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千葉(佳)
委員 それは二年六カ月ということを言ったからそこにこだわって、そこだけをお話しになったんだと思うのですけれ
ども、その一〇%おろしたという、それを新たなる産業界の協力という
一言だけでは、私
どもとしてはどうしても納得いかない。これは先ほ
ども言いましたように、いずれも過去の
実績を見ながら修正するんだったら、私もこれは百歩譲ってそれで修正されることにやぶさかじゃないし、それはいいと思うのです。先ほどから言っておりますのは、これから先の話で、あるときは九五%、あるときは八五%、こういうふうに一〇%もおろしたということです。しかも一〇%といいますと、現在
滞貨約七十万件といたしますと七万件ですか、七万件をかりに一人当たりの
処理能力三百件といたしましたならば、一体何人の
審査官の補充をするか、非常に膨大な誤差になると思いますが、そういう誤差の出るものを平然として、こういうふうにして
予測見積もりの
数字を変えるというのは、先ほ
ども言いましたように、
出願動向の推定が四%になったり四・五%になったり、私から言わせればでたらめだ。同時に、今度の将来の
滞貨分の推定でさえも九五%になったり八五%になったり非常にでたらめではないか。科学的な
根拠を欠いているというふうな印象を強く受けるわけですが、新たなる産業界の
動向などという、そういう抽象的なことではなく——それだけでは私も質問をやめて引っ込むわけにいかぬのです。一〇%のもう少し具体的な
根拠というか積算の基礎というものをもらわなければどうしても引っ込むわけにはいかないのですが、どうですか。
〔
浦野委員長代理退席、
委員長着席〕