○
三木(喜)
委員 河本大臣と私の
考えとがちょっと話がかみ合っていないのです。なるほど、
都市における
ところの難
視聴をひとつ解消しようという基盤があります。それからまた、いなかにおいても難
視聴の
ところはありますね。いなかの場合はどういう
対策をとってみたって一%ほどの
ところはこれに対して解消することはできない
ところに家が立っておる。谷間のような
ところですね。これを全部
サービスせいといったって無理な話です。そういう
ところで、やはり
自分の
責任においてある程度線を引かねばならぬと思うのです。山のほうから線を引く、こういうようないなかと町の
関係はそこでさい然としております。今後
都市における
ところの難
視聴、
ブランケットエリアというものが全部日本全体が問題になってくるのです。そのときに難
視聴というその立場からだけでこの問題に対処するのでなくて、将来これがツーウエーで利用できるデータ通信だとか、あるいは情報的な産業的な
意味合いを持ってくるだろうと思うのです。そのときにどの回線を使うか。こういう
公益法人の――
公益法人といっても
一つの私
企業みたいになってしまいます。こういうことにまかしておいていいのかというような将来の展望に立ったときに、国はこれに対して費用をどうするかということをお伺いしておるわけです。だから、あなたがいまおっしゃるのは、現在の
ところはありません。現在の
ところはないですよ。
新宿でやっておる、あるいは伊豆でやっておる。これから
自主放送をやって、おかしなものが
放送されたら困るじゃないか、こういう
NHKあるいは
民放あたりからのもの言いがついておる。そのもの言いがついておることにこたえておるだけです、この
法律案は。それなら
規制しましょう。ここをこう
規制していく、そういう立場に立っておられるから、現在の
ところはありませんけれ
ども、私の申し上げるのは、将来の展望に立ったきに国の
責任というものは当然出てくるじゃないか、こういう
考え方であります。
それからもう
一つ私はけしからぬと思うことは、まあけしからぬじゃなくて、
新宿の場合ですね。実際私は行って見てきたのですが、
経費の大部分は、あの辺にずっと壁をつくっておる
ところの
ビルから
寄付をしてもらっておる。
ところがいまおっしゃったように、これが完全に私
たちが難
視聴の
原因であるかどうかということについてもお互いに疑問を持っておる。しかし、それが建ったために非常に見にくくなったということも、これは
原因としてあるだろうという
ところで
寄付をしておるのですよ。八対二くらいの割合で
寄付をしておるのですよ。八割くらいがそれらの
寄付によっておる、こういうように私は聞いておるわけなんです。そうすると私は、当然そういう金融
会社から
資本金を出させるのでなくて、むしろそういう大
企業、そういう何階以上の
ビルを建てたというような
ところが、それについて私の
責任ではありませんとは言いながら、多少の
責任はあると思うのです。そういう
ところが関与するというのならば
公益法人的な
意味合いは私はあると思うのです。
金融界から入ってもらうということは、将来何千億というようなことになったときには困るから、それならもう資金的に
金融界におんぶするということが将来は目に見えておるということです。それなら
金融界というものは
もうけのない
ところには金を出さぬと私は思うのです。そうすると、勢いそういうことがはっきりわかってくる、何のためにやるかという目的がはっきりしてくる。これでは困るということを申し上げておるわけです。ひとつ、
責任を感じてください、いまの
ところやっておらぬとおっしゃらないで。あなたの
大臣のときにはこの問題はそこまで発展せぬでしょう。しかしながら一国の
大臣ということなら、将来の
ビジョン、展望を持ってもらわなければ私は困ると思う。こういうぐあいに発展するとあなたもおっしゃったのですからそれで申し上げておるので、現在の
ところない、こういうことでなくて、やはりだれが
責任者かということがはっきりせぬためにこういうことが起こってきている。そうすると、この
法律案はただ
規制だけに終わったという
法律案になってしまって、血の通うたあたたかい配慮が背景にない
法律案ということになってくると、これは
一つの
規制法である、あるいは言論統制の
一つの糸口になるかもわからぬ、こういう疑問が出てくる。そういう
ところまでは私は申し上げませんけれ
ども、
大臣、これについて、そんなばかなことがあるかい、それならこうだというお
考えがあるならひとつ聞かしていただきたいと思うのですが、なければその次に進みたいと思います。