○
北村暢君 だから、そういう
F4Eを使うというと、採用するとあれですよ、攻撃的な
装備のできる性格のものがあるんですよ。
爆撃もやらない、
ブルパップも使わない、攻撃的性格、これはあなた方何ぼ弁解してみたところで、国際的に
F4Eを使えば、これは攻撃的な性格は非常に強い
性能を持ったものを採用したということになる、これは常識でしょう。それであなた他国に脅威を与えないというのですが、それはあなたどうやって与えないということを立証できるんですか。これはこういうものを採用したということによって、私は、行動半径からいったって、
爆弾積んで、これはあれでしょう、F86Fは、あなたは、行動半径三百五十キロ以内だから、これは問題ないと言ったけれ
ども、これは七百キロ以上行きますよ。もっと軽くしていけば千五百キロまで行動半径とれますよ。そういう
性能を持った飛行機、
戦闘機でしょう。だからこれは明らかに私は、いま攻撃的性格のものだから、これはつけないんだとおっしゃるけれ
ども、あらゆる場面を想定して、というのは、先ほど言ったように、上陸をしてきた場合に地上軍に対しての戦闘をやるんだといっているんでしょう。そのときには、この
ブルパップというのは、戦車なり装甲車なり、こういう固定した目標に対する攻撃にはもう非常な威力を発揮してくるんですよね。そういうものなんでしょう。そういうものを想定してあなた方は訓練しておくといったら、こういうものを当然載っけなくちゃ合わないし、先ほどF86Fでもって
爆撃の訓練をやっている、訓練をやっているわけでしょう。しかしF86Fは、104には
爆撃機の
装置はしないんだというけれ
ども、F86Fというのは一体いつまで続くんですか。今度の四次防の中間くらいでなくなる、いまもう
性能悪くて使いものにならなくなって、損耗率が激しいということが
新聞で伝えられています。そうすると、もう四十六年か七年か八年くらいに、もうF86Fはなくなるんですよ、これ。なくなったらあなた、次に104に
爆撃機の
装置をしないわけにはいかない、今度は訓練できないですよ。当然これはあなたそういう訓練やるということになれば、訓練はやっているけれ
ども、その兵器は積まないんですということは、それは詭弁ですよ、そんなこと言ったって。だから攻撃的な性格というものは非常に強くなってくる、これは。だから私は攻撃的性格が強くなくていいんだったならば、ADCの
機種、これは
アメリカで優秀なものがあるわけなんです。なぜそれを使わないんですか。
防衛的だというならば、なぜ
F104の
戦術戦闘機に
FXというものを考えなければならないのか。優秀な
性能の迎撃機というのがあるのですよ、マッハ三くらい出る、スピードの出るすばらしいものがあるのです。なぜそれ使わないのです。迎撃専門だったらば、何も
戦術戦闘機使わなくてもいいじゃないですか。マッハ三というものは、今後開発する
可能性というものはある。そういう点からいってこれは納得いたしませんよ。
時間がきましたから要点を
質問いたしますけれ
ども、価格の問題、それから
機数の問題、大体六十機くらい第一
段階として想定しているというのが伝えられております。E104は約四億ちょっとでしょう、機体だけ四億。これは機体だけで十六億、
装備入れれば十九億、いままでとこれはもう格段に価格が違いましょう。そして先ほど言いましたように、F86F、これの損耗率が、損耗度が非常に激しい、いま
調査されている二次防なりの計画変更しなければならないというようになってきている。それは104でもって補うのですか、
FXで補うのですか、どういうような構想を持っておられますか。こういう価格の面からいって、
F104の体制で、現状維持という形で、さらに防空体制を強化していくという場合、価格面からいってばく大な問題になってくる。財政硬直化が
自衛隊から出てくるという結果が私は出てくるのではないかと感じる。そういう意味において、
機数が一体どういう計画でやられるつもりか。
それからもう
一つは、いまのこのF86Fの損耗度の問題、すでにF86Dは、これは今年度をもって
用途廃棄するという方向にいっているでしょう。これが四スコードロン持っているわけでしょう。これがもう今年度でなくなる、するとF86F、これが損耗してくるとなると、これは急速に補わなければならない問題で、それは一体三次防の計画でいけるという自信がおありになるのかどうか、この点をひとつお
伺いしておきたい。