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1968-12-13 第60回国会 衆議院 文教委員会 第1号 公式Web版

  1. 会議録情報

    国会召集日昭和四十三年十二月十日)(火曜日) (午前零時現在)における本委員は、次の通りであ る。   委員長 高見 三郎君    理事 河野 洋平君 理事 谷川 和穗君    理事 西岡 武夫君 理事 小林 信一君    理事 長谷川正三君 理事 鈴木  一君       小川 平二君    稻葉  修君       久野 忠治君    久保田円次君       周東 英雄君    鈴木 善幸君       高橋 英吉君    竹下  登君       中村庸一郎君    広川シズエ君       藤波 孝生君    水田三喜男君       渡辺  肇君    加藤 勘十君       唐橋  東君    川村 継義君       小松  幹君    斉藤 正男君       原   茂君    山崎 始男君       永江 一夫君    有島 重武君       矢野 絢也君 ————————————————————— 昭和四十三年十二月十三日(金曜日)委員会にお いて、次の通り小委員及び小委員長選任した。  文化財保護に関する小委員       小川 平二君    久保田円次君       河野 洋平君    谷川 和穗君       中村庸一郎君    西岡 武夫君       小林 信一君    斉藤 正男君       長谷川正三君    鈴木  一君       有島 重武君  文化財保護に関する小委員長 中村庸一郎————————————————————— 昭和四十三年十二月十三日(金曜日)    午後二時四十七分開議  出席委員   委員長 高見 三郎君    理事 河野 洋平君 理事 谷川 和穗君    理事 西岡 武夫君 理事 小林 信一君    理事 長谷川正三君 理事 鈴木  一君       稻葉  修君    久野 忠治君       高橋 英吉君    竹下  登君       渡辺  肇君    加藤 勘十君       唐橋  東君    川村 継義君       斉藤 正男君    麻生 良方君       有島 重武君    石田幸四郎君  出席国務大臣         文 部 大 臣 坂田 道太君  出席政府委員         文部政務次官  久保田藤麿君         文部大臣官房長 岩間英太郎君         文部省大学学術         局長      宮地  茂君  委員外出席者         専  門  員 田中  彰君     ————————————— 十二月十二日  委員矢野絢也君辞任につき、その補欠として石  田幸四郎君が議長指名委員選任された。 同月十三日  委員永江一夫辞任につき、その補欠として麻  生良方君が議長指名委員選任された。 同日  委員麻生良方辞任につき、その補欠として永  江一夫君が議長指名委員選任された。     ————————————— 本日の会議に付した案件  国政調査承認要求に関する件  小委員会設置並びに小委員及び小委員長選任の  件  文教行政基本施策に関する件      ————◇—————
  2. 高見三郎

    高見委員長 これより会議を開きます。  国政調査承認要求に関する件についておはかりいたします。  一、文教行政基本施策に関する事項  二、学校教育に関する事項  三、社会教育に関する事項  四、体育に関する事項  五、学術研究及び宗教に関する事項  六、国際文化交流に関する事項  七、文化財保護に関する事項 以上各事項について、その実情を調査し、対策を樹立するため、小委員会設置、関係各方面よりの説明聴取及び資料の要求等の方法により、本会期中に国政に関する調査を行ないたいと存じます。  つきましては、衆議院規則第九十四条により議長承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 高見三郎

    高見委員長 御異議なしと認め、さよう決しました。
  4. 高見三郎

    高見委員長 この際、小委員会設置に関する件についておはかりいたします。  理事各位と協議の結果、文化財保護に関する調査のため、小委員十一名よりなる文化財保護に関する小委員会設置いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 高見三郎

    高見委員長 御異議なしと認め、さよう決しました。  なお、小委員及び小委員長選任につきましては、委員長より指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 高見三郎

    高見委員長 御異議なしと認め、小委員に       小川 平二君    久保田円次君       河野 洋平君    谷川 和穗君       中村庸一郎君    西岡 武夫君       小林 信一君    斉藤 正男君       長谷川正三君    鈴木  一君       有島 重武君 以上十一名の方々を指名いたします。  なお、小委員長には中村庸一郎君を指名いたします。  なお、小委員及び小委員長辞任の許可、小委員及び小委員長辞任に件う補欠選任、並びに小委員会において参考人より意見を聴取する必要が生じました場合の、その期日、人選その他所要の手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 高見三郎

