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山本(政)
委員 私が申し上げたいのは、
所得比例制というものは
任意加入だというところに、あなた方はやはりこれが認められれば云々ということを
お話しになるけれども、私はどうもその辺にまやかしがあるのではないかという気がするわけです。と申し上げますのは、
夫婦二万円
年金ということをいまおっしゃっておる、おっしゃっておるけれども、
現実には、
初年度は、
つまり四十五年ですか、三割、三割だということになれば、残りの七割の
人たちは、これはもちろんあなた方の
PRが徹底すれば漸次ふえていくかもわからないけれども、しかし、ともかくもあなた方がおっしゃっておる
夫婦二万円ということには
つまりならぬわけでしょう。そういう
意味で
夫婦二万円
制度ができるということを
制度として
考えた場合に、一般の
人たちが受ける印象というのは、この
法律が通ったら四十五年度から二万円もらえるんだという、そういう錯覚を起こしますよ、
現実には。
任意加入した場合には二万円になりますということをもっとあなた方がわかりやすく話さないと。正確にいえば、
夫婦一万六千円の
国民年金だというほうがむしろ正しいと思うのですよ。その辺、あなた方が、何か
政府の政策が
国民の福祉にたいへん貢献をしているかのごとくおっしゃっていることについて、どうも納得がいかぬわけです。
夫婦一万六千円
年金だということになれば、これは話が通ると思うのですよ。だけれども、二万円
年金があすからでもできるように
国民に感じさせることは、どうも納得できないのです。もっと正確に事家を伝えるべきだと思うのですけれども、同時にいま申し上げたように、
伊部さんのことばをそのまま受け取るとして、
月収四万円以下の人についての対策は、今後一体どうするつもりなのか、そのことについて、
大臣のお
考えをあわせてお伺いしたいのです。