがってその
範囲の御
答弁しかできないということを御了承願いたいと、こう申し上げたわけでございます。私は決して皮肉で申し上げているわけではございませんので、
小野さんが、この際にひとつはっきりしておかぬと、何だか黙っておって、何かやましいことがあって黙っておるという誤解を与えてはいかぬからという
意味の先ほど
お話がございましたが、これはたいへんありがたく存じております。きのう、私がああしてあとで前の
ことばを取り消したようなかっこうになりましたことにつきましては、私が十分そこまで考えずに、前もって
お答えしたことが誤りであった、これはたいへん申しわけなかったと、いままた重ねておわびを申し上げる次第でございます。御了承を願いたいと思うのであります。