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志賀参考人 御
説明いたします。
四十一年度から四十二年度に繰り越しました
建設工事につきましては、ただいまお話しのとおり約四十五億分でございまして、四十四億八千二百万にのぼっております。ただ、この
内容といたしましては、まず高松ほかの
テレビジョン局の
建設工事が七億七百万ございまして、これは
総合におきましては二十五局分、
教育におきましては三十四局分の残工事がそれぞれ翌年度に繰り越しになっております。これらにつきましては、いずれも翌年度中に、高松、西讃岐、日和佐等を除きましては全部完了をいたしております。なお、高松等につきましては、御案内のとおりに四十三年度になりましてから郵政省からの免許がございましてすでに工事を完了いたしたわけでございます。
それからFMの工事につきましては、北檜山ほか二十三局につきまして年度末までに工事が全部完成いたしません分が二億六千四百万繰り越しになっております。これも四十二年度に入りましてから全部上半期中に完了いたしております。
それから
大阪の大電力の工事が六億九千四百万繰り越しになっております。これは
土地の入手その他に非常に手間どりました
関係から、四十一年度におきましてはそこまで工事が進みませんでした
関係で四十一年度に繰り越しになっておりますが、これも四十二年度から具体的に着工いたしまして、四十三年度の三月に一切の工事を全部完了いたしております。
それから長崎市ほかの演奏所
関係の工事といたしまして当時十一局ばかり着工いたしておりましたが、この中から三億一千九百万だけ工事の未了分がございました。これはそれぞれ四十二年に入りましてから大部分が完了いたしておりまして、一部四十三年度にまたがりまして、姫路が四十三年度に工事を完了したというケースになっております。
さらに、東京の愛宕山にございます
放送文化研究所につきまして建てかえを実施いたしましたが、この分につきましては、四十一年度から四十二年度に九千九百万の
予算の繰り越しをいたしてございます。これは設計、仕様等に多少手間どりまして、着工が四十一年度に相当おくれまして年度の後半になりました
関係から四十一年度中には完了いたしませんで四十二年度に繰り越しをいたしたものでございます。これも四十三年の七月に全部完了いたしております。
それからなお、
金額の大きなものといたしまして、この四十五億の約過半に当たります二十三億につきましては放送センターの第二期工事の
関係の分でございます。これが四十一年度から四十二年度に繰り越しましたものが二十三億ございましたが、当時
予定をいたしておりましたが、なおセンターの第二期工事につきましては、その規模
内容等につきまして十分な再検討をする必要がございまして着工が多少おくれました
関係から、この年には相当大きくずれたのが原因でございます。なお、放送センターの第二期工事につきましては、四十三年、昨年の七月にこれらの四十一年からの繰り越しの分も含めまして一切の工事を完了いたしております。
以上が当時の繰り越しの
内容でございます。