○加藤(清)
委員 私は、ただいまの同僚議員の
質問並びにきのう行ないました私の
質問の結末をつけたいと思います。本日的結末です。したがって、本日は
通産大臣、商工
委員長両氏に御提案を申し上げます。
内容は、白米友好
通商、特に
繊維、
自動車問題を円満に
解決するために
専門家の議員団を派遣されんことを要請いたします。時期は休会中、佐藤
総理が訪米をなさる以前がよろしいかと存じますが、ないしは同時並行でもこれはかまわないと存じます。したがって、本件をぜひひとつ通産省におかれましても、当商工
委員会におかれましても、とくと御
検討を願って、でき得るならば早期実現方に御努力を願いたいと存じます。
理由を簡単に申し上げます。
アメリカ国ではこの
繊維に関しましては、もはや
委員会の問題だけではなくて、大統領の選挙にかかわる問題になっております。ケネディさんのときも選挙公約でこれが行なわれました。またニクソンさんもしかりでございます。
繊維業界のいずれに帰趨するかによって大統領の当落がきまるというほど重要な問題でございます。しかるがゆえに、
アメリカ国においては政界、官界、
業界、これが三位一体となって運動を継続しております。したがいまして、このことは今日終わるとかあす終わるという問題ではございません。将来もなお引き続いて行なわれるでございましょう。各議員が先頭に立って議員立法をいたしております。この間の日米経済
会議以後におきましてもさようでございますが、
アメリカの関係学者が
アメリカの
政府の代表となって
日本へ参りまして、
日本の関係者に対して
アメリカの
態度への理解を深めるためのそれぞれの行動、講演、
会議等を行なっておられます。これはもはや経済問題ではございません。政治問題でございます。また、
アメリカ側も本件のために
アメリカにミッションを
日本が送ることを歓迎しております。議員さんもぜひどうぞと、こういう歓迎ぶりでございます。したがって、ぜひ私の提案を実現されるようお願いしたいと存じます。
わが方のこれに対する
対応策をながめてみましてもさようでございますが、すでに関係財界の代表がミッションとして谷口さんを団長として送られて相当の効果をあげておられます。やがて数日後に
高橋ミッションが送られます。ガバメントオフィスのエキスパートということでございます。二国間の日米経済
会議が先般行なわれたことは御案内のとおりです。今度は政治家すなわち議員がかの地へ行く番だと思います。去年私はこれを予算
委員会で提案いたしました。その結果、予算
委員長はごもっともなことであるというので取り上げられまして、さしあたって、初め自民党のみでこれを構成してそれをテストケースとして実行に移しましょうということで、福田一さきの
通産大臣が代表となってかの地に行かれたことは御案内のとおりでございます。これも相当の効果をあげて帰られました。今後商工
委員会においては、十月半ばを目途として国内に国政
調査のために
委員派遣が行なわれると思います。おりまことにいいと思います。一歩足を伸ばして
アメリカまで行くということは、時間的にいったらそうたいして変わりはございません。したがってこの商工
委員会でもよし、予算
委員のメンバーでもよし、いずれでもけっこうでございますが、日米友好
通商を一そう友好裏に拡大しようとするところの同志が相寄り相集まってかの地におもむけば、必ずフルブライト外交
委員長をはじめ関係パストーレ
委員等々も歓迎してくれることは過去の実績によって明らかでございます。したがってぜひこれを実現されますよう、通産省
当局におかれましても、商工
委員会におかれましても、早急に御
検討いただきまして、それがやがて日米友好のきずなとなり、日米
貿易拡大の基礎と相なりますならば、私
どものもって瞑すべき幸いであると存じます。
以上でございます。
大臣並びに
委員長の答弁を求めます。