    高見委員長 御異議なしと認め、さよう決しました。      ————◇—————
  8. 高見三郎

    高見委員長 文教行政基本施策に関する件について調査を進めます。  この際、文部大臣及び文部政務次官から発言を求められております。順次これを許します。文部大臣坂田道太君。
  9. 坂田道太

    坂田国務大臣 私は、大学問題等重要な問題の解決を迫られているこの時期に、文部大臣の重責をになうこととなり、身の引き締まる思いがいたすのであります。この上は、文教委員各位の御協力を得まして、今日までの実績の上に新たな発展をはかるよう最善の努力をいたす所存であります。  今後の学校教育の総合的な拡充整備のための基本的施策につきましては、現在、中央教育審議会検討を願っており、また、社会教育審議会においても、急激な社会構造の変化に対応する社会教育あり方について検討中であります。これらの課題は、長期的視野に立って慎重に研究を進めてまいらなければならないと考えております。このようなじみちな検討努力を重ねながら、当面解決すべき文教行政上の諸課題につきましても、常にそれぞれの問題の本質を見きわめ、着実に施策を進めてまいりたいと考えておりますが、特にこの機会に、大学問題について日ごろ考えておりますことの一端を申し述べまして、各位の御理解と御協力を得たいと存じます。  最近、一部の大学において紛争が生じ、大学当局努力にもかかわらず、いよいよ深刻な様相を呈し、一部学生の行動は、学外にあっては、社会秩序を乱し、公共施設を破壊し、ときには市民生活に損害を加え、社会不安をすら招くに至っており、また、学内にあっては、本来理性の場であるべき学園が、暴力のために正常な機能を阻害され、大学本来の使命である教育研究の場にふさわしい雰囲気は失われ、新入生の受け入れすら危ぶまれ、大学に寄せる国民の期待と信頼がそこなわれようとしていることは、まことに憂慮にたえないところでございます。文教行政を担当する者として、その責任を痛感するものであります。  もとより大学自治は、本来、大学における学問の自由のために認められてきたものであり、理由のいかんにかかわらず、法を無視し、秩序を破壊する暴力行為は、学問の自由と大学自治を否定し、民主主義の基盤をそこなう反社会的行為として、容認すべきものでないことは言うまでもありません。  このような大学の混乱した事態のよって来たるところは、広く現代社会における諸般の問題とも深い関連があると思われますが、大学における教育及び管理運営等大学あり方について、社会の変動と大学質量両面にわたる変貌に即応して検討すべき多くの問題があることを率直に認めなければならないと考えております。  現在、われわれが当面している学生問題や大学あり方に関する課題は、ひとりわが国だけの問題ではなく、欧米諸国にも通ずる課題であり、各国それぞれの伝統と現実の中で問題解決のために努力しているところであります。  今日見られるような大学紛争解決し、大学運営を正常に復して大学使命を果たすためには、種々の方策が講ぜられなければなりませんが、何よりもまず大学自体のくふうと努力にまつべきものであると考えます。しかし、同時に文教行政を担当する私といたしましては、大学当局の手による努力を支援するため、当面の問題のみでなく、長期的視野に立って国民大学としてあるべき姿を検討し、改善してまいりたいと考えております。  以上、当面する大学問題を中心として日ごろ感じていることを述べたのでありますが、文教委員各位におかれましても、何とぞ格別の御指導と御協力を賜わりますことをお願い申し上げまして、就任のごあいさつといたします。(拍手
  10. 高見三郎

  11. 久保田藤麿

    久保田政府委員 このたび、ほんとうにはからずも文部政務次官を拝命いたしました。  私、教育のことは生涯の仕事と心得てはおりますが、皆さんと格別のお親しみをいただいておることをたよりに、一生懸命やらしていただこうと思います。どうかよろしく御鞭撻をお願いいたします。よろしくお願いいたします。(拍手
  12. 高見三郎

    高見委員長 次回は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。     午後二時五十五分散会